気象系の青さんの素人妄想BL小説です

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side S



太陽の陽射しを強く浴びる

盛夏の日々も



夜になれば……


頬を撫でる風が僅かに優しく

夏の終わりに向かって

少しずつ季節の移り変わりを

肌で感じられるようになっていた






それに……



//

はぁあああ
 翔くん!翔くん
 凄く綺麗だねぇ〜♪




……だね///
あぁ〜んッ…//
   終わっちゃったぁ〜
 翔くん!次
 次をお願いします!!!


///





隣で無邪気にはしゃぐ肩が

遠慮なく触れれば



意識は一瞬で持って行かれ

目の前の火花の様に

熱が籠るのを感じた……










まやぁ 

ふはなにそれ///


ん?……山の日の花火だから
 …やまや ” なんじゃないの?//
   お祭りに来てた人達が叫んでたよ?


………だっけ?//


ふふふ♡
 …翔くん地元の人でしょう?
 そんなことも知らないの?
 もぉ〜おバカさん



シャララララン



ぁ痛て/////

……ッ…ごめんね//


ぉ〜気をつけてよぉ〜…//
 ……っかさぁ〜ソレ
 貴方本当似合いすぎて
   …全く違和感ないよな…///


ふふ♪///
   ありがと





普通高二にもなる男子は

小さな女の子層のニーズに向けた

玩具のステッキを

楽しそうに振り回したりはしないぞ…///




それにぶつかった額を擦りながら


直ぐ隣へほんの少しだけ

睨みを効かせて笑いかけると


直ぐさまこちらへ向かって

可愛い笑顔を返してきたもんだから……






ッ…翔くん
 花火!花火終わったよ!
 ぼぉ〜っとしてないで次つぎぃ〜♪


……/////




先程から

花火よりも気になるこの人に

何度も同じ注意を受けいた





そんな心地よい時はあっという間で







…………夢みたい///


ん?

こうして花火見るの///





優しく笑う横顔が

目の前の光に照らされ


瞳の中は宝石が光を放っている様で

その美しさについ見惚れてしまった





打ち上がってないけどね
 ごめん//
 折角浴衣まで着てくれたのに
 見れたのが家庭用の花火って…//






折角の機会を台無しにした

自分の失態に反省していると……







花火のことじゃないよ?


……ん?……と言うと?


翔くんと仲良くなれたことが
 夢みたいで凄く幸せなの/////


そっか♪
 それは良かった///


んぁあ⁈//
 ……ょ………/////


ブブーブブー……
(スマホのバイブ音)






それを言うなら俺の方” だから///



優しく微笑み

嬉しいことを言ってくれる頬に触れて

自分の方へ振り向かせれば



艶めく膨らみへ

息がかかる距離まで顔を寄せた……






二人の隙間は僅か数センチ


視界はまたしても

互いを映し合うだけとなるこの時間に

胸が熱くなる




ブブーブブー……

…………くん……///


………ハァ………に…/////


ブブーブブー……





打上げるモノとは規模が違う

家庭用の小さな花火が

こんなにも素敵に思えるのは


全部、彼のおかげなんだ……






…ハァッ…出て?/////

ッ…
………//………ありやと…///





押し迫り

尻もちをつかせてしまった身体を

抱き起こしたら……


鳴り止まないバイブ音を響かせる

スマホを指を差した




智くんがその画面を見て

すぐさま何か操作するとバイブ音が消え

庭の隅で電話相手と話し始めた




そうこうしている内に

家庭用の花火は

残すところ線香花火だけとなり



彼が電話で不在の間に

それ以外のモノを全て片付け


今日最後の

二人だけの時間が来るのを

静かに待っていた







……お待たせ/////


///………おばさんから?//


………ぅん…/////


………っ…//
 そしたらさ折角だから
 …この線香花火までして終わろ?


