気象系の青さんの素人妄想BL小説です
Love sickness is
♡いちご味♡
〜恋の病はいちご味〜
─+゚*。:゚+─◇─+゚*。:゚+─◇─+゚*。:゚+─
side O
僕が今、見ている風景は__
『…コホッ……ケホッ//…ハァ…』
1週間程前と同じ景色だった
ガチャ…
「大野、汗かいたろ?着替えるぞ〜」
『……ぁ……ありやと…///…ケホッ』
潤くんへ告白が成功して
約一週間_
僕は潤くんの家のベッドで眠っている
先日、体調を崩した潤くんの元へ
看病に行ってうたた寝して目覚めたら
これでもかって程に
全身で引っ付いていた…///
混乱した__
原因は、僕が寝ぼけて…
抱きついたからなんだけど…//
結果、告白は成功した
まさか、お互い高校の時から
片想いし合ってたなんて…/////
だけど
この時の “混乱” は…
「…起きれるか?…布団捲るぞ…」
『…ケホッ…ぅ…ゲホッケホケホ…』
恐らく、僕だけ…
今も続いていたんだ…///
潤くんに布団退かしてもらったが
咳き込んでしまい
直ぐには起き上がれなかった
「ぁああ〜!無理すんなッ!!
俺が起こすからッ//」
『……ぅん/////』
首の後ろに腕を差し込まれ
一気に起こしてもらうと、
潤くんが僕の後ろに座ってきた
グイッ♡
「ほら、寄りかかれよッ//…
…したら楽だろ?///」
『………ん…///… ケホッ…』
潤くんの腕が胸元に触れると
グイッと後ろへ引っ張られ、
背後に潤くんのぬくもりを感じた
…あ…また、何かの香水?
潤くんが風邪ひいて
抱き合ってた時も思ったけど…
潤くんから香るモノが…
凄く心地よくって
…逆上せそうに…なる…/////
「…おい?大丈夫か?」
『………ん…//…大丈…ケホ…///……ハァ…』
「……しんどそうだな…//…
じっとしてな?…俺がするから…」
『……ぁり……と……ケホッコホ…』
「しかしまぁ〜
俺より…酷くなるとはな…」
…潤くんの………ばかッ…/////
風邪をひいた潤くんから、
あれだけ凄いキスをもらったら…//
風邪だって
貰っちゃうでしょッ/////
しかもその後も…
看病中、事あるごとに…キス…///
潤くん、病人なのに力強いし…//…
“風邪移るからやめて〜”って言っても
“今更だろ!?”…って…///
…それに…
“風邪移したら俺が看病するから♡”
…だって//
それで、今__
心配していたことが現実となり
潤くんからの
手厚い看病を受けているところ…///
「…しかし倒れたの…
俺ん家来てもらってる時で良かった
親御さんGW海外だなんてな?…//」
『…キツイから帰るって言っても…
潤くッ…ゲッホケホコホッ…ハァハァ…
…なかなか…ハァ…帰してくれなッ…
…からッケホコホ…』
「…照れ隠しだと思ったんだよ…
大野、俺が迫ったら…
直ぐに顔赤らめてるし///
まぁ、特に予定も無かったし…
お前の看病できて良かった…/////」
『/////………ケホッ……』
僕の目の前で、
潤くんの腕が回され…
寝巻きのボタンが一つずつ外されている
『……じゅ…くん…の…お休み…
ゲホッゲホッケホ…ハァハァ…潰しちゃって
…ハァ…ごめ…ねッ//…ハァハァ…』
あっという間にボタンは全て外され
寝巻きが肩からスルッと落とされると
腕を片方ずつ抜かれた
「…いや、寧ろラッキー
…あッ//……ごめんッ!」
『…だいじょ…ケホ……ハァ…
…んゃああぁッ///
…ちょッ…潤くッ…ハァハァ…///』
汗で濡れた服は
寝巻きだけじゃないから…
インナーの中に手が入ってきて
腰から脇腹…胸元…脇…腕…と、
潤くんの手が少し擽ったいほどに
優しく肌を滑り、脱がしてくれた
同時に…
「…さとし…///」
チュッ♡
ぞわぞわゎゎ…
『…ひッ…んゃぁあッ///』
耳の裏側に
熱くて柔らかいものが触れて
ゾクゾクした感覚に驚き、
変な声が漏れ出てしまった…//
「…スーー……はぁああ♡
ははッ♪大野の匂い強くなってる♪」
上半身何も身につけてない状態で
後ろから抱きしめられて…
服が肌を擦れる感触と…
潤くんのイタズラな手が
下腹部と胸元を撫でてくるから…
『…ちょッ…ケホッ……擽ったいよッ///
…コホッ…耳も…やめてッ…//…ハァ…』
擽ったいだけではなくて…
変な気分になっちゃうんだ…/////
「…なんで?
