久しぶりのブログ。
最近はスポーツも書いていない。忙しいかったし、ブログに向かう気持ちが湧いてこなかった。
しかし、ある人物からのリクエストに応えて、野球の記事を書いてみたい。
さて、先日のWBC準決勝で起こったダブルスチールの走塁ミス。
当然ながらいろんなところで喧々諤々の議論が出ている。
3-0で負けていた8回、1点を返し、さらにヒットが続き1、2塁でバッターが4番。
ここでダブルスチールのサイン。でも、2塁走者が盗塁の停止をした。しかし1塁走者は2塁へ猛然と走り出しており、停止したことを知らなかったために、2塁手前でストップすることに。
ここで1塁ランナーがアウトになり、反撃の勢いが一気に消えた。
ここで、テレビを見ていた私の感想。
なぜここで走る?というもの。
というか、この試合以前から常に感じていた違和感。
それは「スモールベースボール」を標榜しているはずの監督がいつまでたってもそういう野球を披露しない、というもの。
一点をとるための動きをしない。試合前半はまるでなんの策も呈さず、選手の自主性に任せたかのような試合運び。送りバントもしないし盗塁もない。ヒットエンドランもなければ、なんら見るところがない試合ばかり。
先は暗いと思っていたが、それでもアメリカまで行けた。そこが驚きだった。
であの場面。今では選手の声やコーチの声でどういうサインが出てたのかがわかっている。
盗塁のサインが出ていた。でも、行けるタイミングで行け。というサインだったらしい。ここが大事。
行けるなら行け、というサインもある。これは絶対に盗塁をしろ、ではなくってあくまで選手が無理と判断したら走らなくともいい。
しかし今回は、盗塁することは決定事項だった。盗塁はしなければならない。でも、走るタイミングは自由。という。選手からすればとてつもなく難しいサイン。なぜなら、ランナーが複数存在する場合、前のランナーは自由度が高いのでまだ楽だが、後ろのランナーはほとんど自由はない。前のランナーが走ったら行く。でも自分のタイミングの中で行ける、と思っても前のランナーが走っていなければ走れない。
だから、内川は前のランナーの動きのみを見ていた。走り出すかどうか、を。
普通、こういうサインは複数のランナーがいるときには出さない。というか出せないと言ったほうが正しい。失敗するリスクが高すぎるから。
今回のようなミスにつながりやすい。
ここで、なぜギャンブルをする必要があったか?それこそが疑問に感じる。
ベンチのコメントを読むと、キャッチャーは強肩だが、ピッチャーはモーションが大きいので成功する確率はあった。バッターの阿部に期待はしていたが、よりチャンスを広めるには盗塁も選択肢にあった。という感じ。
ものすごいアバウトな作戦。
試合終盤で、ようやくチャンスができて1点返した。チームのムードが高まっている。打席に4番がいる。
ここで私の想像。
ベンチは怖かったんだと思う。ランナーが1、2塁。バッター阿部は足の遅い選手。相手のセカンドの守備が上手い。左バッターの打球はセカンド方向に行きやすい。うまい守備に足の遅いランナー。ダブルプレーで終わり。というイメージができる。それなら、盗塁でも仕掛けておくか、という感じ。
キャッチャーが強肩。だから走れないという先入観は相手も持ってるはず。ならスキはある。
こういう感じでサインが出た。
サインを出すなら、ベンチが腹を決め、ここで絶対に走れ、と指示すべきだった。絶対に成功させなければならない場面。ベンチの頭脳を総動員させて、このカウントなら変化球を投げる、という確信を持って始めて使えるサイン。
そこまでのスカウティングをこのチームは行ったのか、を明らかにすべき。
内川は必死だったろう。あのキャッチャーの肩を知っていれば、完璧なタイミングでもアウトになる可能性の方が高い、と考える。映像をみれば、離塁が大きいだけでもキャッチャーからの牽制でアウトになる。行くしかない、のだ。
スモールベースボールの準備をしていないチームが最後のところでスモールベースボールもどきを行って失敗した。というところだろう。
こんなベンチワークでも準決勝まで進んだ選手たちはすごいと思う。正直私は第2Rまで行けばラッキーだと思った。
統一球にしたのに、なぜかWBCの試合球とまるで違って投手は苦労した。
統一球ってWBCなど世界大会のために選手に負担がないように普段からなれておきましょうと使うようにしたボールじゃないのか?
また練習試合でもWBC公認のボールではなく統一球で試合をした。
意味がわからない。これでなんの練習?
監督人事もいつまでたっても現役監督にこだわり、全員に断られた。
でも、王さんから頼めば引き受けるはず、など甘い見通しでソフトバンクの秋山監督を狙うが拒絶される。
原監督も、前回で終わりですと断る。
最後に残ったのが、すでに現場を離れてかなり時間が経った過去の人。セ・リーグしか知らず、選手の特徴も知らないような監督。
こんな環境で世界大会にって時点で、そこまで期待はできなかった。
練習試合をみて、それが確信となった。
試合は面白かったが、でも阿部が活躍できなかったのは阿部に責任をかぶせすぎだ。
世界大会で、4番を打ち、キャッチャーで相手打者の読みを探り、そしてベンチ全体を見て選手全員に気配りをし、メディア対応もしなければならない。
これで普通にヒットを、など可愛そうだろう。
前のWBCではキャッチャーの矢野がブルペン専属の感じで動いた。ベテランの選手をそういう使い方をした。今回、ベテランが少なかった。中日の谷繁を、ピッチャーも上原のような経験のある選手を呼べば、と思ったものだが、そういう意識がベンチになかった。
だから、負けたとき、仕方ないと思った。無理だったんだと。
日本の野球機構に問題が多く有り、使えないコミッショナーという役職を改善しない限り、こういう無茶なことが何度も起こるだろう。
名誉職的なコミッショナーを改めて、野球が好きでもっといいものに変えたい、という熱意のある人材を起用し、複数年のプランを作って世界大会へ動き出すしかない。
代表の試合を見て、野球は面白いと思った。
こういう世界との戦いをコンスタントに行い、そこから普段のペナントを盛り立てていければ、と思った。
野球も変わっていくべきだろう。