東大柏の葉キャンパスの一般公開が行われるということで、行ってきました。
先日ノーベル物理学賞を受賞された梶田先生が所長の宇宙線研究所もあるので、かなりの混雑を覚悟して行ったのですが、すごかった。
シャトルバス、去年より本数を増やしたそうですが、かなりの混雑。
そのうえ、着いてからもかなり混んでました。
「梶田効果ですね~。」と東大の方がおっしゃってました。
柏の葉キャンパスは大学院のキャンパスです。
着いてすぐに、生命系に行きました。
娘の好きなジャンル!
細胞や、植物生物の研究をしている棟です。
娘、夢中。
ひたすらわたしと息子の存在を忘れ質問したり、話をしたり。
特に、娘は蚕に魅了されてしまって、蚕蛾を手に乗せてもらって眺めていました。
わたしはどうにも昆虫たちに興味が持てずにいたので全然知らなくて。
娘が「この蚕は何齢幼虫ですか?」とか蝶の鱗粉はどういったものかと言うのを東大の学生さんと話しているのを見て驚きました。
蚕に関しても結構詳しくて、「頭を八の字に振りながら繭を作るんだよね。」と実演してくれました。
蚕そのものの肌触りもシルクのようにすべすべしていました。
蚕の吐き出す糸自体に色を付けると、洗濯しても色落ちしない絹糸を作れるんだそうです。
その研究をしていて、今は青、黄色、金の繭はすでに作られていて、今は赤を作りたいそうです。
黄色はニンジンなどに含まれるカロテノイド(ベータカロテンのなかのもの?)で色を付けられたそうです。
蚕は、人間が羽の短いものだけを交配していって、飛べなくなったそうで、本能なのかいまも羽ばたこうと羽を震わせるのですが、飛ぶことができない唯一の蛾だそうです。
このあたりも、娘がかなり話を聞いていて、虫がダメな息子はうんざり顔。
同じ建物の中に、蚕のまゆを使っての工作を作れたり、ビーズ細工や、ゲームができるスペースがあり、そこは休憩室も兼ねていてお茶を飲めたので飲んでいたら、娘は気が付けば工作スペースに突撃。
息子はゲームへ。
息子はどうしていいかわからずうろうろして戻ってきたり、何度もヘルプを求めるのですが、娘はあっという間にイケメンお兄さんを捕まえ、お兄さんを独占し、蚕の話をしながら、お兄さんに工作を作らせている始末。
ほかの子はみんなでいろんな材料で作っているのに、娘はお兄さんと横のスペースで二人で作っていたため、娘がいない!と息子と探しました。
息子は蚕を取りだした後の繭での工作に抵抗があったみたいで、繭を一つもらって帰ってきました。
たくさんブースを見て、娘のコミュニケーション能力の高さ(いや、これが普通なのか?もはやわたしにはわからないのですが。)に驚きつつ、昼食。
息子はもうご飯の時間、目の前にレストランがある、ここ以外では嫌だ!となってぐだぐだ文句ばかり。
かなり混んでいるレストランでわたしがなんとか席を確保し、とりあえず息子の指定した定食を買いに行き、その後わたしと娘のご飯を買いに並んで。
その間息子はひたすら席でご飯を食べずに待っていて、今までだったらわたしを待つこともなかったので
ちょっとまた成長したなと思いました。
ご飯はカフェテリアで、安くてとても美味しかったです。
その後、息子のお目当ての宇宙線研究所へ。
バスに乗るときに、今日梶田先生がいらっしゃってるってことは聞いていたのですが、梶田先生と会える会的なのは急きょホームページで事前抽選の100人くらいしかダメと聞いてがっかり。
でも等身大パネルがあって、梶田先生が案外大きいのにびっくり。183センチほどあるそうです。
息子は宇宙の中でも宇宙開発や、天文学のほうに興味があって、宇宙の構造的なほうはあんまり詳しくないうえ、大学院ですから、子どもにはなかなか理解できないようなところもあり、そうそうに出ました。
大人の方はかなり熱心に質問されていました。
東大駒場祭の展示は割と子どもでも理解しやすかったように思います。
その後、絶滅しそうな植物に娘が夢中になったり、なぜか息子は外国の話に夢中になってあれこれ話を聞いていたり。
息子はエチオピアにとても興味を持ったそうです。
エチオピアに行ってきて研究しているお兄さんはアジア系の外国人の方、たぶんモンゴルか中国か・・・
でも、すごく日本語が上手で、子どもにもわかりやすい説明で、息子はかなり真剣に話を聞いていました。
息子は興味を持つと、自分からどんどん行くけど、ちょっと気になる程度だと、わたしを通そうとするので
途中で何度かイライラしてしまって反省です。
しかも、「ママと一緒に歩いているところを見られたくない」とのたまったくせに、べったり近くを歩くので
途中で何度かケンカになりました。
その間、娘は植物のところでもらったベンケイソウと言う、面白い植物を眺めながら歩いているので
我関せず。
息子も娘も来年も絶対行く!と決意していました。歩きまわって疲れたけど、楽しかったようです。
リケジョが多かったし、美人、イケメンが多かったな。
おしゃれでコミュニケーション能力も高いのが院生なのかしら?
駒場祭では以前のブログにも書きましたが、全くコミュニケーションが取れない人もたくさんいました。
院の研究発表をしている人たちは駒場祭でも、話し上手な人が多かったです。
あとは、駒場キャンパスに比べて、新しいからですけど、おしゃれできれいな建物!
ビルを見ているだけでも楽しかったです。
柏の葉キャンパスはあくまで一般公開で、学園祭ではないので、お祭り感は少なめですし、小さい子には難しいかな?と思う部分も結構ありました。
娘も、自分の興味のある分野以外はさっぱり理解できないと言っていました。
来月、また駒場祭に行く予定もあるので、楽しみです。