これは私自身の動画です。最後のランディングのスピード感がいいねえ・・。同じ処でグルグル、ステイして上昇気流キャッチを狙うもダメ。ここを外れれば直ぐ降りてしまうので仕方ない(67歳直前のフライト・・最後かも・・。)

こんにちはー・・、さぶです。

ツツジの花が終わり、ボタンが咲いてバラも盛りです・・。いよいよアジサイの季節が近づきましたね・・。

さあまた昔話です・・・S60年12月

前々回の投稿「⑤法事」で、組内同中班のAさん宅の解体作業の手伝いに行ったのが10月27日だった。その後の新築作業がスムーズに進んで、上棟式が行われたのが12月15日だった。

職人さんたち・親戚の面々・近隣の付き合いの深い人・組内、それに若旦那の同級生達・・、私も招待された。私は同班で旧家の取り壊しも手伝っているし、若旦那と同い年だから気心も知れている。

今思えば40~50人の招待客が集まったのではなかろうか・・。今じゃあ考えられないね、上棟式に餅などを撒いている‘建てまい’なんて田舎だって見ることは出来ないだろう・・。
お祝いの席だから当然酒が入る、・・入れば唄が出て来るのは必然だった。
何処でもそうだろうが、酒が入ると歌いたくなる人は決まっている。次に歌いたい人はウズウズしていて、次々と歌いだした・・。そうなると唄が途切れると盛り上がりが下がるので「つ~ぎ・・つ~ぎ(次)・・」とはやし立てて順に歌わせる形になった。

ひとしきり唄が続くと少し間が空く事になる、賑やか好きにはこの時間がさびしい・・、だから誰かに歌を歌わせたい。その内同級生のXさんが、「組内で唄えよ!・・」と言いだした。「く~み内・・く~み内・・」と皆から声が架かったが誰も歌いだす人は居なかった。

私はズーッと若い頃から‘唄なんて気分が乗った人が唄えばいいんで、強要されて歌うもんじゃない!本人にとっては辛いものになってしまう’と言うのが自論である。だから、「いやあ、歌いたい人はどんどんやってください、組内なんて言わないで・・」と言い張った。

ところがねえ、Xさんも酒が入っていたから気分が高ぶっていた、「サブやん唄えよ!・・」と私を名指しで言ってきた。私もXさんも同級生、消防団でも一緒だったので大分親しくはなっている。・・と言う事でXさんが「サ~ブやん・・、サ~ブやん・・」と音頭を取り出したら数人が同調して私の名をはやし立てた・・。

私も当然酒が入っていた、俺の頭の中がカチンときて「ブッツーン!!」と切れた。「バカにすんじゃねえ!やりたきゃテメーでやれ!ガタガタ言ってんじゃねえよこの糞ヤロー!」と怒鳴ってしまった。一瞬にして座が冷たいものになり、気まずい雰囲気になってしまったのは想像の通り・・。

‘しまった!’と思った時はおそかった・・、バカだね俺は・・こんなめでたい祝いの席で・・。
それでも組内のSさんが「まあまあまあ、まあ俺が歌うから・・」と言って歌いだしてくれた。歌が始まれば冷えた場も直ぐに温まる・・、俺はねえ、「助かったなあ・・」とSさんに感謝したよ・・涙目になってしまったね。

今思えば俺も若かった、血気盛んなガキだったんだねえ・・。Xさんは俺を気遣って声を掛けてくれていたんだと思う・・。俺は‘生え抜き’じゃないからガキの頃からここで育っていない、・・と言う事は皆に馴染んでいないんだ。それをXさんは少しでも早く皆と気心が分かり合えるように心配してくれたのだろう・・、今ならそう思えるね。

どこでもそうだろうが、田舎は‘排他的’だからね・・他所から来た人間を簡単には受け入れないんだよ、もちろん表面上はにこやかに付き合っているけど・・。
俺は数日反省して落ち込んでいたね・・。

さて・・、26日は親友平出の会社の忘年会旅行に招待されて出かけた。1泊で伊豆方面、泊りは「戸田港」だった。
私はもう仕事には関係していなかったが、まだ役員はそのままだったので平出も気を使ってくれたのだろう。
役員を辞めるのはこちらから言い出すつもりはない、彼の負担になってしまから・・。その内彼の都合で名前を外すだろう、それを待てばいい・・。

それじゃあ、またね・・。