気象系の青さんの素人妄想BL小説です
side S
シャーーーーーーーー……
一週間何の音沙汰もなかった
週末前の金曜日__
彼がどんな仕事をしているのか
何一つ知らないから
いつ、どのタイミングで
会いにきてくれるのかは分からない
でも彼がジャスミンの前に現れたのは
平日の木曜日のこと__
…と、言う事は…
一週間が経過したことになる
シャーーーーーーーーー……
ギキィッ……
「…ハァハァ…ハァ………居ない…//…」
もしかしたら…
彼と出逢った
“ジャスミン”の花の前に行けば
逢えるんじゃないか……と、
僅かな期待で急いで帰ってきたものの…
花の前は勿論のこと
周辺を見回しても…//
彼の姿は何処にも見当たらなかった
「…くそッ//…」
やっぱり…
興味本位で近づいてきた奴らと
彼も同じだったのではないか?…//…
人ひとり、
満足に悦ばせてあげることも出来ない
無能な足に……
やっぱり俺の人生
嫌でも引っ張られるんだ__
シャーーーーーーーーー……
「……ここにも…居るわけねぇ〜か…」
もしかしたら自宅アパートの玄関に……
なんて、淡い期待も打ち砕かれた
「……信じてたのにッ//」
彼なら__
今までの奴らとは違うと…
信じてみようと思っていたのに…//
つまらないと断られ続けた
あの惨めな過去の記憶が蘇る__
「クソッ…くそくそッくそぉ〜//ズズッ」
ドンッ //
ボスッ…ボフッ……
何度、強く拳で殴ってみても
うんともすんとも言わない
お行儀良く座り続ける脚に…
悔しさが込み上げ
乱暴に玄関戸を開けた
ガラガラガラガラッ ///
「……………飲んで…忘れよ…//」
風呂上がりに冷蔵庫へ立ち寄り
缶ビールを掴めるだけ掴み取ったら
歩行器に引っ掛けた袋へ入れた
高座椅子のソファに移動して
どっしり座りこむと
ぷしゅぅッ…
一缶目のプルタブを引いて
一気に酒を呑み込んだ
放課後…
居眠りした夢の中には彼は存在して
無意識に欲情したカラダは
正直だった__
「…ゔぅッ//…ハァ…俺だけかよッ//」
…悔しいッ//
可愛いピンク色した窄みを
多少、恥じらいながらも
俺に晒してくれた
あんなに綺麗なカラダの持ち主に_
指で肉壁を押し入った時の
久しく忘れていた、
ヒクつき締め付けられる
手指への圧迫感やあたたかな感触に__
なかなか挿入出来ずに
手伝わせて貰った細く綺麗な彼の芯と
小さく尖らせた胸の突起……
そして…
迸る汗の結晶と共に
ぎゅうぎゅうに呑み込んでいった
あの…あたたかな快感の沼に……
もう__
「忘れらんねぇ〜よぉ…/////…ズズッ」
俺の上で健気に鳴いて揺れた彼を、
少し思い出しただけで…
中心部には熱が集まり
ズボンの中で ジーンッ… と訴えてくる
「……ハァ…/////」
ズボンをパンツごと押し下げ
一人虚しく反り立つ熱を乱暴に握ると
くちゅッ…
くちくちぃッ…
「…ぁあッ///…ッ…ハァハァ…あッ///」
彼を思えば、直ぐに水音は響き…
乱暴に扱きながら
時折り手を休めては、
空いてる方の手で缶ビールを取り出し
震える手つきでプルタブを引いた
「…くッ…ぅくッ//……んくッ…
……くッ……ぅくッ…
ぷはぁああ〜/////」
少しずつボヤけていく視界に
彼の肢体をぼんやり思い出しながら
ひとり虚しく欲を吐き出した
熱を出し切り
くたったソコも軽く拭き取れば
そのまま空気に晒して
ソファで意識を飛ばした__
暫くして眠りから覚めれば
復活しているブツを見て、
再びその気になり…
ひとり虚しく
やけ酒を煽りながら乱暴に扱った
そんなふしだらな行為を
一晩かけて数回繰り返しもすれば……
カーテンの隙間から
朝日が差し込む時刻にまで経過していた
「………寝よ…//」
今のこの有様…
他人へ見せられたもんじゃない
生徒たちの前に立つ者として…
お手本からは最も遠い
品行方正の欠片も感じない自分を
少しでも忘れたくて…
歩行器に手を掛け
ベッドへ移動する為、
ゆっくり立ち上がった_
ギギキィィ…ッ…
カラカラカラッ……
ベッドサイドへ辿り着き
手摺を掴もうと
手を伸ばしかけたその時だった__
コンコンッ…
コン コンコンッ…
「……へッ!?///……ぁ…//
…ハァ…今、玄関ッ…
えッ⁈……マジッ!?///
…まさか…そんなッ…/////」
彼を想い過ぎた為の
幻聴の可能性もあると…
暫し玄関扉を注視した__
コンコンッ…
コンコンッ… コンコンッ…
「つッ/////…ぁッ…待って!!
