クリスマスにゃん❤︎
side 黒猫智くん❤︎
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忘れないからね
しょお の声
だぁって…
だぁいスキ なんだもんッ❤︎
ずっとずっと想い続けて待ってたょ
暗くなって目を瞑ると
いつもしょおに逢えるんだからッ♪
お空から きらきら の光が言ったの
そんなに好きなら伝えなさいって…
でも僕は言葉では伝えられないから
歌に託すね…
歌ならだぁい好きだから任せてッ♪
いつだって側にいるねッ///
だから泣かないで…
しょお はいつも輝いていてねッ
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チリンチリンッ
{ニャァ〜…}
お空からピンクの雨が降ってきた
{ミッッ!?}
…つめたッ⁈
わわわッいっぱい降ってきた…
雨宿りしなきゃッ///
大きな箱から
人がぽつぽつと出たり入ったり
その箱の前に…
人間よりは小さめの1本の木を発見!
…何だかハデな木だな…
(クリスマスツリーです♡)
さっきも別のところで見たぞ…
いつも寒くなったら出てくるな
オマエ…
{ミ〜……}
オマエ…何もんだ
{ミギャッッッ}
わわッ冷たッ⁈
…今日の雨は冷たいにゃッ///
仕方ない…
オマエで雨宿りしてやるにゃ…
チリンチリンッ
…なんだ…この木…
何にも匂いがしないにゃ…
{んにゃ〜…ッ!?
シャーッッッ!!}
なっなんだ
このニセモノの木は!?
{ミギャー…シャーッッッ!!}
人間の目は騙せても、
ボクはお前なんかに騙されないぞッ!!!
オラッ…オラオラッ
この爪でもくらえッッ!!
ウィーーン
「ゴミ出し行ってきまーす……と…」
『櫻井頼んだぞ〜』
!?…人間ッ!!!
仕方ない…
今はオマエに勝ちを譲ろう…
デッカな箱から出てきた人間
敵か味方か…
ニセモノの木の下に隠れて警戒する
ブルッ
「はあぁ〜〜寒いな… ゔぅッ///
…ダメだ…早く終わらせよ…」
ガタガタンッ ガコッ
ガサガサガサッ ガサッ…
「結構重い…
…よしッ!やるか!!」
とッとッとッとッ…とッとッとッとッ…
{ナーンッ♡}
なっななな…なんだ!?
あのカッコいい人間はッ!?♡
ウィーーン
『ありがとうございましたー』
{ミ〜〜}
あ、また人間…おい!そこのお前!!
この箱から出てきたお前だ!
おい!聞いてんのかッ!?
…あのカッコいい人間は何もんだ!!
{ミギャ〜ッ}
ちょッコラ!…逃げるのか!?
あッ!!ボクは知ってるぞ!!
く る ま って箱だろッ!!!
{ミャ〜ゴ}
逃げるんだな…
逃げるなら俺の勝ちだからなッ♪
「あれぇ〜…
何か猫の声するなぁッて思ったら
…ツリーの下で何してるんだ?
雪が降ってきたし…雨宿りか?」
{ニャッ!?}
さっきのカッコいい人間!?
オマエ…何もんだ…///
「ほらッ…おいで…」
少し離れて座って
優しく手を差し伸べ待つ…
オマエ……
…悪いヤツじゃないな…///
{ナーンッ///}
仕方ない…今だけだぞ!!
スリスリしてやるッ♡
「あ、んははッ…可愛いなコイツ♪
はぁあ//寒いだろ〜お家どこだ?
もう遅いし今夜は雪も止まないよ…
早く帰んな…って、
猫に言っても分かんねぇよな…」
{ナ〜〜ン♡}
…オマエ…いい声だな…
周りは耳障りな音も多いが…
オマエの声は…落ち着く…
{ミー……}
「あッ!?…お前、ここで寝るのか?
寒くないのか!?あッ!!カイロ!
…えっと…ほらッ!…コレ使いな…
あったかいぞー」
{……}
カッコいい人間が、
ボクが眠る直ぐ近くに何かを置いた
チリンチリンッ
近づくとあたたかくて…
気持ちよくて…
…真っ暗に会いに行く…
「おやすみ…」
ガガーーー
「お疲れっしたーー!!
…うぉ〜寒ぃ…
あッ!?
お前、まだ居たのか!?
何かメシ食ったか?…
…具合悪いのかな… 大丈夫か?
早く帰るんだぞ……じゃあな…」
優しくボクを撫でてくれる…
あたたかくて気持ちい
コレ…すき……///
ずっとして欲しいな…
{ナ〜ン……}
オマエも…どこか行くのか?
そうか、ココで別れだな…
ボクはもう少しここにいるよ…
コレ…あたたかいしな…
…真っ暗に会いに行く…
タタタタッ…タタタタッ…
ふわぁ
{ミギャッ!?}
なッ何だなんだ!?…何ものッ!?
「あぁッ…起こしちゃったね…
コレ…嫌じゃ無ければ使いな…」
オマエは…
さっきのカッコいい人間…
今度はなんだ…
ふわふわッ
{スンスン…}
……コレ…
…オマエの匂いがするぞ///
それにふわふわにゃん♪
「どうかな…
俺が使ったのだからダメかな…
匂いとか警戒されるんだっけ?」
くれるのか?
{ナ〜〜〜ゴ///}
気に入った…///
「…フハッ♡お前可愛いなぁ///」
{ニャ〜…}
じゃあほら、
もう早く行くにゃッ
僕が寝るのを邪魔するなよ!
チリンチリンッ
「あ、お前…首輪あるじゃん!?
飼い主…探してんじゃないのか?
ちょっと…見せて
3104 なんだコレ?住所か?
部屋番号とか?……あ、裏……
…拾ってください……
へ?お前……捨てられたのか!?
…そうだったんだ…可哀想に…」
{ミャー!!}
おい!さっきから俺に何の用だ!
のどがモゴモゴするから触るなッ
もう、僕は寝るんだから
さっさと帰ってくれ!!
「ごめんごめん…
でも今まで家で過ごしたんだろ?
飼い猫に…
…雪は辛いんじゃないか…?
俺は…ちゃんと
猫を飼ったことないから…
連れて帰ってあげられないやッ//
…ごめんね」
ナデナデッ
{ナーンッ///}
おぉ!おぉ!それは好きだぞッ ///
オマエの手…気持ちいな…
ずっとしててくれないか…
お礼にスリスリしてやるッ♡
「フハハッ♡…可愛いなお前…
あ、コレ…
クリスマスケーキ食べるかな…
ケーキは…流石に無理か…?
…いちごなら…
あ!良かった!食べれるって!
半分位の量…ね…
…スマホは便利だな…
はむッ…んぐッ…ほら…半分食べな…
メリークリスマス…って、
もう日付変わってるけど…
…ごめんね…//
誰かに拾って貰えるといいな…
……じゃあな///」
{ナーンッ///}
元気でな!
カッコいい人間!!
オマエのナデナデ……スキだったぞ///
いろんな人間が大きな箱に
出たり入ったり…
真っ暗な時間なのに
出たり入ったり…
騒がしいけど…
ニセモノの木の下で
大好きな匂いとぬくもりと共に…
また逢いたいな…
忘れないからなッ…オマエの声
真っ暗で…逢おう♪
つづく⭐︎⭐︎⭐︎
真っ暗の表現
…目を瞑る、夢の中、夜 などなど…⭐︎
前半のピンクの雨…
雪の日は空がピンク色になるイメージなので
黒猫智くんには雨がピンクに見えています♡
La mimosa