気象系の青さんの素人妄想BL小説です




いつもお話を読みに来て頂きまして
誠にありがとうございます


前話…ついに…の展開に
気になるところではございますが、

智くんから翔くんへ話を伝える前に…
智くんの過去編を3話に渡ってお届けします

どう描こうか悩んでいたのですが…
まあまあしんどい内容です。

と、言いますのも…
智くんが追い込まれていくからです。
人間、失敗や経験を得て成長しますので
いつもその部分、描きたくなります。


でも、その過去があるから…
翔くんとの未来へ繋がるんだ
…と思ってますので、妄想したままに
その世界観を描こうと思います。


過去編を3話に収めるため、恐らく…
状況説明、いつもより割愛させて頂いてます。
皆さまの妄想力のお力を借りて
イメージして頂ければ幸いです♡


智くんはずっとHAPPYじゃないと駄目!
翔くんと智くんへ嫌なこと事しないでッ!
って方は、どうぞ読まないで下さい♡


お話の智くんと…翔くん…と一緒に、
ついて来て頂ける方だけ
読み進めて頂ければ幸いです。

こんな事、前置きに書く必要って
ないのでしょうか??
よく分からない…
その辺、まだまだ素人ですよね…
ごめんなさい。


こんなにどエロな話を書いてるのに
基本は凄く小心者でビビリなので…笑
文句は無しにして頂けますと助かります
皆さまお優しいから…信じております♡
(>人<;)

あ♡皆さまにも信じて頂きたいのは…
私のお話はLOVEハッピーエンドです♡

1話に出て来た現在の…変態エロ可愛い智くんと
そんな智くんに翻弄される翔くんへ繋がる為の
ジェットコースターの急降下の回


どうぞお楽しみ?頂ければ幸いです。


実は?小心者の…
La mimosa



それでは…


お話の世界へ
行ってらっしゃいませ






side O



僕には大好きな先輩がいたの


中学に上がって

教室の移動や登下校の時に

たまにすれ違うと…




大ちゃん!じゃ〜ねぇ〜♪




そう言って僕だけに向けた

キラキラの笑顔をくれるんだ…




『……ッ///…






2つ上の先輩だった



2年の差って凄く大きいと思う

とても大人びて見えるし…

 



凄く嬉しくて…

でも、恥ずかしくて…//



何かお返事したいのに

もう心はいっぱいいっぱい…///




だから必死で口角上げて

その場で手を振るだけで精一杯だった







なぁ〜アイツ誰?

先[一年の大野だよ♪

へぇ〜女子みたいだな…///

先[!おい
 大野は俺のお気に入りだぞッ!
 手ぇ出すなよぉ〜

アホか!!
 男子に興味ねぇ〜よッ///

先[……ならよし!!







『……/////』






先輩……

旧校舎は人通りが少ないんです


幾ら目の前には居ないからって…

廊下で話されたら

トイレにも聴こえてます…///






『……/////


相[……何してるの?出ないの?





先輩と挨拶の後、

トイレに入ったものの



廊下から先輩方が

僕のことを話してる会話が聞こえて来て

出るに出れなくなったところで


友達の相葉ちゃんが声を掛けてきた_





ゔぅ〜///
 …恥ずかしくて出れないの…///


相[…お気に入りって言われたのが?
 ………大ちゃん…
 中学上がってからモテるもんね♪
 特に男子の先輩方に♡
 なんだろね?可愛いからかな?


『………僕、男だよ⁈
 可愛いなんて…全然嬉しくないよ///


相[…そう?
 俺も大ちゃん可愛いくて好きだよ?


『……!?/////


相[アヒャヒャヒャヒャ
 冗談だよ〜!!
 あッ…でも、ダチとしては好きだし…
 可愛いとも思うから……
 …間違いはないのか?


『…ふぇえ
  意味わかんないッ!
  僕たち友達でしょ


相[アヒャヒャヒャ
   俺も意味わかんないや♪
     まあ、恋愛感情ないから安心して♡


もぉ〜揶揄わないでよぉ〜!///


相[ごめんごめん
 ほらッ…もう居ないみたいだよ?
 …授業始まるし…行こう


『…あッ…待ってぇ〜ッ///






こんな風に…

友達に揶揄われながらも


先輩にとってのお気に入りの後輩に

なれてるのかと思ったら……



凄く嬉しかった/////







先[…………]










先輩は…

頭も良くてスポーツも得意だった


いつも女子たちに囲まれて、

こちらから近づく事は先ず無理だったし

女子の中に入る勇気もなかったから…




美術部の教室から見える先輩の姿を…


“ 遠くから見つめる ”


もうそれだけで十分幸せだった……











ある夜のこと_



母[…ねぇ、さと…
 あなた恋してるでしょ〜?


