ゆうゆには高校に通う弟がいる。

晴れてMARCH理系に進学した兄の次は弟の高校受験が控えていた。

子どもも3人いれば、毎年誰かが、受験、入学、卒業している。次は弟の番だ。


小さい頃から兄、ゆうゆ、弟の3人で公文をやらせていた。

幼稚園、小学校から帰ってきたらおやつの時間🍪🍭🍘
そのあと公文が終わったらゲーム🎮🕹で遊んでいいよ。

上の2人は忠実に守ってくれた。

しかし、ヤツだけは違う。

公文をいい加減に終わらせたり、問題をとばしたり、挙げ句の果てにはやってもいないのに終わったとウソついてみたり。

やっているフリで母の目をごまかし続けていた。
だから1人だけなかなか進まない。

とうとうある日、

ゆうゆ「弟は公文をやっていない!」と母に内部告発してきた。

母怒る💢⚡️😤

でも、叱って公文をやる相手ではない。

兄2人は公文が進んでいく事が楽しく、トロフィーをもらう事が🏆生きがいだったのに。

弟はやる気がそもそも無く、公文自体が苦痛でたまらないらしい。

小学校の成績はビリではないが、たぶん後ろから数えた方が早かったと思う。

でもやりたくない公文を無理矢理やらせてもダメだと思い、

母「一旦やめようか。代わりに習字や、スイミングにしない?」

弟「そうする。中学からがんばる👍」

というわけで、小2で公文をやめる。

中学受験には程遠い学力の為、長男と同じ公立中学に進む。

小5の最後から、こんどは個人塾に通わせた。

中学では、クラスで真ん中くらいまでには上がってきたものの、あきらかに兄2人とは学力との差を感じる。

この子はあの過酷な大学受験で勝ち残れるタイプではないな。真顔
と母は感じた。

でも、長男が頑張って上位私立大学に入り、
ゆうゆは医学部を目指し、自分は???と卑屈になりながら生きるのはかわいそうだし、

だからといって将来なりたいものもみつからない。特技も無い。これでオレは勝負するんだ!
というものが何もない。
とりあえずはどこかの大学に行こうかなとチーン

さあ、こういうガキんちょ口笛どうしよう。と考える母

母「日東駒専の付属高校に入ろうか?内申さえとれれば入れるよ。そこで3年間の間にやりたい事を決めたらいいんじゃない?」

弟「うん✨そうする。高校に入ってからやりたい事ゆっくり決める。」

弟でもがんばれば入れそうな付属高校があった。
中1の時から学校見学に行き

「ここに入りたい✨」と思うようになった。

3年1学期期末テストに向けて、母は兄に頼み込む

母「兄よ❗️お願い、弟の家庭教師👨‍🏫やって。そんで、数学4まであげて」

兄「やだよ、面倒くさい。塾に行ってんなら塾で面倒みてもらってよ」

母「そこを何とか🙏バイト代だすから💦」金💰で釣る💀毒親

兄「しょーがないなぁニヤリチュー

兄まで使って内申をあげようとした。


そう、内申さえクリアしていれば、、、この戦いは終わる。

その大事な内申を決める中3の1学期期末でやらかした。💦

せっかく数学で4がとれたのに、美術の試験で点数が取れず2をとってしまったのだ。


二学期も思うように内申が上がらず、日東駒専付属高校の推薦権は無くなった。チーン

残るは一般入試のみ。でも、最近の大学合格人数の削減でニッコマ付属高校も倍率上昇傾向アップ気味だ。

付属には入れないかもと思い、
12月に入ってから他の都立、私立に学校見学🏫に行くハメとなった。

でもやっぱり付属が一番いい!と再認識したらしい。

冬休みに入ってから過去問を解きまくる。

兄を捕まえては解法のコツをおしえてもらう。

兄に過去問をみてもらうと、
「都立入試の問題に似ているじゃん。都立の過去問もやって力つけな。」と言われ、言う通りにやった。

過去問二週目あたりから傾向をつかんだらしい。

付属の入試は2回あり、一度目は失敗したが
二度目に合格💮をいただいた。笑い泣き爆笑

そして、現在高校生活を満喫している。
勉強も割と頑張っている。

あのチャランポランな弟が、自分なりに頑張る事ができた。成功体験ができた。弟自身が成長した受験だった。


兄にもお世話になった。1学期の期末限定で終わるはずだったのに、予想外に長引いてしまい申し訳無かった💦兄よありがとう😊アンタがいなかったら弟受かっていなかったよ。笑い泣き

さあ次は、いよいよゆうゆの番✏️📖📚