『愛を読むひと』という映画を観ました。
これも公開当時見逃していた映画です。
てっきり恋愛の映画だと思っていましたが、もっと深く、重いストーリーでした。
だからなのか、なぜケイト・ウィンスレットが演じるハンナは、それ程朗読してもらうことにこだわっていたのかという疑問も残りました。
歳の差はあるけれどそれを超えた愛があったというのは分かりました。それをハンナは認められなかったのでしょうか。それも自分のプライドが許さなかったから?
後半になるとナチス、アウシュヴィッツという重い歴史問題が出てきます。
これが結局言いたかったのかなと思いました。
戦争は何もかもが悪い方へ行ってしまう悲惨なものだということはもう分かりきっているのに、戦いを勘違いして美化している人も少なくないと思います。
戦争だったからと、どんな罪も許されることなんて無いのでしょう。一生謝罪をしても許されないとしても、一生謝罪するしかないと思います。
人は必ず大なり小なり罪を犯してしまうと思うので、すべての人が一生謝罪しながら生きていくものなのかもしれません。