気象系の赤×青さんの妄想小説です
※BL・18禁要素を含みます
※素人の自己満小説です
※男子禁制です♡


それではこれより先は…
ご理解頂ける方のみお進みください








Side S







皆〜到着したよ!!
 今年最後の露天風呂!?満喫しちゃう〜?』


『『「Yeah〜♪」』』
ふにゃ〜ん♡




やってきました!!

昨日に引き続き、貸切り露天風呂♪




皆のテンションも最高潮に上がり

ニヤけて仕方ないッ♪




「よし!さっさと脱いじまおうぜぇ〜♪」




ここは脱衣室なんて何にもないから

車内で着脱することになる





『相葉くん早ッ!?……いつも早いよね〜』


『うん?俺、楽しみすぎて竹藪に入った
 辺りからシャツのボタン外してたもん♪』


『…せっかち…』


『だよな…って、
 ニノ!そっからそこなのに…
 ガウン着込んでどうするんだよッ!!』


『ほっといて下さいよ!!
 こんな寒空の下、いきなり裸で
 飛び出したら心臓に悪いでしょ…』


「ニノ…羽織るだけにしたら?
 直ぐ掛け湯出来たほうが温かいぞッ」


{ニノ〜!しょおが、
 そんなのいらねぇって!ほらッ!え〜い♪}

『ちょッ?!あッ///こらッこの猫!!
 ひぃ〜寒いじゃん!』

{んふふッ♪…はい、まちゅじゅん、
 ボクとニノの服…}



バフッ



『は?…何で俺がお前らのバスローブまで
 持たなきゃならねーんだよッ!』


{いいじゃん♪楽しいだろッ?喜べ!!}


『はぁ?意味分かんね〜
 このヘアワックス泥棒め…』


きゃ〜〜〜♪
 早く行こーよー♪


『そんな上から目線で言うからですよ…
 ま、宜しく頼みますよ潤くん♪』




皆、露天風呂を前に

テンション高めで、車内は盛り上がる




脱いだら、戻ってきた時のために

座席にバスタオルを敷いておけば


準備完了!!




皆〜準備は出来た〜?

『おう!さっさと行こうぜ♪』


「さとしも大丈夫?」

{おうッ♪ボク脱ぐのは上手だぞ♪}


『翔さん、後ろの席にある洗面器…
 持っていっていいんですよね?』

「あ、忘れてた…サンキュー♪」




ここは露天風呂の他には掛け湯用に桶が

1つしかなかったから、

婆ちゃん家から借りて持ってきてたんた…




よ〜〜しでは、いざッ!!

ゴーゴ〜〜〜♪





ガチャッ
      ガチャッ

ガラガラッ バタンッ


   バンッ   バンッ





うぉーー
 今日も寒いぜぇーーー!!


『やってきました!!
 秘湯♪貸し切り〜〜〜〜♪


{ニノ行くぞッ♪}
『わわわッ押すなよなッ』

『いや〜このヒンヤリも気持ちがいいね〜』


皆で車から降りて、

ダッシュで露天風呂まで行く♪



ほらッ!皆、掛け湯〜♪

ニノちゃ〜んお湯掛けて♪

『ちょっと待って下さいよッ
 …ひッ熱ッ…寒い…熱ッ…』

『あ、その前に借りるよ〜〜〜』

あああッ!松潤、順番守れよな〜
 あああ〜寒い〜〜〜〜』


{しょお♪寒いな〜楽しいな♪}

「ふははッ!!すっかりお気に入りだな♪
 ほらッ…」


{んふふッありがとう♪しょおもどうぞ〜♪}

「あはははッありがと♪」



皆で各々掛け湯を済ませたら

いよいよ、お楽しみの時間だ♪




『よし!一番!相葉雅紀はいりま〜す♪』



雅紀が、僅かな距離を、

勢いつけてダイブしてゆく



ドボンッ


『く〜〜〜〜最高だぜッ!!』



{ふにゃにゃッ
 しょお、ボク達も行くにゃ〜〜}

おう♪



バッシャーンッ ドッバーン

キャ〜〜〜♪オンセンッ!
 大好きぃ〜♡


うぉ〜最高ーーー!!!




