気象系の赤×青さんの妄想BL小説です
side O
翔くんの友人と名乗る
変顔の岡田くんが… ふふッ
家を訪ねて来た__
何でも…
約束していた物を持って来たらしい…
開錠ボタンを押してから
翔くんの友達が玄関に来る前に…
洗面台まで行き
先程まで流していた涙の跡が
少しでも誤魔化せるように顔を洗った
「…ちょっと、目…赤いけど…///
まぁ、男の顔なんて
まじまじ見るもんじゃねぇし…いっか」
〜〜〜♪
玄関のチャイムが鳴った…
彼が来たんだな
「…はい…」
『あ、岡田です!』
「…はい、今、開けますね…」
玄関前まで行き、
鍵を開け扉を開けた…
カチャ…
「…こんにちは…えっと岡田くん?」
『突然すみません!
…ってアレ⁉︎…嵐の大野くん⁉︎
ヒャ〜俺、大野くんに
変顔やってたのかよ…最悪じゃん…』
先程までの自分の行動に
一人でツッコんでる…
「んはははははッ///
ちょ…ちょっと…んふふふふッ…
ははははッあ〜〜も〜//
思い出さねぇようにしてたのに…ふふッ」
『…あ…///すみません…』
「あーまた涙でたじゃん…ふふッ
ごめんね、どうぞ上がって…
…んふふふッ///」
『………///』
「あはははッ…
…あれ?…上がらないの?」
上がるように促したのに
反応無いので再度声をかけてみれば
顔を赤らめ呆然としたいた…
変顔見られた羞恥心でも出てきたか?
『…あッ///…すみません…失礼します///』
リビングのソファで待機してもらい
簡単にお茶菓子を用意して持って行く
「…お待たせ…よかったらどうぞ…」
「あざぁ〜す///」
一口、コーヒーを飲んでもらって
お菓子を食べてもらったところで
話を切り出そうと思ったら…
「あの…それで……あッ」
『あの!大野くんって…あッ///
…すみません///』
同時に言葉が出て被った
「あぁ、ごめんね…先にどうぞ?」
『あ!有難うございます///
あの…櫻井はどこに?
何でここに大野君がいるんですか?
あの、それと…手…怪我っスか?』
「…ふふッ…質問がいっぱい♪
…えとッ…一つずつ答えるね…
翔くんは肺炎で、入院中です…//
テレビとかネットニュース観てない?
…俺は、翔くんの入院中の荷物を
取りに来たところです…
…手は大丈夫!…ご心配ありがとう」
俺は薄手のグローブをした手を
ひらひらして見せた
『そうっすか…って、うぇ⁉︎
櫻井入院してたんすか…
自分、仕事終えたらジム通いで…
テレビ観ないし、ネットとかも…
そういう動画ばっかだから…//
全然知らなかった……
櫻井大丈夫なんすか?
…肺炎って…//』
「…うん…今、入院して4日目…
入院した時よりは、
咳も呼吸も落ち着いてきたよ…
もう少しで退院できるといいんだけど」
『…そうだったんですね…//
……大野さんって…
よく櫻井の家に来てるんですか?』
「え?俺?……なんで??」
『いえッ…えっと…///
来客用のお茶菓子を出すの…
かなりスムーズで違和感なかったし…
入院の荷物とかって…
普通、家族とか恋人…とかが…
…用意するよなぁ〜…と思って…///』
「んぁッ⁈///…そッ…そうか⁉︎
しょッ翔くんの家…よッよく来てるし…
普通だと思うぞッ!!」
『…そうですか…ね?
……あ、そう言えば…コレ…
…大切な人に渡すって…//』
「…あ、さっきの?
…何なの?…大切な人?」
岡田君が紙袋を取り出し
見せてくれた
…何だろう?
大切な人ってのも幅広いし…
『会わせて紹介してくれ!って言ったら
…どうかな聞いてみないとって…
なんか、簡単に会わせられない人…
なのかなって…
…しかもこれ男性サイズ…//…
ちょっと大きめの彼女なのかと思ってたけど…
……あれ?
大野さんって誕生日いつですか?』
「…んぁ?誕生日?
…11月26日だけど……何か?」
『あ!やっぱり!!
