春の嵐は突然に


心も揺らす暗闇で


あなたに逢えた想い出


覚えているでしょうか


夜空に浮かぶ星たちの


輝く光の愛しさに


ひとり真夜中泣いていた


あれから幾年過ぎたでしょう


ちぎりし時の春の夜は


雨に濡れゆく嬉しさに


あなたの声を抱きしめる


落ちゆく雨の悲しみに


溢れる涙も幾筋か


流れるままに抱かれた夜


夜空に星の煌めきが


涙に揺れて落ちてゆく


春の夜中の寂しさに


風吹く季節の五月雨も


ふたりで歩く暗闇は


心を写す花道に


キラキラキラキラ キララ吹き


風に流され消えてゆく


あなたに揺れて


恋路に揺れる


涙にむせぶひと時の


春の逢瀬に泣き濡れて


指を重ねるあなたの声は


五月雨に流れて落ちて行くのです


行かないで…行かないで


思い出はあまりにも辛いから


せめてあなたの声をもう一度


雨の中に置いて行って…


闇に浮かぶ雲も流れ


ふたりの愛は


ふたりの愛は


五月の雨に濡れてゆくわ


真夜中の雨にあなたを重ね


わたくしは泣きながら


あなたの夢に生きてゆくわ


五月雨にさようなら


真夜中の雨にさようなら


あなたの幸せを祈ります…。