気象系の青さんの素人妄想BL小説です
大切な人達の為に頑張る♡一週間
…として、お休みを頂戴しております。
そのチャレンジの一つがこの投稿となります♡
♡大好きな萌友Sさんに贈ります♡
嵐さんの楽曲
【 ROCK YOU 】
君の心を揺さぶる・虜にする
そして…
5月23日 誕生花
。.:*・゜゚⁂ クチナシ ⁂ ゜゚・*:.。
西洋では…
【天使が地上に降ってきた花】
…と、呼ばれているそうです♡
花言葉
海外では
【とても幸せです】【 喜びを運ぶ 】
素敵な花言葉ですね♡
(*´m`*)♡
今回はそんな…
嵐さんの楽曲【 ROCK YOU 】と
【 クチナシ 】の花言葉に因んだお話です♡
Sさん♡
エロ天使様のエロは今回は封印です♡笑
力不足でごめんなさい(><)
ROCK YOUの曲をずっと聴いてると…
私の中に出てきたのは…翔くんでした♡笑
なので翔くんが主人公です♡
きゅんとか萌は少ないかも…
でも…
翔くんの心を「ROCK YOU」するのは?
サブテーマ?は【恋の芽生え】です♡
♡宜しければ皆様もどうぞ♡
(*´m`*)♡
La mimosa
それでは…
お話の世界へ
行ってらっしゃいませ♡
☆.。.:*・゜゚・*:.。. ☆ ★ ☆.。.:*・゜゚・*:.。. ☆
side S
そよそよと頬を撫でる風が心地良い
春の暖かな午後_
高校の入学式から一月以上が経過し
最近では、家と学校…
そして塾とのルーティンを掴みつつあった
塾がある日は学校に残り
母さんが用意してくれた2個目の弁当を
食堂のレンジで温め直して食べる
そして課題、予習復習等を終わらせ
時間のある時は読書など…
無駄のない時間を過ごした後に
塾へ直行していた__
いつも空き教室や図書館ばかりだと
息が詰まりそうになるから
気分転換も兼ねて…
心地の良い風が吹き抜ける
裏庭の芝生広場へ、時折り訪れていた
中でも、周辺の樹木によって
通りからの視界や音すら遮ってくれる
一際大きな大木の真下に位置する
この場所が……
「…今日も完璧♪」
俺の特等席になりつつあった
通学カバンを枕代わりに参考書を広げ
時折り空を眺め
流れてゆく雲を追いかけては……
「……はぁああぁ……
…つまんねぇ〜な……俺の人生…//」
とても“有意義”な時間を過ごしている
これが……
入学から僅か一月程しか経過していない
15〜6歳の若者が言う台詞か……と、
冷静に考えると笑えるのだか…
親からの期待を背負い
家から学校、そして塾……
次の日も、家から学校、そして塾……
次の日も、そのまた次の日も……
エンドレスに繰り返すだけの
つまらない毎日に加え
こんな風に雲を追いかける時でもないと
つまらぬ毎日を何の疑問もなしに
難なくクリアしてしまう自分自身に…
ため息の一つや二つ出るだろう__
これから先、環境の変化により
属する場所や立ち位置は変われども、
きっと今と変わらぬ平坦なリズムの波が
待っているだけかと考えれば…
「…はぁあああ〜…
…もういっそ、宇宙人とか…
幽霊とか妖精とか…?
…何でもいいからさぁ〜
目の前に現れたら楽しいのに……//」
こんなイカレた考えも
時には許すことにしていた__
『……ふゎああ〜!よく寝た♪』
「…そうそう、そうやって…
突然話しかけられてさぁ〜
目の前に降ってきたら楽しいのに…
…でも、幽霊は面倒そうだな…//
あ、宇宙人も会話出来るのか?
妖精は悪戯好きと聞いたことあるし…
…ふははッ…本当かよッ//
神とかは気を遣って扱い面倒だよな?
