平成21年1月に新橋演舞場にて 歌舞伎18番の内上演が途絶えていた【七つ面】を見てきました。30年ぶりの復活とか新聞に掲載されてましたが、七つという言葉にひかれて、江戸時代に始まった歌舞伎だからといってすべて新しいとは限りません。

それより以前の古い時代の風俗習慣とか、神様にまつわる事などが継承されている場合があるからです。

少し解説しますと、二世市川團十郎が元文五年(1740)二月江戸市村座で初演しました。

今回海老蔵さんが、復活をかけての注目の舞台です。

七つ面とは

① 翁の面

② 猿の面

③ 歌舞伎【暫く】に使用されている山賊の面

④ 閻魔大王の面

⑤ 赤い顔の面

⑥ 般若の面

⑦ 恵比寿の面

次々と音楽が変わり、踊りながら面も次々と早被りし、その面の主に成りきります。

七人が演じるのであれば当り前ですが、しかし一人で演じるとなると成りきるのに時間がかかります。それを面と音楽が変わるだけで、素早く変えるのですから大変なのです。役者の技量が問われるのです。

 七にまつわる演劇(話)には、古代の伝承が隠されているのではないかと、海老蔵さんの一挙手一投足を注目していたのですが、変わった所は有りませんでした。

 しかし、別なところから収穫がありました。平成20年6月足立区内の地名の由来を調べるため、くまなく廻った折、不思議な名の神社にたどり着いていたのでした。その名こそ、【七面神社】なのです。名前の由来が判らずいたのですが、今この神社は、江戸時代に二世市川團十郎が創立したかその関係者が市川團十郎のために建てた神社ではないかとも考えられます。