昨夜、バグパイプの映像を見ながら号泣しました。

わたしは元々あまり泣く方ではありません。

昨日も悲しくて泣いたわけではありません。

「君主のための笛吹」である、

この映像のポール・バーンズさんは

毎朝9時から15分間、女王のお目覚めのため

女王の部屋の窓の下でバグパイプを吹いてきました。



その人がさようならの為にお別れのバグパイプを吹く。

SLEEP.DEARIE.SLEEP

毎日仕えていたポールさんはどれほどに辛いだろうか。

背を向けて歩くそのゆっくりしたリズム

その足運びの様

建物内部の荘厳さ

紋章

情動

そして

その情動を規制して一定の形式を与える文化

人がつくる文化というものはすごいなとはじめて思いました。




わたしは英国に行ったことはありません。

エリザベス女王や王室にとくべつ興味があるわけではありません。

だって

この映像を見るまで英国の国葬なんかに興味がまったくなかったのです。

また、

死というものが単に悲劇だとも感じません。




けれど

このバグパイプの映像を見ながら

死ぬことはそんなに悪いことではないな

というあたたかいものが胸の辺りに拡がり

人間が作り上げた文化というものは

個人の情動を超えてなにかしら人を揺さぶるものがあるのだと

そのすごさに涙が出て止まりませんでした。