ならいっそのこと縁起良さげな…
…可愛い天使とかッ……//…」
その時だった__
ビュンッ…//
一際、強い風が吹き抜け__
瞼を伏せて閉じようとした
その僅かなボヤける視界の中に…
空と木々の葉以外に、
何か大きな塊が映った__
ビューーーー…
「……は?」
その塊はものすごい勢いで
大きな存在となり…
恐らく俺の元へ目掛け
降ってきている
ビューーーー…
『…あゎわわッ!?…まだ居たッ///
どいて〜!!』
「…ぇえぇえぇえ⁉︎
ヒィィッ!?…無理ぃッ!!」
当たり前だ…
無理に決まっている
こんな一瞬の間に反応出来るほど
人間の身体は上手く機能していない
肩を窄め顔の前に腕を翳すので精一杯
ヒュンッ……
『あッ⁈動いちゃだめぇぇッ⁉︎//』
「うわぁああッ⁈」
ドサッ ///
ふわぁ〜♡
視界を閉じた真っ暗な空間で
自身の強い鼓動と共に確かに感じたのは
風の動きと何かの着地音_
そして…
『……セーフ…だね♪…さくらみ君♡』
「……へッ?……えッ……ぁッ…//…
……無事…?………ぅッ⁈/////」
それは……
甘い香りと共に俺の元へ降ってきた
優しく囁く…
「……天使?/////」
『……へ?///……ふッ……んふふ♪
…なぁに、それ…/////…ハァ…』
「…ッ/////」
そう、思ってもおかしくない程、
180度真逆の世界にいて
息遣いが聴こえてくる存在は…
風を孕んだ白シャツが
天使が翼を羽ばたかせているように見え
そんな風と共に見せる笑顔から
空に浮かんだ太陽にも劣らぬ
瞳の輝きを放っていた
「……やっぱり……天使?/////」
『………ふふ♪……また///…
ん〜そうだなぁ〜…まぁいいよ♪
僕がさくらみ君の天使になってあげる
…何だか楽しそうだし♪
あ♡そうと決まれば………はいッ!
天使からプレゼント♪』
天使と名乗る目の前の存在は
先程の突風と共に
近くの樹木から飛んできたであろう、
一輪が大きくて甘い香りを放つ
白い花を差し出してきた__
「……俺の天使?……ってか…名前…//」
意味不明な存在であっても、
逃げ場のない超至近距離に加えて
満面の笑みで目の前に差し出されたら…
例えそれが、
今の自分には必要のない物でも…
つい反射的に受け取ってしまう
それが人の性ってもんだ
『…ん?…あぁ!入学式見てたよ♪
お花見みたいな名前だったよね!
…だからお花のプレゼント♪』
「………入学式……花見…///」
天使は…
入学式も見ていたらしい
良いように名前は変換されてるが…
新入生代表の挨拶で聞いたのだろうか?
俺を見つけ、
覚えていてくれたんだ…
あまりの出来事に、
心臓は未だに煩く鼓動して
その場から1ミリたりとも動けそうにない
綺麗な瞳から目を逸らしては駄目だと
俺の中で汽笛が鳴り響いている__
「……ぁ………のッ/////…」
出来ることなら…
もっと会話を続けてみたい
そんな事を思い、
何か話題を探していたら…
『……そう言えばさ、塾はいいの?
