これは私自身の動画です。最後のランディングのスピード感がいいねえ・・。同じ処でグルグル、ステイして上昇気流キャッチを狙うもダメ。ここを外れれば直ぐ降りてしまうので仕方ない
(67歳直前のフライト・・最後かも・・。)

こんにちはー、さぶです・・。

秋も真っ盛り、「食欲の秋」とも言って美味いものがたくさん出ている。
でも俺は極力控えている、・・自慢じゃあないけど俺は50年近く一定の体重を保っている、その間に2度ほど特別な事があったのでそれは別だよ・・。
一定というけど±500gは許容範囲である。普通に生活していて50歳ごろまではそれが維持できたが、それ以後は注意を払って一定を保っていた。
ところがここ2年ばかり難しくなってきた、解っている・・摂取量が消費量より多いんだ・・小学生だって解るよ、引き算だもんね。
煩悩である‘食欲’に負けてついつい食いすぎるのだ。
「そんな自慢はクソくらえだ!もうこの先だって時間の問題なんだから!」と頭の片隅で叫んでいるが、それも踏ん切りがつかない・・。
今、理想体重を1500gオーバーしている、・・もう増るばかりだろう。

さあ、また昔話に戻ります・・・S46年6月

日産工場の敷地の西側を県道が南北に走っている。
敷地に隣接して「願成寺」と言う地区があり、そこに日産工場の独身寮が建つ予定になっていた。その造成地は既に私が担当して出来上がっている、面積は4000㎡程である。
「願成寺」と言うくらいだから、そこにお寺があったと思われるがそれを確認することは出来ない・・昔のことだろう。
その造成地は県道から400Mほど入った所で、里山であり人家もまばらに有るだけだった。町道である山道が通っていて幅は3Mほどだった。
5月の末からこの町道を改良する仕事にとりかかっていた。
内容は道路幅を4,6Mに拡げて舗装までするものだった。
作業の順序も難しいものではない、第一山道なので交通量もほとんどないし、う回路も有るので朝夕利用する人だけを通せばほぼ通行止めと同じ状態であった。

路床を全面掘削して、1日堀った分だけ砕石を入れていく・・厚さ40センチ。
それを造成地の少し先から始めて順次繰り返していく。県道まで繋がったら、奥から路盤を3層に分けて成形して出来上がればアスファルト舗設をして、路肩を整えて終わりである。
山道だから障害になる構造物もないので簡単な仕事だった。
終われば町に引き渡すだけであり、自分たちの寮の為に道路を整備して町に渡すのであった。

この仕事が終わったのは19日(土)だったが、そのあとの仕事の予定はまだない。それでも私は宿舎に寝泊りはしなければならなかったが、明日は休みなので家に戻った。

20日(日)・・朝早く起きて久しぶりに「マリカ」に乗り25kmほど走ったが、筋力が落ちていて結構足に来た。
朝食を済ませても予定はない、ゴロゴロしていると孝子(妹)が友人のまりちゃんを連れてきた。二人も何の予定も無いようなので3人でドライブに出かけた。
白河の南湖公園に行った。目的もないのでぶらぶらして、黒羽・烏山・茂木を通り宇都宮に戻り、喫茶店「ロべりア」に寄って家に戻ったのは夕方6時半だった。

25日(金)・・暇なので、一人ドライブの旅に出ることにした。
夕方会社により、「明日から休みます・・」と断りを入れた。まあ、俺は日産現場勤務だから、会社の連中も気にもかけてはいないよ・・。
一度家に顔を出してPM8時、4号線を北に向かった。夜も更けてどこかのドライブインに車を停めてしばらく寝た。

26日(土)・・AM3時、目が覚めたので走り出して7時に松島に着いた。さらにドンドン北に向かい、岩手県の海岸沿いを走り県最北の種市町まで来て宿に泊まった。

27日(日)・・AM10時に十和田湖に着き「乙女の像」の置物を土産に買った。そこで西洋人のヒッピーを一人乗せることになった。
彼は香港国籍で18歳といった。つたない英語でそれなりに話したが、彼はこれと言う目的もないようで日本を放浪しているのだった。
彼を秋田まで乗せた。
その途中スピード違反で捕まり、6000円を来月5日までに払い込む事になってしまった。
彼に、「昼飯を食べよう・・何にする?」と聞いた。こちらは食べたいものは何でもご馳走するつもりだったが、「ラーメン!・・」という返事が返ってきたので、ラーメン屋に入った。俺としては‘他のものでもいいのに・・’と思ったけど希望なのでいいだろう。
俺もインドでは言い尽くせないほどお世話になった、少しでもお返ししたいんだ・・。
彼を秋田に降し、象潟町まで走って1泊。
ここは6年前に自転車で走っている。

28日(月)・・走り出すとオーバーヒート、ラジエーターの水をきれいに入れ替えてOK,・・走りに走って喜多方まで来て泊まる。

29日(水)・・喜多方から会津を通り川治・鬼怒川を抜けて宇都宮に戻った。何の目的もない、気晴らしの駆け足の旅だった。

30日(水)・・1日中、心は暗く憂鬱ですっきりしない、なぜ?・・。
暇だとダメなんだな!、碌なことを考えない・・。今回の一人ドライブも、俺の持病である放浪癖が出たのかなあ・・まあ2年も静かにしていたからね。

しかし、それでも私の心は満たされていない・・俺はいったい何を求めているんだろう?欲求不満に違いない!何だ!・・何が欲しいんだ!・・心の中で叫んでいた・・。そして6月が終わった。

じゃあ、またね・・。