『…ゔッ⁈//
 ゲッホッゲッケホ…
 なななッ何なの急に!?///




ソファで寝転んでテレビを観ていたら

後ろの背もたれから

急にお母さんが顔を出してきて


ココアの入ったマグを差し出しながら

とんでもない事を言い出した……




母[あらやだぁ〜図星ね♡


つッ〜/////
   僕、まだ肯定してないよッ!
 勝手に決めつけないでよッ/////





今はお母さんと目を合わせたくないのに

目の前では、

マグが虚しく差し出されたままなので


渋々起き上がり、受け取った…





母[だってぇ〜♪
 最近、鏡見る時間増えたしぃ〜♡
 さと、あなた自覚ないでしょうけど
 溜め息♡鼻歌♪
 …普段より多いぞ〜〜♡


『…ゔぅ/////……///


 

楽しそうに話しながら

回り込んで来て横に座られ…



親子でお揃いのマグが

勝手に乾杯をさせられる…





母[本当よ
 ふふふ♪良いじゃない?
 …素敵なことよ?
 何も隠す必要ないの…
 母さん、とっても嬉しいからッ♪






お母さんがココアを飲む横で


恥ずかしさから恐らく真っ赤になってる

顔を隠すようにして


ゆっくりココアを飲んだ






…………本当?/////


母[もちろんよぉ〜♡






凄く優しく笑うお母さんが好き…




嬉しくて…照れ臭くて…

もう一口だけココアを飲んだら

マグをソファ前のテーブルへ置いた





母[……ふふふ♪…さ〜と


……ふぇ?///



ぎゅ



 むにゅきゅぎゅぅ〜♡

ちょっ!?
 …ちょっとお母さん!?
 やッ止めてよ恥ずかしいッ!!


母[ええ〜良いじゃな〜い!
  我が子を抱きしめたってぇ〜♡





久しぶりに抱きしめられた

胸の中は…



あたたかくて優しいお母さんの香り





ずっとこのまま、

抱きしめていて欲しい気もするけど…








僕はもう13歳…///


子供じゃないんだからねッ/////







ちょっとだけ…




ほんの少しだけ…

…淋しい気もするけど…///



慌ててその胸から顔を突き離した……




照れ臭くてテレビの方へ向き直し

マグを手に取り、口に当てたまま


テレビを観て数十秒__






母[…大切にしなさい…
      ……智のその気持ち…///





テレビの音に負けそうな中でも

大好きな声だから届いたその言葉に…






…………ぅん…/////





やっぱりマグを唇に当てたまま

きっと直ぐ横にいる

お母さんにも届かない程、


小さく小さく頷いた__







僕は先輩に恋をして

でも、男である僕が…

男の先輩を好きになるなんて……



誰にも言えない…

友達にも…お母さんにも……




でも、良いんだッ♪




絶対、実る事のない

密かな恋を……




僕だけの秘密にして

大切にするんだ__









そう思うようになって

暫くの時が経った__





先輩とは相変わらず

笑顔だけの挨拶を交わす関係…



…だと、思ってた…





この日までは…






先[…大野居るかぁ〜?



ええ〜!?先輩だぁ〜♡

 キャー♡今日もカッコいいね〜♪



……あのッ?///


相[おお〜!?
  ついに先輩からのご指名だね♪


『…もう!相葉ちゃん! 
    揶揄わないでッ…///





お昼休みの時間に

先輩が突然、教室へやって来た……





先[……大野ちょっといい?


あッ⁈…はい!!


先[……ちょっと一緒に来て…


……はぃッ/////






初めて先輩と話せたことが

嬉しくて……


ドキドキしながら着いて行った








……あのッ///…


先[……………こっち






授業と放課後の部活動以外は

殆ど使われることのない旧校舎に

先輩と2人でやって来た_





空いてる教室を次々に通り過ぎ

何処まで行くのか疑問になった…




………あのッ…//


先[……大野に…話がある…


……えとッ///





考えれば何の呼び出しなのかも知らず

黙ってついて来たけど…




大丈夫…かな?//




笑顔で挨拶を交わすだけの時は

“ 大ちゃん ” だったのに、


教室で呼び出された時から

呼び方が “ 大野 ” に変わっていて…



校舎の1番奥の教室へ着いた時には

不安になっていた





先[………大野…こっち…






先輩が手招きして教室へ入って行くのを

数歩遅れで慌ててついて行った






ガラガラガラッ……


『……あのッ///





何の用事なんだろう…//



先輩とは、今までは学校で会った時に

笑顔で挨拶を交わすだけ…


それだけの関係だったのに

急に呼び出しなんて……



先輩へ知らない間に何か嫌な事をして

怒られるのではないかと…


不安になり

ドアの前から動けずにいた





先[………大野……こっち…


……あッ……はぃ…//




でもその場に留まる事は許されないらしく

先輩が再び手招きしたので

意を決して足を踏み入れた……






先[……ほら、座んな?


