第8話 「故郷へ オーキド研究所」

「ナオキ…」
勝負を捨てた ナオキにヒロシはつぶやく。ヒロシはもう優勝したのでこのリーグに参加するのはいみのないこと。ナオキを変えるためだけにこの大会に出場していた。それが4年も続いていた…。

「ナオキ 今の試合は何じゃ。それでもトレーナーか」
「… もう少しポケモンの修業でもさせてくる」
連絡をもらったナオキはある人と話していた。それはオーキド博士。
「お前さんも 少しは休んだらどうじゃ?」
「俺は大丈夫です…」
なぜかオーキドにはほかの人と同じような口調ではなく 少し丁寧になっている。さすがに博士には丁寧に話すようだ。それか少し頭が冷えたのか…。
「ナオキではなくポケモンじゃよ。1回 マサラタウンに帰ったらどうじゃ?」
「はい 分かりました…」
オーキドに言われ ナオキの故郷 マサラタウンに帰ることになった。すると後から声がした。
「ナオキ!」
「お前か…。」
呼んだのはヒロシだった。
「何のようだ? もう2回戦が始まるぜ」

「帰る前に言いたいことがある」
ヒロシは真剣な顔でナオキを見つめる
「1回 ほかの地方に行ってみたらどうだ?」
「…。」
ヒロシの言葉になにも言おうとしない。そのままナオキは歩いて行った。少しすると周りから声がし始めた。
「あれってチャンピオンのワタルさんじゃないか?」
そうチャンピオンのワタルがあるいていた。そしてヒロシの方へ来た。ワタルが何か言おうとする前に先にヒロシがしゃべりだした。
「ナオキなら行きましたよ。何か言いたいことでもあったんですか?ワタルさん」
「いや特に言いたいことはないが…。ヒロシ君 今までありがとう」
チャンピオン例を言う。これはどうやらナオキと4年戦ったことだろう。
「いえ ぼくは自分の使命をはたしただけです。でもナオキは4年たってもほとんど変わってない」
「いや これをきっかけに変わるかも知れない。まずはヒロシ君 2回戦頑張ってくれ」
ワタルはそれだけを言って外へ出て行った。ヒロシは2回戦のために慌てて走って行った。そして外へ出たワタルは空を見ながらつぶやいた。
「ナオキ君…。」

数日後
「もうつくなマサラタウンに…」
マサラタウンの後少しまで来たナオキ。するとナオキは自分が持ってるポケモンを全部出し始めた。
「もうどこへでも行け」
思いもよらない一言をポケモン達に言う。だがみんな離れようとしない。すると4年前のゲンガーと同じようにモンスターボールを破壊した。そしてナオキは歩きだすが ポケモンはまだついてくる。
「もうお前らは俺のポケモンじゃない」
後ろを振り向き そういう。それを聞いたポケモン達はナオキから離れ出した。

「オーキド博士 帰りました」
「ナオキ君 おかえり」
返事をしたのはオーキド博士ではなくオーキド博士の助手をしているケンジをいう人だった。
「ケンジさんですか オーキド博士はどこですか?」
ここではなぜか少し敬語を使っていた。ケンジはオーキドがいるところへ案内してくれた。
「フジギバナ いつもありがとな」
オーキド博士はフシギバナにエサをあげていた。そこにナオキとケンジが近ずく。
「オーキド博士 そのフシギバナは野生のですか?」
「いや サトシのポケモンじゃよ」
4年たった間にサトシのフシギダネが進化してたようだ。ナオキもいちお見た事がある。
「なんだ なら捕まえられないな」
「ナオキ君にはほかに6ひきポケモンがいるんじゃからいいじゃないか」
するとナオキが少し笑いだしながらしゃべる。
「あいつらは逃がして ほかのポケモンを手に入れました」
逃がしたという言葉にオーキド博士とケンジは驚いて 少し怒りだした。
「何で いつもポケモンを逃がすんだ」
「… ぼくの勝手だろ」
ケンジが言うが ナオキは反論する。
「もう言葉が丁寧だからと大丈夫かと 思ってたら…。また逃がしたのか」
「使えないポケモンを逃がしただけですよ」
ケンジはその言葉を聞いて殴ろうとする。
「ケンジ 待つのじゃ」
こぶしがオーキドの言葉でストップした。ケンジは拳を下ろした。
「ナオキ 今からポケモンバトルをしよう 1ひきは持ってるんじゃろ?」
「何でですか 気分がのらないし 第一ぼくのポケモンの方が不利だ。やめときます」
「どんなポケモンか見せてみるんじゃ」
モンスターボールをポケットから出して 投げた。するとふつうのよりかなり小さいケーシィが出てきた。これはナオキが不利というのも分かる。

「さっき見つけたタマゴから孵ったばっかだし ポケモンバトルもしてない。今やったら負けるだけだ」
「じゃあ ワシは先ほどタマゴから孵った ゼニガメでいく。これならどうじゃ」
向こうの方からゼニガメがとことこ歩いて出てきた。
「こんな勝負 参考にも役にも立たないからバトルはしない」
「怖いんじゃな」
「なに」
ナオキが勝負を断ると オーキド博士が少し挑発した。
「さすがに産まれてばかりでも ここでワシに負けたらハジをかくから やらないんじゃろ?」
「博士が挑発していいのか…。まーいいだろ。このケーシィが強いかどうかは見れるし」
そしてナオキとオーキドのバトルが始まった。


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