8時半出勤→23時帰宅という日々が続いたある日。

体調がおかしくなってきたことに気が付いた。
ご飯を食べたり、飲み物を飲んだりすると
動悸、冷や汗、脱力感、吐き気、苦しい・・・
しばらく動けなくなってしまうので、
朝食、昼食は食べれなくなってしまった。

お昼を食べていないことが見つかると
店長に怒られてしまうので、
見つからないように、食べているふりをした。

そんな生活が続き、
体重はみるみる落ちて行ってしまった…

そんな私を見て店長は笑っていた。
この人大嫌い。
何度心の中で思ったでしょうか。

「中島が死んだら、小説書いて出すかな(^^)/」

笑いながら本気でよく言っていた。
冗談じゃない!縁起でもない!!


こんな人の下で働きたくない。
ストレスの日々。

体調がどんどん悪化していく。

休みの日に病院に行くことにした。
自分でも色々調べてみた。


結果、
「ダンピング症候群」ということが発覚した。

胃切除後の後遺症で、たまになってしまう人がいるらしい。


後日店長に話した。
すぐに帰れ。そしてもう辞めていい。
即答だった。

それもそのはず。
エステは私一人でやっており、
店長はノータッチ。教材も買ってくれない。
必要な物は自分のお金で買ってきて、
研修だって自分で手配して自分で交通費かけて行って、
店長のエステへのやる気はゼロだった。
邪魔だったのだろう。

私がいる前でポスターを嫌味まじりで速攻全部はがした。

一ヶ月先まで予約のお客様がいたので、
次の日からはお客様がいる時間だけ出勤した。


一番最後のお客様を終え、
みんなにお礼とお別れを告げ、美容室を後にした。

次の日に美容室の店長に会いに早速いきました。
私がエステ経験者ということもあり、
その場で決定!!

店長も、私の病気を理解してくれ、働く時間、日数も考慮してくれるということでした。

わー♬
直ぐに仕事も決まり、順調順調♪

研修に行ったり、色々準備の為買い出しに行ったり、
とっても順調な日々が流れていった。

働き出して一ヶ月くらいたった位かな…
美容室の裏の事情がだんだん分かってきた。

理不尽な注意の仕方。無視。仲間はずれ。
私に対してではないが、見ているのは辛い。

美容師さん部門だけど、同じ時期に入った同期の子がいた。
4歳下のかわいらしい女の子。あかねちゃん。

すぐに仲良くなった。


元々働いていた二つ下の女の子、高橋さんが、いじめとまではいかないが、浮いた存在になっていた。

私とあかねちゃん、そして高橋さん三人でよくつるむようになった。

相変わらず、みんなの、高橋さんに対する風当たりはきついが、高橋さんも気にしてないみたいだし、一件落着??


そしてしばらくして、私の体調の異変が始まる。
病院の日
父と母と三人で病院に行った。

いよいよ抗がん剤治療が始まるんだ・・・

みんなそう思っていた。

先生が話し始めた。

「切り取った腫瘍を鑑定したところ
抗がん剤が効かないんです・・・」


?????

全く意味がわかりません。

「まぁ簡単に言うと、
大変な副作用があって
大金もかかるのにもかかわらず
全く効果がない治療は
やらない方がいいでしょう」


つまり
抗がん剤はしないってことか・・・?。



ってことは
仕事辞めなくてよかったじゃん!!
また働ける!!
やったぁぁーーー!


という気持ちの半面


おいおい!
再発したらどうするんだよ。
先生!手遅れって言ったじゃん。
いつ再発してもおかしくないんでしょ?
なんとかしてよ!!


という複雑な気持ちだった。

どちらかというと
また働ける喜びの方が
大きかったかな。

私はすぐに
3日前に行った美容室へ
連絡をした。

「この前言ってたエステの人
まだ探してますか??」


まだ探していた!!!


私は自分の状況をすべて話した。


店長と直接話してほしいから
近々来てほしいといわれ
次の日行くことになった。