今ッ…出るッ!!…ハァ…
出るからッ//
待ってッ!!
行かないでッ!!!///」
母親に置いて行かれそうになるのを
必死で追いかけてくガキみたいに…
歩みを早める事が出来ない代わりに
外に居るであろう…彼へ向けて…
声を可能な限り、張り上げた……
ノックが無くなり、
もしかしたら帰られてはいないか…と、
慌てて鍵に手を掛けた
ガチャッ///
「……ハァ…どうぞッ!!///」
鍵を開けて声を張り上げたら、
二つ三つ間を感じ…
ガラッ…
ガラガラガラガラッ…
ゆっくり引き戸がスライドされ、
陽の光りが差し込むのと一緒に…
待ち侘びた人の陰を見つけた__
「…ハァ…つッ///……ぁッ//…ハァハァ…」
走ったわけでもないのに
気持ちがそうさせたのだろう
目の前に立つ存在へ
気の利いた事を話し掛けれないのは愚か
息が切れ、挨拶すらまともに出来ずに
歩行器を頼りに立ち竦んでしまった
『………ぁ…ぇとッ///… ふふ♪
おはようございます///
朝から…訪ねてしまいました…
もしかして、まだ寝てました?
約束も無いのに、突然すみません…
…えとッ//……入っても?
……それとも…
…出直した方がいいでしょうか?』
両手にバックを手にした彼が
俺に向かって甘く微笑みかけている…
「駄目ッ…だからッ//」
『…へッ?…えっと…//
それは……どう言う…?…///』
「帰るとかッ!
…出直すとかッ…//…ハァ…
絶対駄目だからッ
…ハァハァハァ…
頼むから入ってッ/////」
近所迷惑だと考えることすら出来ずに
声を張り上げて彼を引き止めた
『…ぁッ///…んふふふ♪…はぃ♡
…では…お邪魔します…///』
「……んッ/////」
歩行器で突っ立っていたら
入口を塞いでしまう……
玄関で靴を行儀良く脱ぎだした
彼に背を向けて_
ひと足先に歩行器で中へ歩き出した
ギギキィ……
カラカラカラカラッ……
『…待ってッ…///』
トスッ…
ふわぁ…
「…へッ!?
…えッ⁈…なッ…何ッ!?////」
背中へ軽い衝撃と共に
彼と出逢った時に咲いていた
“ ジャスミン ” の花の甘い香りと…
先週も彼から伝わってきた
あの優しい香りが…
俺を背後から包み込んできた__
ぎゅぅぅッ…
『…ずっと…こうしたかった///』
背中だけで感じていた圧は
脇腹を通過して胸元にまで及び…
この一週間待ち侘びていた
細くて綺麗な手指に
抱きしめられていた__
「…あッ//……俺も…ですッ///…ハァ…」
片腕に比重を掛け
浮いた手で、
俺よりも小さな彼の手を包み込む
『……スーーー…あなたの匂い…///
…落ち着きますッ///』
「…へッ!?///……あッ!?
俺、臭いですよね!?
すッすみませんッ!!!
……つッ⁈///…ああッ!?」
よくよく考えれば…
背後の彼を一晩中想い続け…
酒を煽り、何度も欲を吐き出しては、
その度に雑に拭き取ってきた
自分の股間周りは…
飛沫がかかり
臭いと共に服にシミを作っている
それで気づいた、
ベッド横のソファ周りの惨状を…
朝までふしだらな行為を
繰り返していた…
ビールの空き缶とティッシュの山が…
其処彼処に
散らかったままになっている……
「ああああッ//…
すッすみませんッ!!
片付けるので…
外で待ってて下さい!!
