もしも2020年がコロナ禍に見舞われてなかったら嵐は今、どんなだったんだろう。
５月に満を持して新国立競技場でアラフェスを開催し、続けて五輪のナビゲーターの任務を遂行し、2020年の終焉に向けて粛々と、ひとつずつやり遂げて行く。。。
良くも悪くも、指折り数えるように。
カウントダウンしながら･･･。
メディアは好き放題な報道をする。
大ちゃんは希望を叶えて当然芸能界から離れる。
他のメンバーのことも海外へ行くだとかドラマや演出に専念するだとか、本人から聞いたのかしらと思うようなことが伝えられる。
要するに、嵐は今年で一旦終わるから、もう皆は気持ちの整理もついていて、今年の活動はやっつけ仕事ではないけれど、それぞれの意識はもう嵐を終えた来年以降にあるのではないか、だけどもファンは活動休止を受け入れてるとしても、本当は寂しくてただ耐えるしかないだけ。
また会える日を信じて待つしかなくて。
それは、例えるならば、片や夢があって旅立つ者、それを見送る方、置いて行かれる側との心持ちの差がある。
今、コロナのせいで、すべての時が停滞している。
心血を注ぎ準備していたことが実現出来なくて、悶えながら、苦悩しながら、進まない時の中で地道にゆっくりと出来ることをしてくれている。
紙芝居もワクワクもインスタも嬉しかった。
まさか週替わりのストーリーが終わるとは思ってなかったから寂しいけど、楽しかった。
ありがとう。
紙芝居も終わり？
そして昨日のライブ。
嵐が5人並んでた。
久しぶりにくっついてた。
打ち上げ花火が空の上でパーンと火花が飛び散る様を嵐に重ねていた。
地上では大玉の中で一つに詰められた火薬たちが上空で各々が色彩を放ち散らばる。
そして、あっという間に消えていく。
コロナがなければサクサクと進む時間。
その中で私は何を思っていただろう。
何もかもがかなわない今、嵐がいるのはあと半年とちょっとなのに、なぜか時がゆっくりと感じて、確実に今年の終わりはやってくるのに実感がない。
まるでこの緊急事態が幸いしているみたいに。
結末は変わらないのにね。
でも、大切なことにあらためて気づけたから。
それは嵐も同じじゃないかなって、昨日のライブを見ていて感じたの。
活動休止を発表してるから、確かに嵐はその後を見ていたはずで。
コンサートだって、本当はしんどくて、幸せなことではあるけど仕事となったらやはり命を削るくらい身をやつすことで、やらなくて済むならそれも良しと、正直あったのではないかなって想像する。
とにかく忙しい彼ら。
昨今のツアーは年末に集中していたから、ほんとにしんどかったと思う。
でも、観客のいないステージで歌ってみて、あらためて気づいたんではないかなと。
これが本業だとうれしそうに言ったまーくん。
まーくんだけじゃなく、全員が噛みしめたのでないかな。
嵐の原点はコンサートだって。
ファンがいて、ファンの声援があって、コール&レスポンスして、ファンと一体となって作るコンサートがどれほど幸せなものか。
もちろん、今までだって十分わかってたよね。
だけど、その当たり前のことが叶わなくなって、きっとあらためて思い知ったはず。
そう、私も。
嵐が５人で並んで歌って踊ること。
そんなの、新曲が発売されたら当たり前だと思ってた。
なんで各局で一度しか披露しないんだろうとか、衣装がどうの、選曲がどうの、セットがどうのと文句をつけたりしたけど、今この状況になって嵐のパフォーマンスを見られることのありがたさがただただ身に沁みる。
そして、泣けた。
嵐がそこにいて歌ってる。
誰もいないステージでカメラの向こうにいるたくさんのファンに向かって、思いを届けてくれる。
きっと歯がゆいだろうな。
直に会いたいだろうな。
ファンのキャーーって声を聞きたいだろうな。
たくさんのうちわを見たいだろうな。
会話に笑って欲しいだろうな。
ファンサしたいだろうな。
一緒にぼり上がりたいだろうな。
ね？嵐、そうでしょ？
私達、嵐から幸せをもらうばかりだと思っていたけど、きっと私達だって嵐を幸せにしていたって、そう思っていいよね？
嵐が大好き。
嵐とファンは絶対的両思いでいいよね？
時には嵐を困らせたりするけど、あなたたちが大好きなだけなの。
会いたい。
横アリの会場にいたかった。
もっと観ていたかった。
同じ空間で嵐を感じたい。
時が止まっているような、ぼんやりと宙に浮いたような今の状況のまま、今年終わるのかな。
それでも嵐には予定通り休んで欲しい。
消化不良でも納得行かなくても、その分、また会う時に取り返して欲しいから。
地方の一ファンの気持ちはそうです。
嵐を取り巻く事情はわからないけど。
納得の行く形で事が進んでくれたら。。。
ただ私は歌い踊る彼らにまた会いたい。
それでも今はたとえ画面でも ５人が一緒に歌うのを観れたのが嬉しい。
本業の嵐、やっぱり最高です！！！