………はぃッ///


 


教室に入って直ぐの

廊下に面した席へ座るよう言われ、



引いてくれた椅子へ

廊下との境の曇りガラスを背中にして

ゆっくり座った__





先[…ってか大野ってさ…
 一人称 “ ” なわけ?
  はぁあああぁ〜//
 …ったくッ…お前ってヤツは…


…あのッ//
 僕はそんなッ…!?//…ハァ…
 …僕…ッ⁈//ゔぅ…そんなつもりはッ…






何でため息⁈…//



中学生は、僕って言ったらダメなの?

僕…先輩に呆れられちゃったの?


どうしようッ…嫌われた⁈//






そんな些細な一言に不安になり

一人ハラハラしている間に、


隣の席から椅子を移動してきた先輩が

向かい合うように座るなり


僕の両膝を先輩の脚で挟み込んできて

一気に密着した…





せッ…先輩⁈///…あのッ…ハッ…
 僕…何か…ハァッハァッ…ズズッ//
 ぁのッ///…ごめんなさッ…//…







さっきはため息だったのに…//…

何でこんなに近くに座るの!?




先輩の意図が分からない…



でも、さっきの溜め息は

きっと嫌われたに違いない…



そう思ったら……

どうしようもなく胸が苦しぃ…//




そんな忙しない心の動揺に

いっぱいいっぱいで…


もう、気がついた時には……




先[…あぁ〜悪い悪い
 急にこんな場所へ連れて来て…
 …迫ったら怖いよな?





ぎゅ


ふぇえ⁈///
 …ハァ…せッ…先輩⁈///





いきなり抱きしめられ…


そのまま先輩の制服に顔が埋もれ

閉じ込められた…





ふぇんふぁい…あのッ…/////


先[もぉ〜お前可愛すぎんだよなぁ〜


えッ⁈///グスッ




今、言われた言葉を

脳内でリピートしようと思った時には、

先輩は離れ…


目の前の制服へ

2つのシミを作り濡らしていた__





……せッ…先輩?ッ///…あのッ…ズズッ//


先[……ああ〜…ほんと…///
      …可愛すぎんだけど///





溜め息が出ていた先輩は

今は、大好きなくしゃくしゃの笑顔で

真正面から僕を見下ろしてくる……




両頬をあたたかな手で包まれ

親指の腹を使って

目元を優しく拭ってくれて…





先[……泣かしてごめんな?
 んで、話ってのは…さッ…//
 ……大野、俺と付き合わねぇ?///



『……へ?…付き?……何処に?


先[……あはは違う違うッ!
 俺の恋人になりませんか?
 …ってことッ!


……恋び…と?///…………ええ
   …どッ…どうして/////…?///





こッ…恋人!?///

何で急にそんな話しになるの!?



もう頭の中は混乱状態だった……






先[…あははッ…泣いたり驚いたり…
 顔真っ赤にして慌てたり…
 お前、忙しいなぁ〜♪
 …ふふ…お前さぁ〜
 …俺のこと好きだろ?///



ふぇええ!?///スッ⁈
 すすすすッ…スッ…スキ!?///




何で先輩に好きな事がバレてるのッ!?



頭の中は大混乱…


ひとり慌てふためく間に

先輩はどんどん距離を詰め寄って来て



気がついた時には…

背中は曇りガラスに隙間なくもたれ掛かり

僕の両側は先輩の腕にガードされていた





『…先輩ッ///…あのッ…//


先[……俺と付き合って?///


『…!?///






付き合って!?



今、先輩は…

付き合ってって言ったのッ!?


どうしてッ⁈


……だけど…僕ッ…///




せッ…先輩
 ……僕ッ……男ですよ





付き合うとか…

恋人とか……


それって男女間でのことでしょう?



何で?

…どう言うことなの!?