俺たち3人のテンションとは違い   

ニノと潤は…縁にある岩に座り込み

足から順に入っていく…



『お、ニノも足からゆっくり派だったけ』
『ですね』





昨日に引き続き

竹林の中にある露天風呂へ




今年最後に5人での
 
思い出作りには最高だよな




『でもさ〜本当に夢のような場所だよね〜』

『なんか…おとぎ話の世界みたいな
 なんだっけ?』
 

『竹取物語…』

「あぁ〜確かにそんな感じだよな…」


{しょお!今日はまだ明るいにゃ♪
 お空がまだ青いぞッ!}

『あッ!じゃあ、昨日は夜来たの?』


「いや、夕刻前流石に夜は…
  ちょっと怖いし…」

{でも帰る時はお星さま見えたぞッ♪}



『いいね〜この空間丸ごと貸し切りなんて』

『何にも無いですけどね…』




『はぁ〜〜来年は皆、社会に進出だね〜…』



雅紀が空を見上げて

徐に話し出した



『まぁくんはいいじゃないですか?
 ペットショップ…』

「あれ?そのまま働くの?」

『うん、
 店長が正社員として採用してくれるって!
 今の場所も気に入ってるし♪』


{まちゃきは動物から好かれるだろ? 
 …オマエが良いやつなの匂いで分かるぞ♪}

『へ〜そんなこと分かるんだ?』
  


さとしが自信満々に雅紀へ伝える

やっぱり元は猫だから

嗅覚は優れてるのか?




