第47話 「レシラムとゼクロム 出現」


「スカウトされたし 面白そうだったからね」
「嘘つかなくていいじゃん。本当は?」
「あれ アキナさんも人の心よむとかできるんですか?」
ネストは先ほど 心をよまれたのであまり驚きはしなかったが、少しは驚いた。
「いやいや 勘違いしないでね。私の能力は記憶を食べる能力でね少し違うんだよ。まあその能力のせいかな? 心が多少はよめるんだよね。で本当の事は?」
だいぶお互い話すのが慣れたのか 先ほどの空気とは違って今までどおりな感じになってきた。そしてネストは先ほどの事をしゃべりだした。
「へぇ 大変だね」
「お互いね」
「ふん あなたと同じにしないで。私は自分の意思でやってるのよ。まずは私 いやナンバー4は『ナオキ破壊』をするから協力してくれない?」
アキナは自分をナンバー4と名乗る。そして与えられた指示は仲間の『ナオキ破壊』というものであった。
「そんなに目ざわりなことはしていませんよね?」
「まあそうなんだけどね…。父さんが言うには『シルバーに育てられた子だから』たったそれだけ… なの…」
「案外『破滅への神』でもためらいはあるんですね。私がきいてた話しだと『心がない殺人者』とか聞いたんですがね」
アキナは少し下を向いて答えた。
「私も普通の人間だもん…。本当はもう足を洗いたい…。」
少し涙をたらしながら アキナは小さな声でつぶやいた
「でも父さんの指示は絶対…。だから私はナオキを…」



「俺がなんだって?」
突然後にナオキが立ってるのにきずき、先ほどの話を聞かれたと思って 自分の能力の剣を後にこっそり持った。だがネストはそれが見えたので慌ててアキナを止める。
「おちつけ アキナ」
それを聞いた瞬間 剣をとっさに消した。今ここでやれば他の人にもみられるからだ。
「いやいや なんでもないって。ナオキがジム戦で大活躍したって話ししてたんだよ アハハハハハハハハ」
「おかしな アキナ。まあ早く行こうぜ」
ナオキはそう言いながら外へ出て行った。その様子を確認して見えなくなるとアキナは「フウ」とため息をついた。
「ありがとね ナンバー5。いやネスト」
「ちなみに他のナンバーは一体誰なんですか?」
「私もよく知らないわ。1~3は知らないけど6は知ってる。6は本当にすごい能力を持っている。というかもうシンオウ地方で会ったんだけどね」
ネストは静かに聞いていた。というか誰か予想したが、全然わからなかった。
「そろそろ出発するよ。まっててn…」
その時だった。いきなりポケモンセンターの外で声があがったのは。アキナは即座に外にいった。するとナオキと男女 3人がたっていた。
「シンオウ行きの船以来だね。ナオキ君 久しぶり」
「お前は まさか!」
この男はナオキがシンオウ地方へ来るときに船で話しかけてきた人であった。その時は誰かは分からなかったけど 人だかりと。白い色をしたポケモン レシラムを持っているのがわかるとすぐに誰かは分かった。そしてかぶっていたフードをめくった。
「あなたはNさん」
「おっとNだけじゃないわよ」
Nと一緒にいた女の人は黒いポケモン ゼクロムを出現させた。その事によって野次馬がわんさかやってきた。その中にはインタビューをしようとカメラマンとやってくる程。だけどNは断った。そして女の方もフードをとった。
「Nさんに トウコさん。久しぶりです」
「4年振りだね。カントー地方でボロボロにしてあげた以来だね」
「それは言わないでくれよ…」
信頼してるのか 今までのナオキとは違いすごくにっこりしていた。どうやら師匠と弟子 そんな関係であったらしい。同い年ぐらいなのにすごい関係だ。




「船で会った時とは違い、だいぶおちついたようだね」
「Nから聞いてたけど大変だったわね」
「そうだったけど 決断しました。僕変わります…。 なんて アハハ」
そうやって話していると 殺気を感じた。気がついたのはNだけだった。人ごみにまぎれて殺気をとばしてくるではないですか。誰が飛ばしてるのかはやっとわかった。男の格好してるように見える女 アキナの殺気だった。冷たい殺気がNにざわつく。
「(なんて殺気なんだ…。こんな殺気普通の人じゃできるわけがない。あの子は一体…)」
「(どうやらあの『N』って人にはきずかれたようね。いやそれともう一人。私の横にいるこの男。こいつもきずいてる。というかこの男もかすかに私に殺気を出している。一体 何者かしら)」
殺気にきずいたのはNともう一人の男だった。アキナが殺気を出した理由はどれほどの使い手かみるため。だが思ってないことにもう一人きずいた。
「トウコとナオキ君 少し話がしたいからあっちで話そうか」
野次馬達についてこられないように逃げて行った。というか殺気を出しているアキナからと言った方がいいか…。
「アキナ 悪い。少し話してくるは」
「え うん いってらっしゃい」
レシラムに乗った3人はそのまま森の方へ行った。それを見るといつの間にか 殺気にきずいた男の方はいなかった。
「(少し あの男を探る方がいいな…)」
そう思いながら 能力の剣を出現させた。