DreamTセッション☆妄想企画【囃《ソウ》】22 | 砂水*無限tone♪~in・DREAMTOWN・FDR~

砂水*無限tone♪~in・DREAMTOWN・FDR~

本ブログは、『趣味オンリーブログ』にとして開設しました‼
{{『砂水*無限tone♪~in・DREAMTOWN・FDR~』となります♪}}

創作オンリーブログをこちらにします(笑)
『DREAM TOWN♪*~FavouR DES Rois~〈再☆〉』
(↑これまでのメインブログはこっちに引き継ぎです)

刀剣サニワ創作イメージ話色々な刀剣設定を無視してただ妄想を書いただけの他愛もない話【囃《はやし》】三期目、気ままに更新開始です。

 

今回は、旧暦の七夕と審神者です。

これまでと同じく自由に妄想して書いていますので、

苦手な方は即脱出して下さいませm(__)m
では妄想メモを…

一期目→その1【他愛もない話をしようか ~主ノ、カイトウ/選択~】追記 | 砂水* #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10265191

続きの二期目(一~五)→その一【審神者ノ他愛もない話~特命調査と鍵~】 | 砂水* #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11077634
続きの二期目(六~十四)を追加投稿済

→その八聚楽弟【審神者ノ他愛もない話~特命調査❮人らしき刀剣❯~】 | 砂水* #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11435872

続きの二期目(十五~二十(最終話)はpixiv追加投稿済み

→その二十(最終話)【審神者ノ他愛もない話《最終話》~再会と“再開”と‥】 | 砂水* #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12113780

 

 

【夢想の歌~二双の跡~】

 

 

『あなたを想う、天の川

この旧暦の短冊に

ワレモコウが揺れる』

 

 

 

『あなたが歌う、星の舟

この旧暦の短冊の

文に寄り添うミヤコワスレ』

 

二つの歌が天の川の下、夢の中で詠われた…

 

 

それは誰かが星に

『もの思い』、『また会う日まで』をそっと祈り…

 

旧暦の七夕の夜空に瞬く…

 

そして…

 

 

「短冊は書けたかい?長義」

 

この本丸の初期刀剣である極めし歌仙兼定が、

側近刀剣として審神者の書斎にやってきた山姥切長義に声をかける。

 

「‥短冊?」

 

そう、長義が聞き返すと、

「‥忘れたわけではないだろう?本日は旧暦の七夕だよ」

 

そう歌仙(極)は、少しからかうように問いかける。

 

その言葉に

 

「…旧暦の七夕、八月二廿五日だったね。まあ、‥短冊は書いておいたよ。

 

…歌の師として添削したいなら、此処に持ってこようか?」

 

と少し面倒くさそうにしながらも、歌仙(極)に答える。

 

歌仙(極)は、

 

「‥どうやら嘘はついていないようだね。

構わないよ。

“書いてくれた”なら、それでこそ、この本丸の刀剣だ。

 

さて、他の刀剣にも確認してこようか。

では近侍は頼むよ。」

 

そう言うと満足げに書斎から出て行った。

歌仙(極)のその後ろ姿を長義は見送った。

 

その時、書斎へ審神者が戻ってきた。

 

「‥主、大丈夫かな?

主の刀剣の調子が何か‥と、歌仙が言っていたようだが」

 

 

近侍役を歌仙(極)が長義に引き継いだことを廊下で聞いていた審神者は驚くことなく、長義を見つめ、

 

「‥えぇ、少し、今朝、夢を見まして…

気になったもので、

少し、刀の様子を見て来たんです」

 

と己自身の腰に差している刀に触れ答える。

 

その姿に長義は何かを思い出した。

 

「‥旧暦七夕に朝夢‥ね。

君の場合、“元主”にでも会いたくなったかな?」

 

長義の言葉に審神者は、少し顔を伏せて笑った。

 

「‥ハハ‥貴方には敵いませんね。

…ええ、久しぶりに元主の夢を見たので…

それも昔と今の姿の…

 

