正月には門松を飾って祝うのが当たり前でした。ところが、最近はしめ飾りが全盛です。私の家も玄関はしめ飾りに変更してます。

本来門松は、歳神様を迎える【依り代】です。拠り所がなければ、その家その地域その一族などにその年の恵みを授けにくいのです。

 これと同じ発想が、長野県諏訪地方の祭【御柱祭】です。山から木を切り出し、【木柱】を神社の敷地内に立てます。成形した柱ではだめなのです。木柱でなければ、依り代には向かないのです。

 ただし、年神様というよりは山の神を迎えるのです。迎えると(田の神様)(養蚕の神様)(商売の神様)(鍛冶の神様)などに移り、霊力が増すのです。その霊力を受けようと氏子たちが、【木柱】に乗ろうと競いあいまで起こります。

その霊力は弱まりますが、七年毎に祭を行うことで復活します。【七】がここでも、霊力を得るための完全数として登場してます。

 同じように姓や地名の中にも、自然の霊力や力の存在を願って命名された地名が有ります。

 例えば、【向え山】という地名は、家の向かいに山が在るから、【向え山】と名づけたのではなく、主に冬至の日の日の出の方角を拝むという習慣から神格化し、太陽の昼時間が伸びることによる太陽神の復活を願って、付けられた地名なのです。