半年程前、カウンセリングを受けてくださったクライアントさんに、偶然お会いしました。

 

当時、年長の息子さんは、場面緘黙(家では話すことができるのに、家以外の場所では全く話せなくなってしまう)の症状があり、小学校入学も近くなり、お母さんはとてもお困りでした。

 

 

 

カウンセリングの中で、お子さんの今の気持ちをお母さんと考えてみました。

 

ぐすん挨拶したい

    友達ともおしゃべりしたい

    挨拶できない自分はダメな子だ

    喋らないぼくなんか、お母さんは嫌いかもしれない

 

こんな気持ちでいたら辛くて、どんどん自分を否定してしまいますよね。

 

そこで、お母さんに4つのお願いをしました。

 

①喋らないことに関して一切何も言わない

 

②事実承認

   「すごいね」「よくできたね」など、褒める言葉をつけ足さずに、「幼稚園行ってきたね」「暑くて汗いっぱいかいたね」と事実や行為をそのまま伝える

 

③存在承認

   名前を呼んで挨拶する、目を見て話すなど

 

④あなたのことが大好きをいっぱい伝える

 

 

そうすることで、挨拶ができなくても、先生や友達や他所の人に喋ることが出来なくても

 

僕は僕でいいんだ

僕はダメじゃないんだ

お母さんは僕のことが大好きなんだ

 

と感じるようになってもらいたかったのです。

 

 

 

1回目のカウンセリング後、お子さんはどんどん明るくなられ、

2回目のカウンセリング後には幼稚園の発表会で台詞も言えるようになられました。

 

人前では、お母さんに対してさえ話せなかったのですが

小声で話すこともできる様になられました。

 

 

お母さんも声が明るくなられ嬉しそうでした。

 

私も本当に嬉しく思いました。

 

あれから数ヶ月経ち、小学校へ入学され、どうしていらっしゃるだろうと案じていた時に偶然お会いできて、びっくりでした。

 

 

私は、名古屋にある保育大学の学生さん方が、

未就園児の親子さんに集まって頂き、一緒に遊んだり、絵本の読み聞かせや、リズム遊びなど勉強を兼ね子ども達と触れ合うという授業に支援者として関わらさせて頂いています。

 

そこに、クライアントさんが二男のお子さんと遊びにいらっしゃったんです。

 

 

お会いしたことは無かったのですが、お母さんと弟さんの名前で直ぐにわかりました。

感激の対面でした。

 

 

「学校楽しいって、ニコニコ、一人で登校していくんです。

今では、お友達とおしゃべりしながら帰って来るんですよ。」

 

 

こんな嬉しいご報告をいただきました。

 

私も、めちゃくちゃ嬉ししいです。

 

 

  

 

 

以前、お母さんから頂いたご感想をご紹介します。

 

 

 

相談前は本当にいけないことばかりを息子にしていたと思います。

 

少しでも挨拶してほしいと思い

「おはようございます」って言うだけだから頑張りなさい。

「ちゃんとありがとうと言いなさい」

などなど無理に言わせようとしたので酷く吃ったり表情も不安そうで、私もこんな事で大丈夫なのだろうかとどんどん不安になっていきました。

 

1回目の相談からは息子に喋る事を強要せず何も要求もせず、ただただココロ貯金を貯めました。

息子に触れ、楽しんでやってる事に関心を持って声をかけたり、出来たことを褒めたり、弟の相手をしてくれた時は「ありがとう」と感謝したり、できる時に私の出来ることをしました。

すると、幼稚園の先生からこんな事がありましたよとお褒めの言葉をいただく事が増え、発表会でも台詞を言う事が出来感激でした。

 

今では、お友達やそのお母さん達がいらっしゃる所でも私に声を出して話す事が出来るようになりました。以前は声を出すことも出来なかったのに。

 

色んな事に自信が出てきた様な気がします。

そんな息子を見て私も安心でき、落ち着いて過ごせています。

 

4月から小学一年生になります。

前の私だったら「一年生なんだから挨拶ぐらい出来ないと駄目だよ」と息子を追い詰めていたかもしれません。

少し心配はありますが、4月までココロ貯金を貯め息子が安心して学校へ行けるように見守っていきたいと思います。

 

何か困った時はまたよろしくお願いします。

 

 

はい、いつでもどうぞ。

 

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