続編

 

 

大切な方を亡くされた喪失感を乗り越えるあなたをサポート。

ロスケアヒーラー 佐々木澄子です。

 

 

前回は私が手術を迎える前までをお伝えいたしました。今回はその続きをお話させて頂きますね。

 

 

やがて時間となり

家族や同室の患者さんに

励ましの声をかけられ

見送られて

手術室へ向かうエレベーターに

乗せてもらいました。

 

 

その時

今は亡き夫が

「大丈夫だよ 頑張ってね」と

手を握ってくれました。

 

 

手術が終わり

麻酔から目覚め

意識がもどってくると

 

 

「佐々木さーん 

目を開けてみて

見える? 見える?」

 

 

お医者様の声が

聞こえてきました。

 

 

「手術が終わったんだ…」

そう思い

 

 

そおっと

目を開けると…

白い光の中に

メガネをかけた

お医者様の顔が見え…

 

 

「見えます…」と私。

 

 

「見えるのね? 

見えるんだね?

良かったー 良かったー

 

 

ここがどこかわかる?」

様々問いかけて下さり

 

 

そして

「お疲れさまでした

よく頑張りました」と

言って下さいました。

 

 

9時間以上もの手術

「お疲れ様でした」は

私よりもお医者様や

スタッフの皆様に

おかけしたい言葉でした。

 

 

こうして

無事に手術を

終えることが

できたのでした。

 

 

もし手術が

成功しなかったとしても…

失明したとしても

 

 

私はお医者様に

 

 

「先生のお言葉のおかげで

勇気をいただきました

これから先

どんなことがあっても

生きていけます

ありがとうございました」と

 

 

しっかり

お伝えしようと

思っていました。

 

 

それは

感謝の気持ちだけでは

なかったのです。

 

 

それには

お医者様自身が

私を失明させてしまったと

重く受け止めないよう

 

 

今後も

これまでと同じく

患者さんのために

誠実に向き合っていただきたいと

願う気持ちがありました。

 

 

そして誠心誠意

尽くして下さっている

お医者様や

スタッフの皆様のためにも

手術が成功してほしいと

願っていたのです。

 

 

この経験から

 

 

覚悟ある愛の言葉を

いただくと

オーラのように包み込まれ

安心安全のその中で

 

 

愛や勇気 そして 

同じように覚悟が

備わっていくのでは

ないかと思うのです。

 

 

当時私は

失明するかもしれない

という経験をしましたが

 

 

世の中には

視力を失っても

素晴らしいご活躍を

されている方が

いらっしゃいます。

 

 

そして

乗り越えるまでに

ご本人様やご家族様は

様々なご苦労や葛藤が

あったのかもしれませんが

 

 

乗り越えるだけの

高い魂レベルなのだと思います。

 

 

そして 

その方達も言葉に

支えられてきたのでは

ないかと思うのです。

 

 

このように私達は

様々な経験を通して

覚悟ある愛の言葉に

支えられて

生きているのでは

ないでしょうか。

 

 

こうして言葉は

受けた相手の一生を

支えることにも

なり得ますし

 

 

逆に深く傷つけ

やる気を奪うことにも

なり得ます。

 

 

ですが

きれいな言葉を

並べれば良い訳ではなく

どのような態度で

その言葉を伝えるかも

大切なのだと感じます。

 

 

だからこそ

日頃から「言葉」には

相手を思いやる

「愛」をもって

発していきたいものですね。

 

 

あなたの発した

愛の言葉が

きっと誰かを

そして あなた自身をも

癒すことができるのです。

 

 

あなたのお心も

愛に包まれますように。

 

 

あなたと共に

ロスケアヒーラー 佐々木澄子