新橋烏森口の夜空に、オジサン達は今日も叫ぶのだ! -7ページ目
傘盗まれたことある?ブログネタ:傘盗まれたことある? 参加中

私はない



我々、庶民が立ち寄る場所といえば、安さが売りのチェーン店ばかり。

そういった場所の傘立に、高級傘が並ぶことはない。

500円から、せいぜい1,500円程度の傘がほとんどである。

中でも幅をきかせているのが、ビニール傘。

そして、このビニール傘には

庶民の 庶民による 庶民の為の ルールが存在する(らしい)

そのルールとは

ビニール傘を持って来た者は、ビニール傘なら、どれを持って帰っても良い。

というものである(らしい)

もっとも、数あるビニール傘の中から

「これっ、絶対、俺のだかんねー」

と言い切れる者はいないだろう。

せいぜいが

「俺の傘、こんなに古かったっけー?」

という程度である。

だから、どんなに新しい傘が、どんなに古い傘に変わろうと、気にしない。

いやっ、気にしてはいけないのだ。

中には、傘を持って来なかったのに、ついうっかり、いつもの癖で持って帰る者もいる。

しかし、この手の店は回転が速いので、どうにか辻妻を合わせることができる。

もしも、ババを引いたとしても、やっぱり気にしてはいけない。

今日は、ちょっぴり運が悪かったと諦めて、コンビニに立ち寄り、新しい傘を買うしかないのだ。

それどころか

音符Singin' in the Rain音符

と唄いながら帰る強者もいるほどである。

また、壊れた傘を引いてしまった場合は、駅のゴミ箱に棄てて帰る、というルールになっている(らしい)

これを我々は

ビニール傘的相互扶助制度

と呼んでいる。

ビニール傘を私物化せず、みんなのために役立てる。

この素晴らしい思想は、ビニール傘の普及と共に、自然発生的に生まれた。

近年、ビニール傘の柄に、名前やマークをテプラで貼付ける者が増加している。

しかし、もともとビニール傘に、盗んだ、盗まれた、という概念は存在しないのだ。

私達は、ビニール傘的相互扶助制度の精神を、決して忘れてはならないのである。





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