…そろそろでしょう?』
「……へッ!?/////」
可愛い天使は
俺の塾の事まで気にかけてくれる程の
気遣いときた…/////
なんとも素晴らしぃ………
「……塾?………あッ!?」
参考書を乱雑に鞄へ投げ入れ
天使へ挨拶する事も忘れ
花を片手に駅に向かって走り出した
『んふふ♪……またね!さくらみ君♪』
ふと、そんな声が聴こえた気がして…
走る速度を落とし振り返れば
もう、そこには誰の姿も無かった…
「今のッ//…ハァハァッ…何だったんだ?///」
駅に到着してみれば
案の定、電車を乗り過ごしてしまい
ホームのベンチに一人項垂れ
次の電車を待つ事になった
「…別に…次でも間に合うけどさッ…//」
次の電車だと駅に着いてからが
走らないと塾には間に合わない…
汗をかくのも無駄に思えるからこそ
時間ギリギリで走る__と言う行為は
好き好んで選んではいない
「…はぁあああッ//…」
時間を持て余した序でに、
先程の天使から貰った花を見た_
花弁の窄まり部分を
指先2・3本を使い転がせば、
花弁がクルクルとターンを繰り返し
香りが舞う__
ふゎああ♡
ふゎわわ〜♡
「……ハァ…///…めちゃくちゃ…
……いい香りなんですけど/////」
あの天使も…
こんな香りがしていた気がする…///
ずっと持ち歩きたい程の
甘く優しい香りではあるが…
これから電車に乗るのに
この香りはどうしたものかと…
花弁に鼻を寄せ
思考を巡らせていた時だった__
ビュンッ……
「…つッ//うゎあぁあッ//」
またしても強い風が
ホームを駆け抜け、
思わず腕で顔を覆い、庇った_
そのタイミングで
誤って花弁が指先から離れ…
「…つッ//………あああッ⁉︎」
空高く風に舞い…
ホームの外へと飛んで行ってしまった
強い風は続き、
瞼を伏せて耐え凌ぐ間に想い出すのは…
いつもみたいに
難しい数式や文法等ではなく…
風を孕んだ白シャツの翼を
バタバタと羽ばたかせ…
俺を“さくらみ君”と呼んだ
あの柔らかそうな笑顔だった__
風が過ぎ去り
腕を下ろすと同時に、
何か予感めいたものを感じた……
伏せていた頭をゆっくり持ち上げ
視線を細めて先を見れば__
「…………嘘…⁈/////」
線路を挟んだ向かい側のホームに
今、正に脳裏に焼き付いて
離れなくなっていた俺の天使が
こちらを見て微笑み
佇んでいるではないか……
「……どうして…///…
…ぁッ……制服…………そっかッ…///」
同じ学校の生徒なのか!?
はたまた同じ制服を着た天使か…//
先程もそうだが、
あの天使を見てると…
視線を外すことが困難になる__
程なくして互いのホームに
警笛と共に電車が止まり天使は消えた
目の前の扉から足早に車輌へ乗り込み
一目散に向かいの電車内が確認出来る
扉付近を陣取った__
「……どこ行ったッ!?///」
窓に両手をつけて
俺に微笑んだ天使を探す__
「…ハァ…どこッ//…………あッ⁉︎」
ここが電車内である事も、
己の声が車輌内に響き渡った事すらも
気付く事はない…
何故なら対抗車輌の乗客の隙間から
俺を見て小さく手を振る
天使を見つけてしまったのだから…
「…反対方向かよぉ〜…//」
嬉しいのか…
はたまた…残念なのか……
忙しない鼓動は止むことはないし、
そんな気持ちを表現した様な顔を
対抗車輌の乗客へ
晒している事にも気が付かず
人目も憚らず、
天使へ手を振り返すのに必死で
それどころじゃなかった
電車の発車時刻になり
発車メロディが流れると…
程なくして身体が揺れを感じとり
靴の中で足指に力を入れて踏み留まる
電車が別々の方向へ進みだし
ちょうど天使とすれ違う瞬間__
『 ま た ね 』
「……//////////」
そんなことを言ったような
天使の薄く艶めく唇の動きに見惚れ
見えなくなった今も
俺の胸の中で声となり木霊している__
「……はぁあああ/////」
行ってしまった__
天使の消えた世界は全てが無意味
瞼は開いている筈なのに
脳内に映し出されるのは
やっぱりあの天使ただ一人__
車内でのルーティンである
イヤホンを付け、
英語のリスニングを聴き流す事さえ忘れ
耳に響いてくるのは……
周りの乗客の声なんかではなく、
裏庭で空から降ってきた天使が
耳元で放った甘い囁き声だけ__
鞄を持っていない方の手で
自身の耳に触れれば…
「…………熱い…/////」
囁かれた耳が擽ったくて熱い…
先程の出逢いから
小一時間も経ってない筈なのに…
あの時に己が発した言葉を思い返す
“ ……はぁああぁ……
…つまんねぇ〜な……俺の人生…// ”
…本当にそうだろうか?