あッ!?やっぱ駄目ッ!!
玄関!…玄関の靴棚の前で待っていて下さい!!!!」
『………』
「……あ……あのッ//」
穴があれば入りたい…
彼には少しでも
良いところを見せたかったのに…//
必死で声を張り上げ伝えたものの
彼からの反応が無くて不安になる……
「…えとッ///……俺ッ//」
『……ふふ♪…もしかして…
僕を思って…してくれてました?
…な〜んて…
自惚れても…いいでしょうか?///』
胸元に来ていた彼の手が降りて行き
汚れたズボンに構う事などなく
ウエストのゴムを潜り抜け
肌を滑らせてきた__
スリィ〜…
にぎぃ…
「んぁあああッ!?/////」
しかも直に、
中心部へ手が滑り降りると
皮を引っ張る様に
優しい指圧で握り込まれてしまった
「…ちょッ…///…ハァハァ…待っ…
ぁあッ///…待ってッ//」
『だめですッ///…スーー…はぁああ///
あなたの匂い…強すぎるんです///』
「ああッ//…だッだからッ!!
離れて下さいッ!!!
風呂ッ!!風呂行ってきます!
あっちも…片付けるんで…//…
…お願いです!!!
俺から離れてッ//…ハァハァ…
…でもッ…行かないでッ///
頼むッ///」
片腕に比重を掛け、
俺の中心部を握って離してくれない
彼の手首を掴んで引き剥がそうとした
『……勘違い……されてます///』
ちゅくッ…
「…へッ?…
んぁあああッ⁈/////」
くちくちぃッ…
握るだけでなく…
先端まで登って来られ…
敏感な割れ目の部分を
敢えてクルクルと指の腹を滑らせ
卑猥な音を立てて来る誘惑に…
中心部は完全に勃ち上り
脳内も理性を保つ事が困難になった
『あなたの汗の匂いも……
…ここからの匂いも…
僕…クラクラするんです…///
ほらッ…確かめてみてくださいッ///』
「…えッ⁈……ぁあッ//…ハァハァ…」
もっと刺激を与えて欲しかった熱から
彼の手が離れて行き…
背後からも彼のぬくもりが消えた
カチャッ
ガチャカチャッ…
ジジジィーー…
バサパサッ ///
「……ゴクッ…//……あのッ///」
代わりに…
背後から金具やファスナーの音
衣服が擦れ、
床に落ちる音が聞こえてきて
思わず喉を鳴らした
『……引かないで下さいね///』
「…えッ⁈…ッ……あッ///」
間もなくして、
歩行器を掴んでいた片手の甲へ
彼のしっとりあたたかな手が
上から重なり、指を絡め取られたら
そのまま…
ゆっくり俺の背後へ連れて行かれ
スリッ…
『…はぁああッ///…んんッ///…ハァ…』
「…ぁッ///…ハァハァハァ…同じッ…///」
無理矢理連れて行かれたソコには
俺以上に張り上げが存在が
滑りと共に出来上がっている
『…ハァ…はぃッ///…
あなたの匂いだけでコレです///
…だからこのまま……ハァ…
ベッドでも…いいですか?/////』
「…ハァハァ…はッ…はいッ///」
彼のスベスベの熱に触れて
興奮は一気に高まった…
移動を少し介助してもらい
夜通しソファで過ごしていた
腰の疲れもあり、ベッドに横たわった
彼には俺がつくる腕枕の中に
寄り添って寝てもらえるよう誘った
『ふふふ///…朝からこんなこと…///
…僕たち…ふしだらですね…///』
「…ふはッ///…確かに…
でも…あの日からずっと…
こうしたかったので…嬉しいです///
…また、こんな俺と…
俺の上で励んでくれるんですよね?//
明るいからよく見えるし♡
…最高ですッ/////」
『…ッ///…
そんなこと言われたら……
…ちょっと…恥ずかしいです///』
「…ふはッ//…
恥じらう姿…可愛いですね///
でも、すみませんッ///
…あなたのカラダ…
全てインプット済みなので…///
勿論、中の温度まで♡///
だから恥じらう必要はないかと♪」
『ふぇッ!?///…もッもぉ〜///
揶揄うのはやめて下さいッ!///』
それまで静かに横に居た彼が
勢いよく上半身を起こし
腕を振り上げ拳を作ったので…
パシッ…♡
「揶揄ってなどいませんよッ!
