気象系の赤×青さんの妄想BL小説です





side o




相葉ちゃんの家にやってきて

手料理をご馳走になった



その後は2人で食器を片して、

テーブルを吹き上げ




珈琲をいれたら…





久しぶりの開催♪

 スイーツ部♡








《ねぇ〜リーダー、どう?
 こっちも美味いから食べて♡》


んッ⁉︎なんだこれッ⁉︎
 ん〜まぃ


《でしょでしょ〜♡》


『んふふッ……相葉ちゃんが
 作ったんじゃないじゃん♪』


《あひゃひゃッ♪いいじゃんか〜♪
 美味いから自慢したくなるんだよ〜
 あ!こっちも食べて
 とろけるよ〜♪》


『んふふッ、意味わかんないよ♪』





部屋には男2人だけだというのに

女子力高めな会話で盛り上がる





《あぁ、ほらッ!
 リーダー、ココ…ついてるよ》




テーブルを挟んだ向かい側に座る

相葉ちゃんが…



自分の口元を指さし教えてくれる






『んぁ?ありやとッ…ペロッ』



とりあえず舐めてみる



《違うよ、こっち…
 も〜〜ほら!こっち♪》





もどかしくなったのか…



テーブル越しに腰を浮かせ

腕を伸ばし…



口元に付いたクリームをとってくれる






『…んふふっあんがとー♪』


《もぉ〜しっかりしてよー》




相葉ちゃんは

指についたクリームを
ティッシュで拭い…


改めて自分のスイーツを堪能していた





これが翔くんだったら…

クリームの付いた指を
…舐めてみたり…なんて…///





『はぁ〜///も〜食えねえっ!
 相葉ちゃん、ごちそうさま!
 …俺、帰るわ』


《はーい!
 今度はリーダーの家で開催ね》


『えっ⁉︎ん〜〜どうかなぁ』


《ん?なにその返事……》


『あ〜〜いつになるか…
 分かんねぇけど………了解!』





そんな曖昧な返事をした俺をみて

相葉ちゃんは少し考えた様子を見せた



《ふ〜ん…ねぇ、リーダー》


『んぁ?』


《次は翔ちゃんも一緒かな?》


『えぇ⁉︎…
 …あっ、う…うん!そうだね』




ビビった〜俺の考えてる事

バレてんのかと思った…


相葉ちゃん、こういう時鋭いんだよなぁ…




まだ本人にも秘密なんだ…

絶対、翔くんに
気付かれねぇようにしねーと…




相葉ちゃんは、ドキッとした俺を

まじまじと見てたかと思ったら

急に笑顔になった





《たまには部員の翔ちゃんにも
 活動に参加してもらわないとね♪》


『んふふっ、そうだね♪
 んじゃあー今日は帰るよ』




俺が席を立とうとすると

同じく相葉ちゃんも立ち上がった




「了解!あ、車出すから!!
 …鍵とってくる」




車の鍵を取りに行こうとする

相葉ちゃんを…



急いで止めるように声をかける





『あぁ!相葉ちゃん!!
 今日はいいよ』


《えぇ〜何言ってるの?
 さっき翔ちゃんから
 帰り送るように言われたじゃん♪》


『あーでも、今日はいいよ…
 自分で帰るよ!
 そんなに遅い時間でもねーし…』


《俺は全然、迷惑ではないよ?》


『んふふっ、ありがと!
 …でも今日は…
 寄りたい所もあるしさ……ねッ?』




俺の意思が堅いと分かったのか



一つため息をついて、

なんとか納得してくれた




《分かったよ…
 でも帰り気をつけてね》




玄関先まで
見送ってくれる相葉ちゃんに

俺は靴をさっと履いて、


玄関扉を少しだけ開けて振り返る



『んじゃあ、またね♪』


《はーい!お疲れ〜》




お互い軽く手をあげ

挨拶を交わし…



俺は相葉ちゃんの家を後にする




『さて…
 急がねーと…間に合わねぇ!』





マンション下まで来たところで

腕時計の針を確認し、




呼んでおいたタクシーに

乗り込み行き先を告げた








つづく