龍馬を超えた男小松帯刀/原口 泉
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エッセイ風になっていて読みやすかった


これまで余りメジャーではなかった小松帯刀の成し遂げた業績

をあげながら坂本龍馬の手紙など書簡にふれつつ

彼の性格・いかに龍馬や慶喜・朝廷から頼りにされていたのかということがよくわかる



子供の頃から頭がよく・・・しかしながら両親からの愛情はあまり注がれずに育った幼少時代

その時代があったからこそ両親に好かれるべく更に一層勉学に励んだ帯刀は

見事に幕末の動乱期、その能力をいたるところで発揮

イギリスやフランス領事との交渉もさることながら

人脈が広い!

下級武士の中にはいり身分の上下を差別せず色々な人の意見をきくことが出来た

という珍しい人物ゆえだったのだろう


彼が成し遂げた大きな仕事として「大政奉還」の事が書かれている

彼は無血で物事を解決したかったそうだが

「大政奉還」後「王政復古の大号令」があり戊辰戦争へと進んでしまう


これまでワタクシが得た知識の中では

「大政奉還」で徳川を残しつつ新政府制度へと改革しようとしていた龍馬が暗殺されたことで

もともと「倒幕」という意識の強かった西郷・大久保らのおもしが消えたというのが戊辰戦争へと発展した原因だと思っていた

それも確かに一つの原因であることは間違いないのだが

更にこの時期帯刀が病で動けなくなってしまった事にも要因がありそうなのだ

人の間を行き来することで上手く話を取りまとめていた帯刀だったが

そういう人がいなくなると一気にタガがはずれるもので・・・

「大政奉還」後見事に慶喜は西郷達の挑発に乗り 軍をだしてしまう

軍をだせば「朝敵」になり討伐せねばならなくなる

そして見事「倒幕」へ~!


帯刀はこれをどのように病床で感じていたことだろう


「龍馬を超えた男」である帯刀・・・どこでどう超えたと作者は考えているのかは

読んでくださいね。


歴史上には表に大きく出て行く人もいれば

影で大きな力を発揮しているひともいるのだけれど

これまた凄い人がいたものだと感心した次第