先[……あぁ…
  俺、そう言うの気にしないから♪
  …ってか、好きは否定しないんだ♡


『…ふぇ…えッ…あのッ///




僕が男とか関係ないってこと?

男同士でも……先輩はいいの?




先[…俺のこと…好き?嫌い?]


……えッ///…ハァッ……えっと…/////


先[好きか嫌いか……答えて…]


 

その2択…なら……///




……すき……です/////


先[あはは…じゃあいいな?
  付き合うぞ!……俺たち


へッ⁈…センパふんんッ///…ん///





そう言うの気にしない…

……と、言い切った先輩は


大好きなくしゃくしゃの笑顔が

僕からは見えない程、

近い距離で笑いかけると…



最後は返事をすることも許さずに

柔らかな唇を押し当ててきた_





先[……大野…ハァ…口開けろッ…///


んん///…ゃッ…ハァハァッ…
 先ぱぃ⁈/////…んゃああッ///






僕は先輩に強引にキスを教わって

付き合う事になった__









先輩はキスとか…

体の一部が触れ合っていない時は


いつも笑ってた…


僕の大好きなくしゃくしゃの笑顔/////



そう言う時は僕も嬉しくて

連られて笑うんだ…///




先輩が恋人になってくれた

信じられないけど、嬉しくて……


昼休みや放課後は

いつも一緒に居るようになった









先[…智…キスしよ?


『……ぁッ//…はぃ/////





先輩はキスが好きだった…



休み時間の空き教室では毎回で、

放課後の人通りの無い道端でもよくしてた




“ 何でそんなにキスするの ” って聞けば…

“ 恋人なら普通だよ ” って笑われた



だから出来るだけそれに応えるように

キスを頑張った…





でもだんだんと先輩とのキスに

応える事が困難な日が増えてきた…





先[………智ッ…ハァッ…ボタン外せッ//


ハァハァッ…ボタン?…どうして?//…ハァ…


先[…いいから早くしろ
  …あ〜俺がしてやるよッ///…ハァハァッ…


へ?……あッ…んゃぁあ!?///
 …ハァッ…せんッ///…んゃッふぅぅッ///






先輩のキスは忙しくて…苦しくて…



正直、終わった後は…


呼吸を整えるのと

濡れた胸元を隠すのに必死で…



先輩は “ 気持ちいいね ” って笑うけど…




僕は……

“ 苦しかった ” 事しか覚えていなかった







そして…

キスはどんどんカタチを変えていった





先[……智ッ…下も脱げッ//


カチャカチャ

『………ハァッ…なんで?…ハァハァッ…


先[…キスの続きだよ!!
  恋人同士なら当たり前だろッ!!



ジジジィィーー…

『…いッ…嫌…ですッ///…ハァッ…
 それにここ…教室ですッ!!
 他にッ//…ハァッハァッ…他に人が通ったら//





先輩はキスの時、少し怖かった…




口や胸を執拗に攻められながらも

突然、ズボンのベルトを外され

ファスナーを開けてきた事に抵抗したら…





先[………だったらこっち来い…//]





僕の好きなくしゃくしゃの笑顔は無くなり

怖い顔をしていて…



乱れた格好のまま

強引に手を引かれトイレに連れ込まれた




個室に篭るとやる事は2つ






先[…まだ小さくて可愛いのな…///


っッ…あッ…ゃだぁ〜ッ//…ハァハァハァッ…


先[…声……抑えろッ…///





トイレの壁にもたれ掛かり

僕の股間に先輩が潜り込んだら

脚が崩れそうになるのを

必死で堪え凌ぎながら、


その強引な頭を、

終わるまでひたすら見て我慢すること__






もう一つは…




先[智もやって?


『…え?…先輩ッ//…でも……僕…//…


先[いいからやるんだよ


『…ッ…ふむぅ!?//…ふゃあッ⁈


先[馬鹿!!歯立てんな
  …ッ///…ハァ…舌と手使えッ!!!


んんんッ//んくッ///…ふぁッ…









キスって口だけじゃないんだね……



後頭部を押さえ込まれた

逃げられないキスは


凄く苦しくて……美味しくなくて…




よくキスはレモンの味…とか、

女子が楽しそうにコソコソと話してるのを

通りがかりで聞くこともあったけど…




先輩とのキスは口でする事よりも、

屈んで股間に潜る


不味いキスが増えていった……







そんな不味いキスが続くようになると

放課後、先輩の家に寄ることも増えた…





先[…俺さぁ〜ココに毛があるの…
  嫌いなんだよね〜♪


『…?//


先[………無くそうか?


