夜の隙間を埋めるように | 感情コントロール

感情コントロール

emotion control

わたしにくれた言葉は

今から思えば

その場を紡ぐためだけの1音1音でしかなく

何の意味も含んでいなかった


それでも思い出す

いまだに記憶の片隅に居座り続ける

意味もなく

わたしを慰める


朝、満たされた気持ちで目が覚めた

しあわせな夢をみた

温度差が激しすぎて

現実にもどるのに時間がかかった


もう本当の世界で

あんなに満たされた気持ちになることはないような気がしてくる

たとえあったとしても

失くした後のこの虚無感を

あと何回感じればいいのかと思うと気が遠くなる


「すきです」と言ってくれたそれだけを

何度も何度も頭の中でリピートして

いつまで耳鳴りは続くのかな