セム人とは今のどの国辺りなのかハッキリしませんが、『シリア』辺りに住んでいた民族だったと思います。紀元前3000年代には既に存在していたと云われてます。
古代史の中では、西セム人とか東セム人とか、セム語とか言語もあった様子ですが、長い民族抗争の中で、建国することも出来ず人も言語も消えていきました。
このセム人たちは、『7人の悪魔に包囲され、徐々に滅ぼされていく』と考えていたそうです。
この人々は後に地域によってカナン人、アラム人、フェニキア人などと別れ、小さな都市国家を形成し、隆盛を極めた人々もいました。
この中で『アラム人』と『アラム語』には興味が尽きません。
十数年前になりますが、『カタカナ」』は『アラム語』と『漢字』の両方の良い点を採用し、造語された字であるという本が出版されました。普通でしたら、漢字の偏とか旁から省略された形が、『カタカナ』の由来だと思ってた私には興味深い話でした。
話は戻りますが、セム人の恐れた7人の悪魔とは、当時のセム人たちを苦しめた七つの野蛮な民族のことでしょうか?七つの偏狭な宗教のことでしょうか。
今となっては判りませんが、一つの民族の脳裏に植え付ける程苦しめたこの言葉は5千年後の現代の書物にも記録として残った程でした。
本の名は『月の本』 ドナ・へネス著・真喜志順子=訳
河出書房新社発行2004年9月です。