昔々あるところに おじいさんとおばあさんが住んでいました。

薪を売り歩く貧しいおじいさんは、今日も薪を背負い『薪はいらんかのう』

売り歩くのでしたが、売れませんでした。

降り始めた雪の中をトボトボと帰って来ました。

すると、大きな木の下で傘売りのじいさまがションボリと座ってました。

『たきぎ売りのじいさま、なんぼか売れましたかね?』

『いいや売れねえ』

『どうせ売れねえなら、おらのたきぎとおまえさまのを取り替えましょう』

二人は交換すると別れて、雪の中を帰って行きました。

道端にお地蔵様が七(なな)つ仲良くならんでいました。

じいさまは思わず、手を合わせました。

これでは寒かろう、頭の雪を払いのけ傘を被せてあげました。

ところが、傘は六つしかありません。暫く考え自分のほほかむりを七つ目のお地蔵さんに、被せてあげました。 

これから先の話は皆さんもご存知のとおり、お地蔵様の恩返しがあり

安心して暮らせることになりました。

『七』にまつわる話は、何時も幸福につながる話、良きことが多いですね。

七枝樹二神思想が広く民話の中にも、取り込まれた好例だと思います

  今では『かさご地蔵』はモンゴルの小学校の教科書にも日本の民話として掲載されてます。