一口に「合気道」と言っても、その内容やスタイルは道場や指導者によりかなり異なる。


私が昔居た道場では、ある程度の有段者になると技にその人独自の個性があった。

今は亡きその道場のトップの先生と、三段を頂いた後に二人で飲んでいたら「四段ならカラー(個性)を出せ」とおっしゃる。


もちろん初心者や段位の低いものにオリジナリティを求めたりはしないが、実技試験がもう無い四段以上ともなれば、自身のオリジナルな成果を出せるくらいには研究しておけよ…て話だと解釈した。


合気会の基準で行けば、四段と言えば指導者レベル。

となれば、指導者それぞれの教えに個性があるのはむしろ当たり前か。


その道場では「いろいろな人と稽古して、良いものは自分の中に取り入れれば良い。」て考え方だった。そのせいなのか、それから何年も経った今、周囲を見渡せば、私のやってることはかなり個性的らしい。

ときには「アンタのは合気道じゃない!」とか批判されることもあるくらいに。( ̄▽ ̄;)


意見の食い違いは世の常、故に「他者との違い」は問題とは思わないが。それが他者を攻撃する理由となってしまうと、問題となる。


他のスタイルに対しても、寛容かつ誠実でありたいものですね。

もちろん、人種や文化、考え方の違う人々に対しても。