……………/////







再び触れる距離まで詰めてきてくれた

とんでもなく可愛い人へ

残りのものを渡し火をつけた











……や〜まやぁ〜……//


ふ…//………や〜まやぁ〜///









真似して言ってみたものの……


切なくて

とても名残惜しい……





別に今日が終わったからとて

想いが重なった俺たちには……


明日が無い訳ではないんだ





それでも……



彼と初めて過ごした

今日と言う奇跡の一日に

終わり ” が

近づいてきているのかと思うと……




この小さな目の前の輝きにすら


少しだけ

あともう少しだけ………と、


隣の瞳を宝石に変える煌めきへ

一息でも長く続いてほしいと

願ってしまう自分がいた






……おばさん……なんて?//


………ん…
 姉ちゃんと合流したって…//


………っか…//


…………//……………ね…///


















………智くん?//





突然途切れた会話に


意識は目の前の輝きの世界から

ゆっくりと隣の可愛い存在へ変わった








そのまま
 お父さんを迎えに行くって…///


……う…なんだ//


それでね……
 …くん……
   それまで一緒に居てくれない?/////


……………///




……キスき…
   …………しちゃダメ?/////

……!?/////










……           

 ジ




















数秒前まで名残惜しく……



消えないで……

切に願った煌めきは……



想像以上に大きな音を響かせて

ほぼ二つ同時に


熱い雫を落とし光を失った_






でも今は

そんなことはどうでも良くて……




月明かりの下で

星のように揺らめく瞳から

視線を外すことが出来ないでいると






ゅうぅぅぅ……

翔くんのお家には
 連絡入れたって言ってたから
 …僕ん家に入ろ?
 ……くんと…続きしたい…/////




………言ってんの?/////
   …う…止めてやらないよ?///



……いいよ///
 …だって……//…翔くんこと
 っとっと……
  知りたいんだもん/////



……だも…っッ/////
 ああ〜//////
 もぉおお〜///






先に立ち上がり俺の返事を待つ手が


甘い誘惑の言葉を添えて

真剣な眼差しで腕を引っ張ってくるから


理性で抑えていたモンは

もう制御が出来なくて……



目の前の腕を自ら強く掴み取り

可愛い瞳に向かって……




今度こそは……


彼が望むこと

今の俺が出来る全てで

喜ばせてやりたいと思って……










智くん
  お気に召すがままに♡







二人の未来を

全部ひっくるめて誓ったんだ






ふふふ♪
 …翔くん王子様みたい♡


……はぁああ!?///
   なんだよその恥ずい思考回路は//
   …智くんって本当メルヘンだよな/////
 女もんの浴衣も違和感なさ過ぎだしさ
 本当は女なんじゃねぇ〜の?/////


……ッ……ちゃんと男だよッ…//
   …翔くんと同じもんついてるし…///


本当かぁ〜?///
   …まぁいっか♪
 今からこの目で確かるんだしッ♡
 ほら!浴衣脱ぐぞ♪


………ふぇ!?/////…
   何で脱ぐの!?///


何でって
 キスの続きのエッチするんだろ?///
   …取り敢えず風呂入るぞ♪


なななッ…
  何言ってるの!?/////
   翔くん……
 バ!!///
   …キスの続きって
 キスのことでしょ/////


………はぁあ!?//
 セックスのことだろ///


⁉︎/////









俺たちの熱い思いは



これからもっと無限に広がって


来年もそのまた次の年も

ずっとずっといつまでも……



夜空を彩る大輪の花や

夏の星座にも負けない程の輝きで



夏の真ん中を

いっぱいにするのだろう






星のように迷いを捨てたら

溢れる思いは……


 