…えっ///…って事は…/////えッ⁈
ちょっと待ってッ!?…あれ?///」
岡田君が俺を見て、
顔を真っ赤にさせて慌てている…
あ…なんか俺…
墓穴を掘ってしまってるとか?
『…大野さんって…
櫻井の……恋人ですか?///』
「わあぁぁ///」
ボンッと音がなったような…
恥ずかしくて顔から火が出そう
今、岡田くん…
恋人って言ったよな!?
今までの会話で
彼に、俺と翔くんの関係…
バレちまったのか!?///
チラッ…と岡田くんを見ると
俺と同様、顔を真っ赤にしてる
「これって………もうバレてんのかな?///
あ、ちょっと待って…///…あれッ⁈」
しまった…
こんな聞き方したら
YESって言ってるようなもんじゃ…///
『あははッ大野さん、面白いですね♪
今の台詞で確信しましたね///
…あの、挨拶が遅くなりましたが…
俺…こういう者です』
「…/////………あ、ども…///」
俺、全然駄目じゃんッ!!//
うゎあああ〜…//
この岡田って彼は…
バレても大丈夫な奴なのか!?
テーブルに名刺を置いてくれたので
手に取り見させてもらった…
「……ジュエリー工房!?
あ、岡田くんコンシェルジュなんだ…」
ジュエリーって…宝石の…だよな?
大切な人へってのは?
…お母さん…とか?//
翔くんの知らない情報を聞いてしまい
少し淋しく感じるものの…
凄く気になる…//
『…はい、それで…こちらを櫻井が、
11月25日までに欲しいと……
内密に、とのことで…
工房では会わず、外で直接会って
打ち合わせしてたんです……
完成の期限と…大野さんの誕生日
…モロですよね…』
「……あぁ〜///」
そうか、
誕生日で墓穴を掘ったのか…
…やっぱり隠し事は苦手だ…//
ごめんッ!翔くんッ!!
改めて岡田くんを見た…
「あの……その……/////
秘密にしててもらえるかな?///」
『やっぱりかぁ!!
うわぁスゲ〜
鳥肌たった〜!!///
大野くん、実際会ったら…
めっちゃかわいいし俺の好み…あッイヤ///
櫻井が好きそうなタイプだよなぁって
思ってたんすよ!感動です!!』
「あ、あの…」
『あ!大丈夫ッス!
自分、口堅いんで!!
秘密了解でぇ〜す♪』
…かッ……軽い……//
非常に軽い奴みたいだけど…
本当に大丈夫なのか!?
「えっと///…
これを翔くんに渡したらいいの?
依頼ってことは、ジュエリー?」
『…はい、あ!でもこれって…
ああぁ〜…俺ってもしかして…
一番渡したらいけない人に
渡しちゃったんですかね…ハハッ…』
「えッ⁈……あッ!?
これって翔くんが俺にッ⁉︎///」
マジかッ!?
翔くんッ…
こんな事までしてくれてたんだッ/////
『…そうですよね〜//
…えっと……どうしましょう?』
「んふふッ///岡田くんって面白いね…
ふふッ///あはははははッ
…どうする?…話合わせるよ?
後日きてもらってもいいし…
翔くんのお見舞いで渡すなら…
今から連れて行く事も出来るけど?」
『あぁ!それいいですね!
行きます!お見舞い♪』
「了解!この後、行ける?
俺、これから翔くんところに
荷物持ってく予定だよ♪」
翔くん、大丈夫だよね?
俺への誕生日プレゼント…って事で
良いんだよね?
だったら…
待ってるかもしれないし…
『あ、宜しくお願いします♪
因みに…櫻井に渡す前に見ます?♡』
「…んふふッ//…やめとこうかな♪」
本当はめちゃくちゃ気になるけど…
こう言うのは、
ちゃんと直接受け取るまでは、
知らない方がいいよね…/////
『そうっスよね……
いや〜櫻井のチョイス…
……なかなかエロくて…/////
まさか大野くんにとは……/////
…いゃああぁ〜//
大野くん、愛されてますね〜♪』
おーーーい
それって俺に言っていいのかぁ?
めっちゃ口軽いじゃん……
俺たちのこと…本当に大丈夫かぁ?
「…取り敢えず…
……準備したら、行こっか?」
…と言う事で、
この変顔で口軽な岡田くんを
翔くんの所に連れて行くことになった
つづく
岡田くんは19話と23話で登場しております♪
La mimosa