先日のご相談では、障害年金と繰り上げ受給の老齢年金、失業給付など社会保険の色々と複雑な内容でしたので、信頼できる社会保険労務士につなぎました。

 

がん患者さんのご相談って本当に範囲が広いので、あくまでも家計管理の部分で私は担当し、それ以外のところは信頼できる仲間と連携することにしています。

 

自分でアップアップで不十分(にならないよう気をつけますが)になるよりは、その分野に一番詳しい方にきちんと説明を受ける方が相談者にとっての利益となるからです。

 

障害年金の中でもがんは本当に難しくて、慣れている社会保険労務士は少ないです。

社会保険労務士の多くは労務管理ですし、障害年金専門にしていても、精神系か難病が多く、がんは本当に少ないです。

 

がんの障害年金では、2つの難しさがある私は感じています。

 

 ①障害年金申請のタイミングが難しい

 

がん患者さんのお金の専門家 看護師FP®の黒田です。

ここからは、がん患者さんの相談で感じている障害年金の申請の難しさと対応策についてお伝えしていきますね。

 

まず、症状固定の証明が難しい。

脳梗塞の麻痺などとは違い、抗がん剤の副作用は波がありますし、今は治療薬が進歩してきているので、病状進行による障害年金のタイミングが本当に難しいのです。

 

タイミング次第で受け取れる金額が変わってくることもあります。

 

初診日(診断日ではなくがんのきっかけとなった診察の日)から1年6ヶ月後の認定日に請求(書類を集めて申請すること)ではなく、その後の症状による事後重症という請求方法だと、請求した次の月から給付が受けられるので、請求が遅れると、受給開始時期が遅れることで損をしてしまう可能性があるのです。

 

しかし、体調によって左右されるため、そのあたりの予測とスピード感を持った申請が大事なので、はっきり言って私を含めた障害年金の素人には難しいです。

 

なので、慣れている社会保険労務士に費用を払ってでも代行をお願いした方が時間のロスを防げるということがあります。

 

 

 

 ②時期選定や組み合わせなど複雑すぎる

 

経過の長い方の場合はもう本当に難しいです。

 

小児がん経験者の方は20歳前の障害での認定がありますが、20歳以降に就職した場合にまた体調が変わった…とか、乳がんで初発と再発でかなり時間が経過しているなど、どの時期に照準を合わせていくのか、体調や治療経過、年金保険料支払い要件も含めて検討を要することもあります。

 

また、がん治療の後遺症の場合は本当に難しい。

血液がんで移植後に後遺症のため障害年金をという方もいましたが、血液データや体の状況はもちろんのこと、免疫抑制剤を使用しているのかなど血液がんそのものの治療状況だったり、後遺症の状況によっても申請方法が変わってきます。

 

こればっかりは主治医の判断にもよるので、同じ病名で同じ治療をしていたとしても人により異なるので何とも言えませんが。

 

 

複数症状がある場合は書類も複数になりますし、複数のものをどう組み合わせれば等級に持っていけるのかなど、かなり専門的になります。

基準の表のようなものを確認しながらの作業になるので、知識、経験が無ければ難しいです。

 

しかも今だけでなくて数年後の審査の時のことも考えながらどれとどれを合わせて申請するとかになってくるような内容になってくると、もう社労士にお願いするしかないなと思います。

 

 まずは無料相談で社労士に確認

 

 

ただ注意したいのが、社会保険労務士に依頼すると確実に障害年金が受けられるわけではないということです。

 

障害年金に関しては、もちろんご自身で申請可能な方もいます。

 

でも、本当に難しいのが、この「自身または家族で申請可能な内容なのかどうか」を見極めること。

 

この判断が患者さんやご家族は皆さん初めてなことなので、難しいんですね。

で、審査が通らなかった後で実はこれはかなり複雑なケースだったから最初から社労士に依頼していたほうが良かったと、その時初めて再審査請求で社労士に依頼するというのは少なくありません。

 

一度通らなかったものを覆すのはプロの社労士でも本当に難しいので、できれば申請前の手前のところで見極めができると良いですよね。

 

社労士も無料相談を行っているところがありますので、ぜひ確認されてみることをお勧めします。

 

 

こんなに偉そうに言っていますが、私は社労士ではないので代行業務はできません。

ですが、がん患者さんの相談の経験は多いので、相談者で障害年金が該当しそうな方の中で、「これは社労士に代行してもらった方が良いケース」があれば早い段階で判断し、つないでいくことができます。

 

患者さんと専門職(社労士)をつなげる中間的な立ち位置にも知識と経験が必要です。

 

実際にご相談でもがんの再発の方が多いので、ご紹介するケースはたびたびあります。

 

気を付けていることとしては、

1.障害年金に関しては色々とトラブルも耳にしますし、関わったことがある社労士しか紹介はしていません。

2.患者さんについてもきちんと知らないとご紹介できませんので、ご相談者の方のみの対応としています。

 

大切な相談者、大切な相談員仲間のためにここはずっと変えずにきています。
 

障害年金の審査がおりるまでの家計やりくりや、いざ障害年金が決まったとしても、収入が減少することが多いので、障害年金での家計を考えていくことは本当に大事です。

 

くれぐれも障害年金の請求がゴールにならないように。

そこからの生活が大事なのです。

 

障害年金の申請のことや、障害年金になってからの経済的な負担を減らしたいという方は、ご相談ください。

 

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