今日
11月17日
四十九日を迎え
一区切りつけるという意味もあり
この記事を投稿することにしました
9月30日
あれは偶然だったのか
それとも必然だったのか
あの日言葉を交わしたのは
あの日もそう
いつもと変わらない
彼は元気そのものだった
NEMOPHILAが好きで
Adoが好きで
そして水樹奈々が大好きで
彼とは水樹奈々を知ったのもアメブロを始めたのもほぼ一緒
初めて会ったのは2014年4月29日
会った時から戦友だった
共に初参戦の奈々ライブはLIVE FLIGHT長野
ライブ後はボロボロで歩くのすらやっとのお互いの姿に大笑い
LIVE FLIGHT大阪2日目で初連番
あれだけ喋りっぱなしの2人がこの時は最初から最後まで一切の会話がなかった
会話がなくても通じ合うのは本当の友だから
直近の奈々ライブ連番はLIVE JUNGLE千秋楽神奈川Kアリーナ
恩人ポラちゃんとの3連番でこれぞという燃え尽き方
ライブ後ポラちゃんに支えられながら歩く姿は親子そのものだった
今年のNEMOPHILAライブツアー初日のライブハウスも共に参戦
腕を振り上げ拳を突き上げる
メタルサウンドに夢中だった
そして最後のライブ参戦はAdo世界ツアー2日目のさいたまスーパーアリーナ
それからわずか5ヶ月
彼の彼女さんで自分が姐さんと慕っている方
その姐さんから再入院の知らせが入る
あまり良くない知らせだった
認めたくない
その一心で病院へ向かう
これまでの入院の時も全然元気だった
今回もそうに違いない
病院に着いた途端に
急に病室が変わるなど
何か不安になる
そしていざ面会したが
ライブ行こう
Adoのライブ行こう
チケットもうあるんだよ
あと1ヶ月だから
必ず行こう
東京ドームに連れてくから
ライブ行こう
親友がこんなに戦っているのに
他に言うことはあるだろうけど
これしか言葉が出てこない
彼は力を振り絞って自分にこう話した
けーぶほ、ポラちゃんの思いは、ありがたい
何とか一緒にライブ行こうと、頑張った、
やっぱり、ライブだ
背中を押してくれて、ありがとう
また、ライブで会おう
面会時間が終わり部屋を後にする前に
握手をして
いつものグータッチをする
いつもどおりだった
なぜあの日真っ直ぐ帰宅しなかったのか今もわからない
あの日はなぜか面会後に姐さんと病院内の喫茶店でお茶していた
お互い特段話があったわけではないがお茶しましょうということになった
会話中に姐さんの携帯電話が鳴る
病棟からだった
彼の容体が急変したとのこと
彼との面会が終わってまだ1時間も経ってない
姐さんと慌てて病室に戻った時
数名の看護師が病室内を
目まぐるしく動き回っていた
その真ん中で彼は静かに眠ったまま
そう
眠ったままだった
まさか
そんな
ホントなのか
さっきまで会話してたのに
力強く握手したのに
どうして
姐さんと顔を見合わせる
お互い言葉が出ない
そして看護士がいなくなり
3人だけの病室
姐さんも
自分も
彼も
何も話さない時間が続く
姐さんの都合でほんの少しの時間
病室で彼と2人きりになる
無機質な機械の音と彼の呼吸音しか聞こえない病室内
震える手で彼の右手を握りながら
声にならない声で話しかける
もういいよ
もう充分だよ
頑張りすぎたよ
無理しなくていいよ
突然その手に力が入り握り返される
え
なんだ
ほらやっぱり
元気じゃない
早く起きてよ
目を覚ましてよ
家に帰ろう
Adoのライブ行けるよ
年が明けたら奈々ライブも行こう
姐さんが戻り2人で彼に話しかけたが反応はない
家族介護があるため姐さんに後を託して帰宅した数時間後
姐さんから連絡が入る
先程感動さんが亡くなりました
眠るように静かに息を引き取りました
姐さんの振り絞るようなメッセージだった
平静を装い介護と家事を淡々とこなし
家族全員寝静まった深夜
ようやく1人になれた時
抑えに抑えた感情が溢れて
そのまま朝まで一睡もしなかった
その後数日は何も食べられなかった
何もする気がしない
生きる気力もない
AdoもNEMOPHILAも
水樹奈々でさえも
聴く気がしない
いや
聴けない
聴けなくなった
暇さえあればLINEの画面を見ている
感動さんに送ったLINEは既読がつかない
でもいつか
既読がついて
返信が来るかもしれない
現実を受け入れられない
こんなにも自分は弱かったのか
だらしない
情けない
みっともない
でも
このままでいいのか
感動さんをライブに連れて行くんじゃないのか
感動さんならこんな時どうする
けーぶほ
しっかりしろ
ライブに連れてってくれよ
そんな声が聞こえた気がする
少しでいい
前に進まないと
何かしないと
