こんにちは
紙風船です。
最近の電気制御は、インバーター、サーボ、コンピュータ等、電子部品を多用している為アースは不可欠な物になっています。
なぜなら、アースにそれぞれの装置から出たノイズを逃がし、誤動作を防ぐ構造になっているからです。
(電子装置は自分の出したノイズで自分が誤動作する位、ノイズには弱かったりします。)
昔 インバーター等が普及し始めた頃の話です。
機械を納入したお客様から、「新品の機械が漏電している。機械を触ると感電する」と電話が有りました。
「え?!そんな??」と思い、よくよく聞いて見ると、機械設置時にアースを取っていない事が判明。
弊社の研磨機は水を使用するので、濡れ手で触って弱い感電をしているようでした。
アースを接続してくれるようお願いしたところ、
「アースてなに?」「今までの機械はそんな物接続した事が無い」
と言われ、なかなか理解してもらえず説明に苦労した事が有ります。
確かに昔の機械はモーターとスイッチだけ とか リレーやタイマーで制御
していたので漏電をしない限りアースは不要ってユーザーが多かった。
(感電に対する安全の考え方も普及していなかったから) (^^;)
漏電ブレーカーなんかも設置していない会社も有りました。
アースが無くても誤動作しないし、制御は簡単だし、でも機械のメカは
結構複雑で、それはそれで面白い時代でした。
個人の家庭でも レンジや洗濯機にアースが有りますよね。
お宅は、接続されていますか?