『……先輩ッ……ぇとッ……意味が…//


先[……姉ちゃんの脱毛器あったはず♪
  ちょっと待ってろ♡


先輩!!…僕ッ//…


先[………逃げんなよッ……









先輩の目は変わった__




あのくしゃくしゃの笑顔が眩しかった

優しい先輩は居なくなり……




僕が抵抗する事を極度に嫌った





先[……ほら
  この方が感度も上がるらしいぞ♪
  気持ちいいだろッ?


『…ッ///……ゃあッ//…ハァッハァッ…ゔぅ





家族の方が誰もいない先輩の家で…


僕だけ服を纏えない

奇妙な行為のキスは続き……



先輩の納得のいかない返事をすれば…





先[…気持ちいよな?



ギュギュ

あぁあ!?//…ハァハァハァッ…
 き…ハァハァッ…気持ちいい…れす//




納得のいく答えを出すまで

止めてくれなかった……




だから、

鈍感な僕が気がついた時には……




先[よし……いい子♡
  今日も沢山キスしてやるからな♪


『…ゔぅぅッ…//…ッ…ハァッハァ…






悪魔みたいな……

怖い顔付きに変わっていたんだ……







そんな苦しいキスの関係を

続けるること数ヶ月_



先輩は受験の為、

平日の放課後は塾の日が増えた


そうなると自ずと

先輩が居ない時間が増え、


キスをしない日が続いた…











相[…やっぱりさぁ〜
 少年漫画は最高だよね!


『…ふふ…ぅん♪




中学生のお小遣いなんで

微々たるものだから…



相葉ちゃんと2人、

毎週発売される少年漫画を

下校時に交互に買って


途中の公園に立ち寄り

空いてるベンチを見つけては…

2人肩寄せてゲラゲラ笑い合ったり

くだらない話をして帰宅していた……






なんか…

こう言う時間って久しぶり……



いいな……

…この時間…好きだな♪




先輩は好きだけど…

一緒に居ると緊張して苦しくて…


憧れて遠くから見てる時の方が

好きだった…//……







相[……暗い顔して…どうしたの?
  …先輩のこと?
  前は毎日一緒に帰ってたもんね…
  …やっぱり淋しいの?


………くない


相[…ん?……何?


『……それが…………淋しくなくて…//
 寧ろ、今の方が楽しくて…好き…
 相葉ちゃん…僕って酷いやつなの?


相[会えてないのに淋しくないってこと?
  えッ?夜めっちゃ電話してるとか?


『…ん〜ん…電話する時もあるけど…
 あんまり話すことなくて…//…
 最近は…鳴っても出てない……//


相[それって…
  恋人として好きじゃないって事?






好きじゃない





そっか……


先輩には憧れてたけど、




好きではないんだ……






その答えが見つかった時、



この数ヶ月のモヤモヤした想いが…

漸く腑に落ちた気がした__











………れる…//


相[…え?…何?


僕……先輩と別れる!!







やっと自分の中で答えが見つかり

次、先輩に会った時に

その事を伝えようと思った……






これで何もかもお終い!!!


遠くから見るだけの…

憧れの先輩……に、戻るだけ……









そう、簡単に考えていたんだ……









先[…………は?…]


『……ぁのッ//……だからッ…その…
 僕……先輩の恋人やめます!!!


先[……何で?


……遠くから…
 見てるだけの頃の先輩が好きだから…
 だからッ……ごめんなさい!!





言えた…

きちんと先輩に伝えられた


これで終わる……





綺麗にお別れして元通りになれるように

誠心誠意頭を下げて先輩へ伝えたんだ







先[…………]





だけど、先輩は僕が欲しかった答えとは

少しズレた返事をくれた……





先[……じゃあ、抜くの手伝ってよ♪


『……え?……えっと…//
 …それは…どう言う……?


先[…大野のカラダで俺のココ!
  イけるように手伝えって言ってんの!













無理矢理何かを先輩から渡されて

先にその場を去って行く背中を見ながら




先輩の口から出てきた言葉が

本当に先輩のモノなのか………




僕にはとても信じられなくて…




信じたくなくて…

暫くその場に立ち竦んでいた__










つづく・‥…─*



朝からこんな展開……すみません…。


ん〜……
展開的には全く “ いいね ” じゃないのですが…

8時間以上かけて頑張って書いてます…
もし宜しければ…
絶対ハッピーエンドにしろよッ!!…って
期待を込めた いいね を頂戴出来ますと…
とても励みになります。


翔くん王子⭐︎
早く助けに来て〜(><)
La mimosa