元主は四百年前も“俺の持ち主”でしたから…」

 

その言葉に改めて長義は思い返す。

審神者がやってきた世界では“生まれ変わり”というものが存在し、

元主であるキムネセキは、四百年前の前世である木東跡…元刀剣である審神者キトウセキの持ち主であり“名の由来になった造り手”の1人であった。

さらに、

そのキムネセキは、

刀剣であったキトウセキに姿と記憶と審神者としての素質を己自身から“写し”た存在だった。

 

そのことを長義は、

審神者の元主がいる世界に出陣したこともあり、目にして知っていた。

 

その姿はまるで双子のように瓜二つだった。

 

 

「‥昔と今…

君にとってはどちらも、‥そして“彼女”も‥

君にとっては“持ち主”とも言えるのだろうね」

 

と長義は、歌仙(極)が生けた短冊が揺れる笹のそばに、“さくの”と名が書かれた短冊に視線を落とす。

 

その長義に

 

「‥貴方は彼女から話を聞いたのでしょうね…はい、俺にとっては、持ち主であって…」

 

と審神者が言いかけると

 

「‥母親でもある…かな」

と長義は彼女の“造り手”として語る横顔を思い出した。

 

審神者の世界は“西暦四千年”…本来なら科学技術が発展しているはずだが、

ある“時”から、科学技術の発展が制御され、自然を保つために彼女が扱う科学技術が禁忌なる技術となってしまっていた…

 

しかし、その技術で…

“ある力を宿したエネルギーそのものを刀に姿へ変換”させた…

 

その刀こそ、

審神者の元の姿である刀剣なのだ。

 

彼女が不敵に微笑み、愛しい様子で語る姿が長義は目に残っている…

 

その長義の言葉に

 

「‥はい‥俺は、元主の前世の記憶も宿していますから、前世の元主は“彼女が育ての親”でした…

 

だから‥

この感情は、

俺のものでもあり、

元主のものでもある…」

 

と言い、

さっきみた刀剣の姿を思いだし…

 

「‥俺は…短冊に“自らの願いを祈ることはできない”…

その葛藤が、この刀剣に“もう1つの姿”を思い出させようとしている…」

 

 

と告げる。

 

その、夢で見た記憶と、

先ほど刀剣に宿り始まった力が審神者キトウセキの目に過る…

 

 

そう、

 

刀剣キトウセキは…

 

ある“祈りの力”を宿す時…

 

“剣《つるぎ》”の姿へと換える…

 

 

【夢想の《七夕》歌~二双の跡~】

二○二○年八月二廿五日

旧暦七夕

作:砂水雫☆*

 

◆跡書鍵《アトガキ》◆

 

旧暦七夕、

審神者にとって大切な日なので…

 

すっかりバタバタしていたので、なんと!私自身が忘れていました(汗)

 

かなり一気に妄想したため、殴り書き系になりましたが、最近、妄想していたネタをふわっと挿入。

 

元刀剣であり、実はある力を宿すと刀から剣《つるぎ》の姿へ変わるネタがあったので、最近、その剣ネタをどうにか入れたくてウズウズしてました(笑)

 

今回、七夕ネタで審神者イラストを描きたくて勢い余ってイラストを描いたら、なんと☆元主のキムネセキの方が登場(本当は彼女[さくの]ネタにしようと思ったんですが、イラストの影響で小説のメイン変更w)

 

その結果がこんな感じです。

 

できれば本編では病み展開にはしたくないんですが、ついスパイスはいれたいタイプなんで(笑)

今後、どうなっていくかは、まだ未定なのですが、

審神者として良い展開になれば良いなぁ~と、思っています♪

 

今回、登場した花は誕生花から選びました。

 

でわ、素敵な審神者日和を☆

 

関連記事↓

【審神者ノ他愛もない話~旧暦七夕前夜~】 | 砂水* #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11809687