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気象系の赤×青さんの妄想小説です
※BL・18禁要素を含みます
※素人の自己満小説です

 
これより先は
ご理解頂ける方のみお進みください









♡さとしくんのバースデー記念♡







side S





俺達の嵐ヶ丘中学校は丘の上に建てられ

街を見下ろすことができる




特に日暮れ時まで残った

教室からの眺めは最高だ




街全体がオレンジに染まる…




それはSNSとかで見る

いわゆる映える風景なんかとは

比べもんにならない程に



きれいなんだ…




俺は智くんと出逢えた
 

この街が大好きだ…









陽射しも弱まる頃
 

俺と智くんを含めた5人は


学校を後にして坂を下っていた




潤「ねぇ〜今日も寄ってくでしょ?
  肉屋のばぁちゃんとこ!!」

雅「もちろん!!
  あぁ〜早くコロッケ食いてぇー!!!」

和「いつも5つ取っててくれてますからね…」



俺と智くんの先を行く皆の話題は

もっぱら帰宅時の定番の

肉屋のコロッケの話で盛り上がっていた





「んふふっ…皆、楽しそうだね♪
 ……翔くん?」


「あ!…あぁ…そうだな!やっぱ俺は
 かぼちゃコロッケが捨てがたいなぁ…」




この後の作戦の事を考えていて

智くんの話し、きちんと聞いてなかった…




「……翔くん、鼻血止まった?
 …どこか具合でも悪いの?大丈夫?」
 


 
俺を心配して見上げてくる…


智くん!!


だからそれ反則なんだって〜///




「大丈夫!!///…元気元気!!
 鼻血も止まったし…大丈夫だよ///」


「ふーん………ねぇ、翔くん…」


「ん?なぁに?」


「…うん…翔くんと相葉ちゃんって…
 …仲良しだよね……」




ん?なんだこの空気?




「え?まぁ、俺たち皆、親友だろ?」


「あ⁉︎そッ…そうだよね///…うん///」




気のせいか?




「ねぇ…ところでさぁ…
 この絵…どこに飾るの?」


「んぁ?…うーん…飾らない…かな…
 部屋には置くけど…今まで書いてるのも
 ちょっと溜まってきてるし…
 まとめて置いてるところに重ねて…
 終わりかな…」


「ぇえ⁉︎勿体ねぇー!!
 それなら俺が欲しいよぉ智くんが描いた
 絵とか毎日見れたら最高……あッ///」
  

 


思わず本音が漏れて顔が熱い

  



「……翔くん貰ってくれるの?」


「え⁉︎いいのッ⁉︎…マジで⁉︎」


「んふふ♪こんなのでよければ、どーぞ」


「わぁ〜…すげ〜嬉しい
 …ありがとう智くん!!!」




まさかの展開に幸せを噛み締める♡




「どういたしまして♪」


「あ!じゃあさ…じゃあ…あのさ…
 智くんにはこの絵…

 …ゴクッ…

 写メで送るから…あの…よかったら
 スマホの連絡先教えてくれないかな……


「?…写メ?
 そんなの無くても、見たかったら
 翔くんの家に行けば直ぐに見れるよ?」


いや…えっとその…智くんの番号を…


「?…翔くん、本当に大丈夫?」





ヤバいぞ…恥ずかしすぎる…


どんどん小さくなる自分が分かる





和「いいじゃないですか!!
  この人、写メ撮って送るの好きだし!
  我々にもたまに意味不明な写メとか
  送りつけてきますよ…」


「なッなんだよぉ!!意味不明って…」


雅「そうそう、大ちゃんもさっさと
  翔ちゃんと連絡先交換して、
  俺たち5人のグループ作ろうよ!!
  皆でメッセージやり取り楽しいよ♪」


「そっか……翔くん?連絡先交換する?」


「あッ!!するするる!!
 ッ〜〜〜〜智くん、ありがとう!!
 
 うわぁー雅紀〜ありがとうなぁ!!!」



うをぉ〜雅紀やるじゃねーか!!

最後の一押しをしてくれた

雅紀へ思いっきり抱きつく⭐︎





「……」


雅「グエッ…しょッ…翔ぢゃん…苦じぃ…」

潤「はい、そこまで〜!
  ほら、翔くん早く交換しなよ!
  姫がお待ちかねだぞ〜♪」


「ッ///…ちょっと…潤くん!
 僕、姫じゃないよ!!
 それにお待ちかね…だなんて……」


和「ほら!キャンバス持っといて
  やりますから…まぁくんが…



「あ!ああ、ありがとう!!
 それでは…智くん!!

