春の陽映えし青竹の

風に心も揺れてゆく

葉裏引かれる春の午後

風吹き揺れる青竹の

心の憂さも風に載せ

空ゆく鳥の声を聴く

揺れて忍んで空遠く

果てない宇宙のその先に

飛んで行こうかはぐれ鳥

しのぶ鳴き声隠しても

こぼれる胸の痛みには

耐えぬ弱さのはぐれ鳥

無情宇宙の風を呼ぶ

叫び踊って鳴き濡れば

溢れる心の言の葉が

空から舞い落ち踊りゆく

両手をかざす風の空

吹いて踊って夢路の花は

咲いて色染め心を隠す

思いも遠きはるかな旅路

涙流して空染めないて

花はうららに咲く日の思い

心に隠し吹いてゆく

揺れて揺れゆく時日の思い

雨の雫に変えてゆく...

青い空には雲も無く

風に押されしはるかな海に

流れ流れて飛んでゆく

思い出心に花も連れ

咲いてゆくなり声高く

空越え宇宙の果てまで

聞こえる声ぞはぐれ鳥