こんなに会いたいのに
なぜ何年も
気持ちに蓋をしてきたのだろう

最近あまりにも苦しくて
ずっと考えない様にしてきたことを
考えてみた

そもそも
別れたいと言い出したのは私
その事で彼が不安定になり
彼の家族が出てきた
息子をこんなに苦しめる『私』を
彼のお母さんとお兄さんは許せなかった
私の実家にも
母の携帯にも朝夜関係なく電話がきて
いかに私が悪い人間かを説いた
彼からの着信と思って慌てて出た電話は
彼のお兄さんからで
弱った私を強い言葉で罵ったことや
父と車で彼の実家まで行き
謝罪したことなど
彼はきっと今も
本当のところは何も知らずにいるんじゃないかと想像している

今ならわかる
別れたいと言ったのは
慢性的な不安を抱えて生きてきた私が
無条件に愛してくれる彼を試したのだと
別れたいはずがなかった
この人は何があっても私を諦めないと
ただ証明して欲しかった
本当に幼稚で
愚かだった

もう2度と連絡しないでと言う彼のお母さん
またご縁があればいつかと
言葉を選んでくれた彼のお父さん
責めることは何も言わなかった私の両親
この4人の気持ちを思うと
私からはもう2度と連絡は出来ない
当時そう思ったことを思い出した

だけどいつか
彼の両親
私の両親
誰もいなくなったら
迷惑をかける人がいなくなったら
連絡してもいいだろうか

それとも彼がもう2度と
私のことなど思い出したくないだろうか

誰か今すぐに
私に答えをくれないだろうか
私を助けてくれないだろうか