いや…
あの時は、間違いなくそうだった_
…なら、今は?//
瞳の中にはあの笑顔が…
耳にはジーンと熱くするあの声が…
姿を消しても尚、
俺の中に残り
居座り続けているではないか……
胸の中にジワジワと広がるこの想い
車内で動けない自分の代わりに
光に向かって高速で線路を走る電車が
俺の気持ちを表している__
天使だろうが…
同じ学生だろうが、
はたまた宇宙人だろうが…
もう、そんな事はどうでもいい
あの瞬間から…
俺の心はあの笑顔と声に侵食され
空中浮遊をし始めた__
宇宙の様に無限に広がる天使の謎を
俺は今から追い求め、
解明していかなければならない
……え?
人生?
……はッ?
つまらない??
小一時間前の
全てが退屈に思えた俺に教えてやるよ♪
光の様に
永遠じゃなくても
ハートで感じる事はできる_
数式や文法と違って
ハートを注ぐのに
理由なんていらないんだ__
つまり…
so don't stop my love
(…だから俺の愛を止めんなよ!!)
そう言う事だ♪
俺の心に喜びの感情を運んでくれた
あの天使となら…
どこまでも行ける
そんな気がしたんだ……
そう、君となら__
fin
☆.。.:*・゜゚・*:.。. ☆ ★ ☆.。.:*・゜゚・*:.。. ☆
Sさん♡
嵐さんの楽曲【 ROCK YOU 】
リクエストありがとうございました♡
この曲を聞けば聴くほど……
翔くんの心の中が忙しなく走り出すイメージで…♡
結果、殆ど2人の絡みは少ないのですが…
智くんとの思いもかけない出逢いから
人生観すら変わってしまったであろう翔くんと、
翔くんの心に突然降ってきた謎の天使智くん。
そんな2人の恋は、まだ始まったばかり♡
溢れ出す想いが
どうしようもなく堪えられなくなった時、
互いに想いを届け合うのではないでしょうか♡
そしていつしか…愛に変わっていくのかなぁ〜と
歌詞を読んでいて想像しちゃいました♡
因みに……この曲って…
嵐さんから私達ファンへ向けての
曲だったりするのでしょうか???
コンサートDVD見たり、調べる余裕はなくて…
だって我々、恋する乙女の皆々様も♡
嵐さんたちから…【ROCK YOU】
されちゃってますよね(*´m`*)♡♡♡
Sさんの思い描くイメージとは
お話の感じ…違ったかもしれませんが……
これが今、私に出来る精一杯でございます。
お許しくださ〜い(>人<;)
でも、この2人はこれからですからね♪
また来年?続きを描いてもいいですか?♡♡♡
ふふふ♡
Sさんのお母さん♡
いつも産んでくれてありがとう♡♡♡
…なんて(*´m`*)♡笑
やっぱり青担はコレがないと…ですよね♪
Sさんの笑顔で
これからも幸せの嵐を巻き起こして下さい♡
私には届いてますからねぇ〜♡
╰(*´︶`*)╯♡
S様始め、
ここまで読んで頂いた…
♡お優しい皆さま♡
ありがとうございました♡
大切な人達の為に頑張る♡
一週間チャレンジ…残すはあと一つ。
この部屋の為にもなると思うので
一生懸命頑張って参ります(๑˃̵ᴗ˂̵)
終わったらジャスミンの後半
一気に書きますねぇ〜ᕦ(ò_óˇ)ᕤ♡笑
Sさん♡
そして皆さまも…♡
素敵な夢を……⭐︎
La mimosa