日曜の朝いちばんに

彼に最後のLINEをしました。

 

 

「本当は昨日

 彼女と会ってたんでしょう?」

 気を使わせてごめんね」

 

「電話ありがとう」

 

「お元気で」

 

 

 

既読はつきましたが

返事はなかったです。

 

彼にしたら

否定も肯定もできないですよね。

 

はいもうこれで

 

私に嘘を見破られて

最高にバツの悪い彼は

もう私に連絡してくることは

ないでしょう。

 

 

しかし彼からしたら

謝罪はしたのだし

みそぎは終わってます。

 

もうこれ以上

私にかかわる必要は

なくなりました。

 

フリーダムですキラキラ

 

転職には成功し

体調もよく

ぶじ新しいお家も建って

 

なにも知らず

恋の予感に

キラキラしてるであろう

新しい彼女との

あかるい未来しかないですね。

 

よきよき。

 

 

いっぽうの私は

この半年間必死で、

彼のことを忘れようと

自分にいいきかせつづけ

 

お気に入りのカフェや

美術館へでかけたり

好きなことして過ごして

寂しい冬を乗り越え

春がきて

 

Jさんの騒動も

ようやく落ち着いたころに

 

 

 

彼から連絡がありました。

 

 

まだ1か月も経過してないですね。

 

あの日

一緒の時間を過ごしてから

 

週に1回くらい

短いLINEがくるようになり

私の心はゆらぎはじめ

 

 

 

それでも

心に1枚鎧をきて

慎重になってたのに

 

「一緒にね」

 

彼からのこの

ひとことのせいで

愚かにも

 

離した手を

またつないでくれたと

勘違いさせられてしまい

いっきに

彼への気持ちが

傾いてしまったのに

 

 

 

「別の相手と間違えた」

 

 

これですよ。

 

 

この誤爆によって

わたしの心は

木っ端みじんに

砕け散ってしまいました。

 

「明日ね」

 

あなたのその言葉を信じて

土曜は暑い中、

あちこち車でさまよいながら

いちにちじゅう

鳴らないスマホを握りしめ

既読のつかない

LINEにため息をつき

あなたのこと心配してたのに

 

あなた誤爆の謝罪のあと

 

「返事もないのに

出かけないでって

以前も言いましたよね」

 

ってお小言ですか。

そうですか、信じて待ってた

私がアホですか。

 

おかげで

半年間の努力は

すべて水泡と化し

マイナスからのスタートです。

 

いやいや

もう別れたんだから

いいんですよ

女の子と会おうがなにしようが。

 

 

でもそれは

私の知らないところで

やってほしいし

誤爆に気が付いた時点で

もう少しマシな嘘ついてよ。

 

なにが悲しくて

あなたと他の女との

ラブいやりとりを

私が見せられなきゃ

ならんのよ。

 

 

とかそういう恨み言は一切、

言わずに彼との電話は

明るく笑って切った

私なんですけどね!!

 

6年間

たいせつに

想ってきたひとからの

この仕打ち

 

 

 

なんなん。これ。