2024年5月20日

 

皆さん、こんにちは

 

 先日、世界のHIMARIちゃん(吉村 妃鞠 )のコンサートに行ってきま

した。まだ12歳、でもヴァイオリンの世界では、「世界のHIMARI」です。

 

 昨年9月、YouTube で彼女を知り、このブログ No.44 で紹介しました。

半年以上前にチケットをとって、ようやく聴くことができました。

 

 会場は、もちろん満員。今回は、オックスフォード・フィルハーモニー

管弦楽団と指揮者 マリオス・パパドプーロスとの共演でした。

 

 HIMARIちゃんは、4~50人のオーケストラをバックに、3曲演奏しま

した。まだ小柄の少女ですが、少しも物おじせず小さな体から、美しく

かつ力強い音色が会場に響きました。

 

 名器といわれるストラディヴァリウスを使っていますが、彼女の指は、

弾いているというより、弦の上を踊っているという感じの滑らかな動き

でした。時には、超高速テクニックも披露しました。

 

 そこから奏でられる音楽は、音色が聴こえるというより、アニメで

みるように、音符が生まれて空中に広がっていくようでした。

そして、情景が目の前に広がっていく感じでした。

 

 演奏曲の中で、「カルメン幻想曲」を弾いたのですが、奔放な

ジプシー女カルメンと兵士ホセの悲恋物語を、どうしてこんなに情感を

表現できるの?という驚きでした。

 

 アンコールは、HIMARIちゃんがソロで弾きましたが、より彼女の

素晴らしい技量が引き立ちました。

 

 弾き終わる最後に、右腕を高く宙に突き出す得意ポーズも見られ

ました。

 

 会場は、興奮と熱気に包まれていました。でも彼女は、まだ12歳

出番は、8時まででした。

 

 そして、現在HIMARIちゃんは、慶応幼稚舎を休学して、なんと

2022年からアメリカの超難関の名門校・カーティス音楽院に

最年少で合格し、練習と世界でのコンサート生活を送っています。

 

 その音楽院に合格し、世界から集まった、それぞれ音楽の

才能を評価された学生たちの前で演奏したのですが、みんな

「こりゃかなわない」とため息をついたという話です。

 

これからも、HIMARIちゃんの活躍を見守りたいと思います。

 

演奏終了後、駅へと向かう道から見えた「スカイツリーが

蒼く幻想的に輝いていました。