また総理大臣に権限を与えれば、すべてが解決するかのような考えですね。
野田総理が原発再稼働を視野に入れて、そこで事故などが起きた場合に総理が指揮権をもち、それで対応することを明記すれば、事故が起こっても対応が素早くなる、という考えのもとに対策を作るという。
しかし、地震発生後、あれだけ混乱したのは、時の総理大臣にまったくもって指揮能力がなかったためである。
そのくせにプライドだけが高く、自分を通り抜けて話が進むことに対してまったく認めなかった。
「わたしに意見を聞け」という姿勢だった。だから閣僚も専門家もすべて彼に話を伝え、そこから彼の意見を取り入れて対策を作らねばならなかった。
官僚は総理大臣に丸投げで、決定権を行使したがる総理大臣は情報がない、と官僚に怒鳴り散らした。
さて、事故発生においてこんな人物が総理の座にいた場合、指揮権を与えていいのだろうか?
わたしは怖いのでやめていただきたい。
本来、最高指揮官と言われる方は、全能の神ではないので、知識のある専門家に対して、全権を与えるので事故終息に向けて活動してください、と言えばいいのだ。
一番能力のある人間を集め、知恵を出し合い、困難を乗り越える。
そのために全権を持つ総理は指揮者のようにタクトを振るうのだ。
わたしが指示をするのは、わたしが全責任を負うためであり、その責任からは逃げない。と宣言すればいい。
知ったかぶりをさせるために総理大臣に指揮権を与えてはいけない。
そういう常識的な考えを政治家はどこまで理解しているのだろうか?
民主党の歴代総理を見ると甚だ心もとないところである。