わたしにくれた言葉は
今から思えば
その場を紡ぐためだけの1音1音でしかなく
何の意味も含んでいなかった
それでも思い出す
いまだに記憶の片隅に居座り続ける
意味もなく
わたしを慰める
朝、満たされた気持ちで目が覚めた
しあわせな夢をみた
温度差が激しすぎて
現実にもどるのに時間がかかった
もう本当の世界で
あんなに満たされた気持ちになることはないような気がしてくる
たとえあったとしても
失くした後のこの虚無感を
あと何回感じればいいのかと思うと気が遠くなる
「すきです」と言ってくれたそれだけを
何度も何度も頭の中でリピートして
いつまで耳鳴りは続くのかな