第29話  「トロピウスのお礼」



「うぇ…」
「どう おいしい?」
今は朝食タイム。それでナオキはアキナが出した料理を食べてた。
「何だ この魚は? これは何の魚だ?」
「分からない…」
「ハ?」
不機嫌そうにナオキは質問すると アキナは分からないとつぶやく。
「じゃあ この魚にのってる黄色いような黒いようなものは?」
「バナナだけど?」
「ハ?」
同じく 質問するとまたおかしな答えがきた。ナオキはこの空間から抜け出したいと思っていた。
「何でバナナがあるの? まずなんでこげてるの?」
「間違えちゃっただけだよ。僕はポケモンのトレーニングするから残さず全部食べてね」
アキナは席をはずして ヒコザルを出して、大きな木を見つけて「かえんぐるま」のトレーニングをしていた。一人ぼっちになったナオキは一口食べるごとに水を飲んで 食べたいた。
「ナオキ 調子はどうだ?」
「見ればわかるとおり 死にそうだ」
一口ずつ苦しそうに食べてる様子を見れば分かることだった。ガレンもその様子を見ないふりをしていた。
「お~ おいしそうなオレンの実のスープがあるじゃねえか もらった」
「それだけはおいしそうのに」
一つだけおいしそうなスープがあった。それをガレンが飲んでしまった。
「辛ええ~~~~~~~ フィラの実がはいってるぞ」
(飲まなくてよかった…)
オレンの実のスープだと思ったら下の方にフィラの実の辛い味が有った。混ぜてみると赤色になってく。ナオキは心の中で飲まなくてよかったとほっとした。
「そのスープはガレンが飲んでくれよ」
「はいはい…」
ガレンは小さく返事をした。それから嫌な朝食を食べた。





「やっと食べ終わったの? もう1時間もかかってるよ」
「仕方ねえだろ。一口食べたら1分休憩しないと胃がもたねえよ」
「…」
アキナと合流して 話してると空から何かがこっちへ向かってきた。ポケモンらしきもの影が見える。そのポケモンがナオキにぶつかった。
「いってえ… お前は!?」
ぶつかったポケモンは以前にナオキが助けた 草タイプも持っているトロピウスだった。ナオキを確認したらナオキにひっついてきた。
「ナオキになついてんじゃねえのか?」
「そうだよ 捕まえたら?」
ガレンとアキナがトロピウスのことに口を出す。
「別にお礼言いにきただけだろ?」
「何かしたのか?」
ガレンに聞かれたので前のことを話した。
「へえ~ そんなことをしたのか」
「ま… まあな…」



「で 何で俺のとこにきたんだよ」
ナオキがきくと トロピウスはナオキに背を向けてしゃがんだ。
「俺に乗れってことか?」
ナオキはトロピウスの上に乗ると 飛んでいく。
「どこ行くんだ? アキナさん 俺たちも追いかけよう アーケオス 出て来い」
「ウォーグル」
二人とも ひこうタイプのポケモンを繰り出して ナオキを追いかけた。