それだけ、あの花みたいに…
あなたの誘惑に…
まんまと引っ掛かってるんですからッ//」
拳を作った手首を掴み
真剣に目の前の彼へ伝えた
『…ぁッ///…はッ…
…離してッ…下さいッ/////…ハァ…』
「…嫌です!
絶対、離さないッ!!」
彼が腕に力を入れるので
それよりも更に強く掴み
頭上へ引っ張り上げ…
空いた片手は、
彼の柔らかくも引き締まった尻を掴み
同時に引き上げた
そうすれば重なり合う
互いの胸に…
どちらからともなく心臓の鼓動が届いた
俺に捕まり慌てたのか
彼が脚をバタつかせ腰を動かすから
「んぁあああッ///…ソコは…ッ/////」
『ぁあッ///…ぁッ当たってますッ///』
互いのモノが重なり、
俺と彼の腹に挟まれ、
バランスを崩した彼の体重で
圧がかかり…
彼の中に押し入った時の
感覚に陥った__
「…ハァハァ…ハァ……ハァ…///」
『…ハァ……ハァハァ…ハァ…///』
気持ち良すぎる…/////
先ずはこのまま……
自分が動けない代わりに、
彼は動いてくれるだろうか?
呼吸だけで繋がる2人の空間に…
彼の瞳を真っ直ぐ見つめた_
『…ハァハァ…このまま動かします…ねッ///』
伝わった!?
「…ハァ…お願いします///…あぁッ//
すみませんッ!!待って下さいッ!!」
大切なことを聞き忘れていたと…
彼を止めた
『…?……何か?///…えとッ…⁇』
「あなたの名前ッ!!!
教えて下さいッ!!」
彼といると常に気持ちに余裕が無くて
つい忘れていたから…//
カラダを重ねる前に思い出して
ホッとした…
『……ぁ…//……そう…ですよね…//
…えとッ//……智です…///…この智…』
俺の胸をキャンバスにして
彼の指先が触れて、
自分の名前を書いてくれた__
「…智さん…///…素敵な名前…///」
『…ふふふ♪
あなたの方が素敵ですよ♡
櫻井翔さんだなんて…///
なんだか…お顔だけではなくて
お名前も格好良すぎて…///』
頬を赤らめて…
可愛い…///
「…ふはッ♪ありがとう!
…ってか……あれ?…待ってッ…//
何で俺の名前ッ…//…えッ!?なんで?」
あれッ!?
俺、名前伝えてはいないよな?
『…えッ!?…ぁッあのッ…//
えっとッ…あッ!この間ッ!!
…ハァ…この間、ここを出る時に
床に落ちてた書類を拾って…それで//』
慌てた様子で
書類が落ちてたと言う場所を
指で指し示している…
「ああ〜成る程ッ!
…そっか書類かぁ!!」
そう言う事なら納得♪
寧ろ、彼も俺のことに
関心を示してくれていて嬉しい///
『そッそうなんです!
でも…勝手に見てごめんなさいッ//
…怒りますか?//』
…なんだ?
なんか俺の上でソワソワと
目が泳いでるけど…//
「それ位で怒りませんよ!
ぁあ〜コホンッ…では…
こんな体勢で言うのも変ですが//」
つぅぅぅーーーー…
ちゅくッ… くちぃ…
『…ひゃッ!?///』
彼の背中をつぅー…っと滑り降り
可愛い2つの膨らみを掴むと
互いのもので擦り合えるように
彼を俺の肌の上で滑らせた…
「これから…ハァハァ…
…宜しくお願いします///
…ハァ…智さんッ///」
『…ぁッ//…待って翔さんッ!//
…いきなり動かすの禁止ですッ///』
胸に手をついて
逃れようとしてるけど…
見れば表情は気持ち良さげだし…♡
「…ふはッ♡…無理です♪
手は健在なので…遠慮しません♪」
『…へッ!?…ひゃああッ/////』
一週間ぶりの可愛い人を
有り難く味合わせて頂こうと思う♡
彼は大丈夫…///
彼はどんな俺でも
受け止めてくれるに違いない
確信はないのに…
そう信じたいと願う自分がいる///
でも、この時__
自分は彼を受け止めきれるのか……
…と、言うことまで
考えには至っていなかったんだ…
つづく・‥…─*
次は…アメ限いきます♡