いい匂い嗅いでるだけじゃん♪
…あ♡…もしかして…
これ位で感じてるわけ?」
『そッ⁈…そんな…ゲッホケホッ…ハァ…
そんな訳ないでしょう!/////』
「はいはい♪…あ、ほら…
…ちょっと自分で座って♪」
背中から潤くんが離れていくと…
少し…不安になる…//
ピチャピチャピチャ…
ジャ〜〜…
『…ケホッ…//』
程なくして、
水音が聴こえてきた…
「…汗、拭くな…」
『…ゲホッ…ハァ……ん……
お願い…します…ハァハァ…ケホッ』
ほかほか
ぽかほかぁ〜
背中にあたたかな温もりが
流れるように届いた
ゲホッ ケホコホッ…
ピチャピチャピチャ…
コホッ ケホゲホッ…
ジャ〜〜…
僕の咳き込む音と、
互いの息づかい……///…
そして、タオルを絞った水が
洗面器に落ちてく音だけが部屋に響く
「腕、上げるよ…」
『…ぅん……ッ⁈…ぁあッ///…やぁッ///』
擽ったがり屋なの
知ってる筈なのに………
上げてもらった腕の間で
腕や脇、脇腹なんかを
ゆっくり優しくタオルで滑らすから…
また、変な声がでちゃった/////
早く終わって欲しいのに…
こんな僕の気持ちを
潤くんは知ってか知らずか…
「…カラダ……敏感だね♡」
つぅぅーーー…
『ひゃんッ///…へッ⁈…ゲホッ//
ゲッホッ…ゲホケホコホッ…ちょつッ…
じゅ…ゲホ…くん…コホ…擽ったいょッ///』
身体を拭いてもらってるだけなのに
弱いところを
潤くんの指が撫でてくるから
…さっきから…
変な声ばっかりでちゃぅ…//
それを聞かれてると思ったら…
恥ずかしいし……
凄く焦ってしまう…/////
斜め後ろを軽く振り向いて
視線は合わないものの
気持ちだけでも睨みつけてやった
「ああ〜〜悪い悪い…ははは♪」
そう言って、謝ってはくれるものの
口調は笑いを含んだものだと
背中越しに伝わってくる…//…
ピチャピチャピチャ…
ジャ〜〜…
「今度は前拭くねぇ〜♪」
『…ハァ…コホッゲホッ……普通に…ハァ…
普通にしてね?…ハァ…』
「はいはいッ!…と♪」
手際はいいのに…
つつつぅぅーーー…
『あぁッ///…やぁああッ/////』
…やっぱりダメ/////
タオルで拭く位置を確認してるか
首元にも吐息がかかって擽ったい…
なんか…
タオルちゃんと握ってないよね…//
身体を拭きながらも
指の腹は直に肌を撫で、
たまにクニクニ押してきてる…///
タオルを持ってない方の手も同じ、
身体を支えてくれてると思ったのに…
よく見れば…
親指の第一関節を押し当てるように
胸元を何度も往復して撫でるから…
『はぁぁ…ハァ…んっケホッ…はぁぁ///』
声が漏れちゃう…///
早く…終わってぇ〜〜…//
必死で耐えてる僕を他所に
潤くんは…
ぼそッ♡
「拭いてるだけなのに…
喘ぎ声……我慢できないの?♪」
カプッ♡
くちゅりッ♡♡
『ふゃあぁあッ///
ふぇぇッ///ゲホッ…ケホコホッ…ハァ…
ゔぅ〜もぉもぉもぉ〜〜
潤くッ//お触り禁止ぃ〜!
…ハァハァハァ…ハァ…
お口も口チャック!!!
喋るのもッ…ケホ…
舐めるのもだめぇ〜!!
…ゲホッ…コホケホッ……ハァ…』
必死で我慢していたけれど
我慢の限界…!!!!
耳の中、舐めてくるなんて…
そんなの
看病じゃないんだからッ///
「んゎああッ…ちょっッ//ちょっと」
ドッシ〜ンッ //
気怠い中でも、
必死で潤くんからタオルを奪い取り
両手いっぱいに力を込めて
潤くんをベッドから追い出した
「いってぇ〜!!//
いいじゃん!」
『よくないのぉ〜/////
ゲホッ…ケホコホッ…だってだって…//
潤くんの言動…なんか…えっちだしッ//
擽ったいしッ……なんかなんか…
変な気分になっちゃうし……///』
もぅもぅ…//
僕だけ、いっぱいいっぱいで…
潤くんだけ楽しそうなの
…ズルぃッ/////
悔しぃ…///
「分かった!!…悪かった…
でも…恋人の裸見て、
喜ばないヤツなんか居ないでしょ?