感動さんが楽しみにしていたAdoオフ会を実行する
姐さんとポラちゃん
2人とも辛いはずなのに
とてもいい表情で思い出話をしている
まるで姉妹のようだ
自分もこのままじゃいけない
立ち直らなければ
こんなとき
頼りになるのは
あの人しかいない
パパさんに会ってもらい
3人で初めて会ったあの店で
追悼の盃を交わす
酒を飲んだのはいつ以来だろう
フライト大阪の打ち上げで
酔っ払ってイタズラ電話した
あの時以来か
パパさんと会うのも本当に久しぶりで
感動さんとの思い出話から
今後この先のことや
現実的な事柄の話をしてくれる
頼りになるのは
やっぱりパパさん
それからしばらくして
感動さんの遺品が姐さんから手渡された
感動さんが愛用していたBOSEのイヤホン
何でもいいから感動さんが使っていたものが欲しかった
感動さんのお気に入りのイヤホンでした
大切に保存するよりぜひ使って下さい
姐さんからのありがたい言葉もあり
そのイヤホンを使ってみることに
iPhoneに接続する
聴くのはもちろん
2人でハマった
Adoのunravel
え
ウソ
これヤバい
とてつもなく音質がいい
感動さんはいつもこんなすごい音質でAdoを聴いていたのか
どうだいい音だろう
僕の分も聴いてくれよ
イヤホンから感動さんの声が聞こえた気がした
この日をきっかけに本格的に立ち直り始めた
11月11日、12日、Adoの東京ドーム公演
四十九日前だが参戦を決めた
感動さんを連れて行こう
必ず2日とも連れて行くから
だが
家族介護と仕事の両立がうまくいかず
会社でも自宅でも肩身の狭い思いをしている
けど
そんなのはどうでもいい
感動さん
必ず東京ドームに連れて行くから
待ってて下さい
そうして迎えた11月11日
遺品のイヤホンと共に
東京ドームに感動さんを連れてきた
この席は
本来感動さんが
いるはずだった場所
本当は感動さんと姐さんと一緒に
3連番するはずだった
それがまさかの単騎参戦に
2人の分まで楽しみます
そして泣いてきます
追悼ライブのつもりだった
だが
Adoというアーティストは
そんなしんみりした気持ちを
軽く吹き飛ばしてしまった
気が付いたら声が
おかしなことになって
追悼ライブのはずが
思いっきり
笑って
叫んで
泣くどころではないライブで
今までの
暗く沈んだ
気持ちはもう
なくなっていた
最後の最後
Adoの涙のMC
からの
あの曲
共にハマったAdo
そしてお互い心酔した曲
Adoから
感動さんへの
贈り物だった
11月12日
感動さんと姐さん
そして戦友ポラちゃん
この3人で4連番のはずだった
この日は戦友ポラちゃんと連番
今日は感動さんと姐さんの分も
2人で叫んできます
家庭や仕事がなんだってんだ
友との約束
果たさない訳にはいかない
感動さん
約束通り
今日もちゃんと連れて来ましたよ
ポラちゃんと自分の間の席に
感動さんの写真をセットする
Ado
感動さんが最後に選んだアーティストは
まだ23歳になったばかりの
女の子
だが
その歌声は絶品であり
そのライブは笑顔が似合う
追悼ライブと呼ぶには
似合わなかったかもしれない
隣のポラちゃんも
いつも通りに
笑顔でペンライトを振り
大きな声でコールをする
今日もラストは
Adoから感動さんへ贈る
あの曲
ライブ終演後
どこからか声が聞こえた
けーぶほ
ポラちゃん
ありがとう
心残りはないよ
またライブで会おう
振り返ると
フレームの中の感動さんが
ウチら2人を見て
ニッコリしている
最高の友人へ
あなたとの思い出は数えきれず
全てが楽しいものばかりです
今にして思えば
私は
水樹奈々ではなく
あなたのファンだったのかも
しれません
年齢を感じさせない
圧倒的なバイタリティ
ライブ会場で響く大きな声
奈々トレ撮影の行動力
そして奈々色に染まる街シリーズなど
あなたのその姿を見て
ずっと背中を追いかけてました
最後の最後に
ポラちゃんと私が
面会できて
言葉を交わせたのも
戦友だったから
同じ場所で思いを共有し
涙を流した友だから
そう思ってます
私たちが面会に行くまで
待っててくれて
伝えたい事を伝えたら
そっといなくなるなんて
あまりにも
カッコ良すぎるでしょ
面会の際
看護士さんに対して
ここにいるのは最高の友人と
私のことを話してくれました
ありがとうございます
あなたは
今までも
そしてこれからも
私の最高の友人です
最後の最後まで
あなたはいつもの
感動さんのままでしたよ
今まで本当にありがとう
でも
さよならは言いません
「またライブで会おう」
これが最後の言葉でしたね
またライブで会いましょう