「潤もニノも採用決まってるから
 春から社会人だろ?いいよな〜…」
 
{しょおは?チャカイジン?…ッてなんだ?}

「ふはッ…俺のバイトと同じ、
 誰かの為に働いて役に立つ事をするんだ
 皆は正規雇用だから…もっと凄いかな…」

{皆、人を助けるのかッ!!?
 良いことするんだな?しょおと一緒だな♪}



『……これからどうするの?』



潤が聞いてきた…

そう、俺だけまだ先が見えてないから…



「ん〜〜…取り敢えずは、
 新たに数社エントリーしたから…
 年明けたら、また、1からやり直しだな!」


『…次は決まるといいですね』
 
「おう!ありがと♪」


『さとしは…どうするんだ?』

『人間のままなら…
 それなりにお金もかかりますよね…』




潤とニノから、

さとしの今後の事を聞かれたものの…




「う〜〜〜〜ん…
 …取り敢えずはこのまま…かな」




さとしを手離すなんて選択肢もうないし

また人間になったばかりで

先ずはその辺の事から少しずつ教えて

慣れさせてあげたいし…




『さとし、お前このまま翔さんの所に
 いるつもりなら、お前も働くんだぞ』


{…ボク…しょおの事好きだから……
 しょおがいつも笑えるように側にいたい
 それだけ…}

『だから、人間なら働いて
 翔さんを困らせないようにしないと!』


ニノが言うことは最もなんだが…


「ニノ!そこまで言う必要ないよ!
 まださとしには分からないよ…

 さとし、大丈夫だからな?
 何にも気にしないで俺の所に居てくれて
 いいからな…」


{……しょ…ぉ…///……ありがと……
 …わぁ〜〜抱っこ〜〜}




バシャバシャッ


 ぎゅうぅ…



さとしが、俺の所まで泳いで来てくれて
 
足に跨って抱っこの体勢になる



「ちょっとッ…さとしッ?!…」


『人前で裸で抱き合うなよな〜』

『猫だから関係無いんじゃない?』

『それにしてもだな〜』


「さとし…皆の前だし…
 今日はこっちに…ね…///」

{えぇ〜…もう…仕方ないな…}



さとしに横に座るように促したら

文句を言いながらも大人しく従ってくれた



『それよりさッ!!
 明日は2時位には出発するから、
 今夜は皆、カウントダウンなんてする暇
 無いからね♪』




雅紀が今夜の登山の話を切り出してきた



そう…

ついに今夜なんだ……



『はぁ〜やっぱり拝みに行くんですね?
 山頂で初日の出…真っ暗な中歩くなんて』


『あ、ニノ!真っ暗じゃないよ、
 今回は雪が残ってるから、ライト照らせば
 光を反射して明るいし、綺麗だよ♪
 ね?相葉くん?』

『そうだねなんか幻想的でね…
 山が眠ってるみたいな…行けば分かるよ!
 絶対、眠気も吹っ飛ぶ位、綺麗だから♪』
 


潤と雅紀が興奮気味に

雪山登山の事を語る



「へ〜白銀の世界…
 この間の俺たちが出逢った日みたいだね?
 さとし?……さとし?」

{しょぉ〜〜…お腹減った…眠たい…}



返事が無いので横を見ると

瞳を閉じてじっとしていた…



『あ〜あ〜沈みかけてますよ…
 そろそろ行きますか?』

「そうだね、婆ちゃんも潤に会えるの
 楽しみにして待っているだろうし…」





それから俺達は、婆ちゃん家に帰り

夜は婆ちゃんお手製年越しそばを食べて

前回ここに来た時の事など話に花を咲かせた




さとしは、そばはなんとか食べれたけど、

俺達が話し込んでいる間に、

こたつで眠っていた




『じゃあ…婆ちゃんもそろそろ寝るよ…
 皆、明日は山頂で初日の出拝んで
 いい年を迎えるんだよ♪お休み〜』


『『『お休みなさい!良いお年を〜』』』




婆ちゃんが居間を後にしようとする

タイミングで俺も立ち上がる…



「あ、婆ちゃん、ちょっと話があるから
 俺も一緒に行くよ…
 皆、さとしのこと宜しく!!」


『は〜い♪』




婆ちゃんの後ろをついて歩き、


寝室までやってきて

ベッドに腰掛けたところで尋ねてきた




『それで?
 …婆ちゃんに話ってのはなんだい?』


「あ、うん……えっと、
 単刀直入に聞くけど…婆ちゃんって、
 さとしのこと…何か知ってるの?」


『……ほう…何でそんなこと聞くのかな?』


「いや……さとし、この家に…
 婆ちゃんに会ってから昨晩ずっと
 様子が変だったんだ…ちょっと気になって」


『……そうか……翔にとって…
 さとしくんは…どういう存在なんだい?』


「えぇ〜質問返しかよッ……そうだな…
 …ちょっと不思議な出逢いでさ…
 最初は混乱したけど、でも…なんか…
 目が離せなくて…
 守ってあげたいと思ってる」


『ほ〜…不思議な出会いってのは?』

「うん…えっと……
 数日前に突然現れたんだよ…」



何となく婆ちゃんに

さとしが猫であることは伝えられずにいた

だけど、おれの言葉を聞いて

婆ちゃんが一瞬だけ目を見開いた…



『数日前?…
 ……そうか……そうだったのか……』


「ん?何が【そうだったのか】なんだよ
 何かあるの?」


『翔にとって、さとしくんは…
 守ってあげたいとは……
 大切な存在…ということかな?』


「質問に答えてよ〜…も〜…ん〜っと///
 ……そうだね、大切な人…だね…
 なんかこんな感情になるの初めてで…
 ふはッ照れるな…///」



何でこんなこと聞いてくるんだろう…?

改まって言うと…なんか照れるし…

俺は頭をかいた…



『そうかそうか、良いことだね♪
 そしたら…
 婆ちゃんから翔に伝えることは…
 …何にも無いよ』


「は?えッでもさっき
【そうだったのか】って…あれはなんだよ?」


『…翔…、翔が今、
 さとしくんを大切に思っている……
 それが全てじゃないかな?…
 今の翔の気持ちを大切にしなさい…』


「ぇ?どういう事?!」


『ほほッ//…さあさあ行った行った!!
 婆ちゃんはもう寝るよ!
 明日は気をつけて行くんだぞ?お休み』




婆ちゃんが部屋の電気を消して

布団に潜り込んだので



俺も今日のところは諦めることにした









何かあると思ったのに…なんだろう…




さとしに直接聞くのは…

昨晩の事があるから気が引けちゃって

婆ちゃん頼みだったんだけど…





まあ、今日が最後ってわけじゃないから

また今度聞かせてもらおう!!



そう思い、婆ちゃんの部屋を後にした









つづく⭐︎⭐︎⭐︎



夜中、頑張って書いたのですが
保存したつまりだったのに
何故か次開いたらお話ほぼ消えてなかってなくて…

切なかったですね…