ひとつの神が別な人々の生業(なりわい)によって変わります。

例えば、農業神バールが、鉄作りの人々には太陽神バールなります。

農業神バールは、また月神信仰であったかもしれません。

その例は、旧約聖書の中にもあるという説もあります。

ユダヤ人の歴史はメソポタミア(シュメール)のウルという都市から西へ旅立ったアブラハムという一人の男性から始りました。


 アブラハムの家族の名前を見ると

ラバン         白い月

サラ          月神の妻の名

アブラハム(本人) 大陰の月    など月神信仰を持っていた一族であることが考えられます。

 カナンの地からメソポタミアまで一神教でなく、多神教の世界が普通でした。

もちろん、支配民族が入れ替われば神様も変わります

鉄器の発達によつて農業も飛躍的に伸び、『太陽神バールは七頭の竜を倒し、鉄を手に入れる』というバールの英雄神話が創作されました。

 何故、七頭の竜と表現したのでしょうか。

太陽神バールを信仰する民族が、片手では数えられない程の又は民族を打ち滅し、勝利を讃えて創作されたのだと思います。

『七つ』にこだわることによる表現の普遍性が、この時代にすでに生まれていたのでした。