しかも、カラダ捻らせたり…
えっちな声出して俺を誘ってくるし
変な気分にさせてんの、
大野なんだからねッ!」
『へッ⁈…ゲッホケホコホッ…
…僕のせいなの?…ハァハァ…ゲホッ
僕、病人だよッ//
…寝かせてよッ///…ケホッ
出来ないなら……僕、帰る…//…』
イジワルばかりしてくるなら…
全然、休めないし…//
僕だって怒るんだからね!!///
ベッドから立ち上がり…
布団から出て行こうとしたものの…//
あ⁈…ダメだ…//
ふらぁ〜
ガシッ //
「はい、無理ぃ〜♪
大人しくここで寝ること!」
『…ゔぅ〜…潤くんの…
…ハァハァ…ばかぁぁ〜///…コホッ』
ふらついて目の前の潤くんめがけて
倒れ込んでしまい
結局は、また腕の中__
ふわりッ
「ほら、服さっさと着るよ〜」
洋服は何も持参してなかったので
潤くんの寝巻きを借りている…
僕にはぶかぶかの上着だったけど
取り敢えずは被せてもらい、
安堵した__
『…/////…ケホ…ハァ…あり…がと///
んふふ…潤くんの匂い///…ハァ…』
お洗濯の匂いの中に、
いつも潤くんから香るいい匂いが…
ほのかにしてきて……///
両手で上着を掴み、鼻まで持ち上げ
くんくん匂いを嗅いだ♡
癒される/////
「……/////
はーーーい、下も脱ぎまーす♡」
『…へ?』
そんな掛け声と共に、
いきなり両腰に潤くんの手が触れたら…
ずりゅり♡♡♡
『…ふぇッ⁈…ひゃぁあッ/////
勝手に下さないでッ!!
ゲホケホ…下は自分でしますッ!///』
お着替えの続きを勝手に始めるから
慌てて上着の裾を引っ張り
ベッドにへたり込んだ……///
「はいはい、さっさと寝る!
タオル返す!大人しく拭かれる♪
いい子にしてたら何もしないからッ♪」
ニコニコ笑顔で
受け取る表情はとっても優しいのに
腕は力強く、
強制的にベッドへ沈められた…//
なす術なく、
僕は相変わらず、上着の裾を
ただただ引っ張ることだけで精一杯
『…いい!…ゲホッゲホコホ…ハァ…
しなくて大丈夫!!//』
僕だって…潤くんの看病で
そんな場所までは拭かなかったでしょ〜///
信じらんないッ!!
信じられないッ!!!
本当に
信じらんないッ/////
「……あ〜〜あ、
拭くの邪魔したから…
何もしないの撤回ね〜♪」
『…ふにゃんんッ///
…あっッ…やだぁ〜/////』
僕と潤くんは__
高校の時に知り合ってから
友達期間が数年続いたから…
両想いになっても
今までとあまり変わらないのかなぁ〜
…って、思った…
…けど…///
「…大野…お前、
やっぱり可愛いなぁ〜♡
おりゃおりゃ♡」
『ひゃぁああッ/////…ケホッ…ゴホッ//
…ふぅぅ〜…
潤くんのばかぁ〜/////』
ふたりだけの時は、
僕を困らせることばかり
してくる人だってことが分かった…///
僕たちの新たな関係は、
まだ始まったばかり___
お互い、手探りなんだろうけど…
一歩ずつ…
……僕には…2、3歩位…//
駆け足ですっ飛ばしてる気もするけど…
2人だけの関係を
築き上げていけたらいいな…///
潤くん…///
『…ねぇ…///』
「…ん?…何?」
風邪が治ったら…
『…もう少し……ちゃんと触って?///』
「……」
「はッ!?///」
いっぱいいっぱい…
抱きしめてね♡
fin
─+゚*。:゚+─◇─+゚*。:゚+─◇─+゚*。:゚+─
無自覚な可愛さをもつ智くんに
ツンデレ潤くんは…
結果、翻弄されるのでした♡♡♡
この2人には翔くんがいますからね♡
彼は強力なライバルですからね(。- ◡ -。)♡笑
また、この3人…
出しても楽しいかもな…♡
♡皆さま♡
念願叶っていちご🍓のハッピーエンドを
書くことができました!!
とっても嬉しかったです♪
ここまでお付き合い頂きました皆さま
ありがとうございました♡
╰(*´︶`*)╯♡
素敵なGWをお過ごしください♡
La mimosa