智くん♡
   ………大好きだよッ///


ゅむ





魔法の言葉を添えて

手の甲へキスを落として伝えた





…んっ///…翔く…ハァッ…/////


……ハァ……既に勃ってる♡///


ッ///
   そんなこと言っちゃッ///
 …ハァッハァ…そういう翔くんだって…///


ふは
 …智くんがエロくて…興奮してる///


……ゃぁ///…ハァ…
 さわッっちゃ駄目ッ…/////


この状況で無理だから♡
 恥ずかしいなら…ハァッ…
 …目瞑って耳塞いでろッ…///


ッ…分かったぁ…ハァ…///


………本当にするのかよ…///
   どんだけ可愛いのよ……貴方…///







浴衣の帯を二人して解きながら

脱いでも冷めない

互いの熱の象徴に興奮して




バスルームの扉を閉め

二人だけの未知なる世界を堪能した_








風呂から出ると

花火大会の交通規制と

遠くへ呑みに出てくれていた

おじさんのおかげもあって


大野家を乗せた車は

帰宅はまだまだ遅くなると連絡があった




それならば……

それぞれの親へ許可を貰い



一日の最後も

共に過ごすことに決めた







ふはぁああぁ〜///
   ……翔くんも……ッ/////


……ありがとう///





火照る身体を

ベッドの上で横になることで休ませる_







………智くん…///

…ハァ…翔くんッ///
 ……僕の魔法にかかってくれて
 ありがと♡/////


ッ…
ふはは
 コイツには感謝だな♡




シャララララン


 


脚を絡ませ

甘いキスの続きを繰り返しながら


今日一日俺たちと共にいてくれた

子供騙しの玩具へ手を伸ばし

スイッチを押した




まぁ〜相変わらずの

ヘンテコな音ではあるけれど……





ねぇ智くん…//
   ……もう一回したい/////

ッ……
ッ///………ハァ…
 ……今日は寝るんでしょッ/////


このままでいいの?♡

……
…//……ッ/////






風呂場の続きをしたくて……



智くんのズボンの隙間から

手を差し込めば



俺と同じように主張している熱に

嬉しくなり


布越しにステッキも使って

悪戯に擦り付け攻め立てた





……どうする?///

ぁああッ///…ハァ…ぅ〜///
   ……触っほしいです/////


……ふはは






照れ屋な瞳に

再び熱を灯し魔法をかけてくれた






正直な智くん好きだよ♡


…ハァッ…意地悪な翔くんも好き///

あははありがとう♪



ねぇッ……翔くん/////
 ……ハァハァッ……あのねッ///


……ん?…ハァッ…に?/////


もうちょっとだけ…ハァッ…
 …ハァッ……激しくして?///








………⁉︎///









たまに出る大胆な発言には

慣れそうにないけど……







メルヘンな

彼の言葉を借りるなら



きっと今夜は


星空の滑走路を彼と走り抜ける

夢でも見るんだろう






理屈よりも

甘いキスに酔いしれ


綺麗な瞳が俺を映してくれれば

何度でも言いたくなるんだ……







…ハァハァッ…お気に召すがままにぃッ…
  ぁあぁ*
・。 ・。・。*・。・ 。 ・。*・。*    ・
・ 。 ・ 。*・。 * ・。 *
 ・  。*  ・。*  ・。*・。*  ・ 。  *



ふふふ♡
   …もう一回シャワーかな?///











他には何も望まない




一夜にして俺の熱に火を灯し

あっという間に心臓を掻っ攫っていった



智くんさえ居てくれれば……



叶えられない夢はない

信じているから















・*:.。 Fin 。.:*


二人の“ キスの続き ” …の解釈の違い♡笑

折角ののお話だったので
軽いお触り程度のイチャコラまで
書かせて頂きました(。・ m ・。)♡


怒涛の夏休み期間であり、
先週、長男が鉄棒から落ちて
右ひじを骨折しまして……病院通いの日々⭐︎

そして台風や、
夏の間、相次いだお部屋のトラブルと
後半は集中力が保てず、
課題も多く見つかったお話になりましたが…
(。- ◡ -。)

最後まで読んで下さった皆さま
ありがとうございました♡

台風、どうか皆さまお気をつけて…
La mimosa