 宜しくお願いしまーーーす!!」






スマホを落とさないように

しっかり両手で持ち

両腕をピンッと伸ばし

智くんへスマホを差し出した




「ふふッ…んふふッ///…翔くん…
 気合い入りすぎ…ふふッんはははッ///」






わぁあ…

天使が俺に笑いかけてくれてる///
(正確には、アナタを見て笑ってる)





俺の視力は凄い…


智くんを見る時だけ


お花やハートやキラキラのフィルターを


掛けることができるんだ…






眩しい…
  



眩しいよ、智くん……










その夜、3時間かけて漸く

智くんの絵の写メを1件送れて

力尽きたことは…アイツらには内緒だ…







とりあえず…


俺の…智くん攻略大作戦1日目


クリアとなる…!!!









⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

翔・智 5歳のころ



「さとちゃん、さとちゃん!
 しょうねーいいの持ってるんだ!!」


「しょおくん……なぁに?」


「ほら!糸電話だよ!!」




「わぁ〜しょおくん…すごい!
 これどうするのぉ?さとに教えて♪」
 

「うん、コレをさとちゃんと俺の部屋の窓に
 通して…この紙コップに口をつけて……
 『もしもーし』って話すの!!」
 

「わぁ〜すごい!!楽しそう!!」


「へへッ///…それでもう1人は耳にコップを
 つけとくと声が聞こえるんだよ!!
 やってみようよ!!」


「うん♪」
 

「ママーママー!お母さ〜ん!母ちゃ〜ん
 おまえ〜おまえ〜♡」
 

「あはははッしょおくん…楽しすぎッ♪」



バタンッ
「コラ〜!!誰がおまえじゃ〜!!
 あら、さとちゃん♡こんにちは♪」


「しょおくんのママこんにちは…
 あのね…あのね…
 しょおくんとさとのお願いきいて?」


「まぁ何かしら…♡」




こうして、なんとか母さんに紙コップを

お互いの部屋の窓に入れてもらい

ふたりとも一度家に戻り

部屋の窓越しに

糸電話で話したんだ…






「さとちゃーん!聞こえますか〜?」


しょおくんですかー?聞こえますよー!
 さとの声は聞こえますかー?
 

「聞こえまーす!!さとちゃーん!!
 ぼく、さとちゃん大好きでーす!!
 僕のお姫様になってくださ〜い♡」




「さとちゃーん、聞こえてますかー?
 僕のお姫様になってくださ〜い♡」

 


「さと  しょおくん すきです!
 お姫様なりまーーす」




⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎



「ふがああぁッ///…

   ……ゆ…めか……………あ///」




✳︎

✳︎

✳︎
 



また…やっちまった…



僅か5歳のさとちゃんに夢精するとか…






可愛かったなぁ、あの頃の智くん♡

小学校入るまで

女の子だと信じてたもんなぁ…///



今は…



…鼻血もんだよ…///
あの色気…なんでた⁈
他の男どもはむさ苦しくなってくのに…
智くんだけは色気が増す一方…

あッ///俺のムスコが…

元気になっちゃった…











こうして…朝からドタバタの

智くん攻略大作戦2日目の幕開けとなる

2日目の作戦
【席替えで智くんの後ろの席確保】

ぜったい死守するぜぇ!!!!








つづく⭐︎⭐︎⭐︎





ふふふッこのお話の翔くんが
ちょっとおバカさん設定で書いてて楽しいです♪


糸電話…自分の子供の頃の
エピソードだったりします⭐︎

お向かいの友達と…
片方の部屋の窓から紙コップの片方に重りをつけて
投げ入れて…失敗したら、道路から投げ入れて…
何度も何度もチャレンジして…

スマホが無い時代、
家の固定電話だと電話代もかかるし…
目の前だから直接会えばいいのに…
紙コップで話すって特別感あって…ワクワクしました⭐︎

お向かいの窓の向こうに親友がいる図って…
なかなかいい思い出です♪
夜にして虫が沢山入ってきたのも…アハハッ

La mimosa