まさに晴天の霹靂だった。
予想だにしていなかった。
思ってもいないことだった。
結婚した相手が晩年病気のデパートになったのだ。
初めから相手が病気になると思って結婚はしない。
元気な小柄で小太りのおじさんだと思っていた。
結婚した当初は鼻炎だった。
良く鼻を噛む。
それが花粉症になった。
40歳を過ぎたら糖尿病と高血圧が健康診断で分かった。
甘いものも味の濃いものも食べる。
少量と言うことが出来ない。
60代になるかならないかで頸部脊柱管狭窄症になった。
入院して手術した病院で100人手術して2人ぐらいは上手くいかないの2人に該当した。
首を上に上げられない。
「今日は月がきれいだよ」
腰を後ろにそらさないと月は見れない。
星も同じです。
その後は関節リウマチにもなりました。
そして数年前に自宅で突然てんかん発作で倒れた。
すぐさま救急車だった。
脳梗塞の一つで髄膜種だった。
その後も慢性左硬膜下血腫を2度ほどやった。
再びてんかん発作も起こした。
痙攣も経験した。
何度も呼んだ救急車です。
そして今回のことです。
知らない病名を告げられました。
汎血球減少症と重症薬疹です。
初めて聴く病名です。
それが死因でした。
脳の病気をいくつもしている。
薬もあれこれ服用している。
これだけ病気をしているのに主人は落ち込まない。
泣くことをしないのだ。
辛いとか苦しいとか言わないのだ。
二人で出かける。
お互いに自分の興味のないものは寝てしまう。
それで顰蹙を買うのだ。
私が寝るのは映画館で興味のないアニメや特撮の映画です。
主人はコンサート会場、劇場、ライブ会場などでは寝てしまう。
ここ数年聴きに行っている浪曲も寝るのだ。
客席の客から顰蹙を買う。
注意を受ける。
一度は表に出るように言われた。
寝るなら見るな!
表にいろ!
冬場だった。
ロビーではなく表にいるように言われた。
寒空で表!
外かよ!
仕方なく出て行った主人はロビーにいた。
そう言ってきた他人は私に「良かったですね。ご主人外に出たのでみなさゆっくり聴けますよ」だった。
料金は払ったのだ。
それなのに客席には座れない。
途中から主人はロビーで座って待っていた。
私も興味のないものは寝るので主人もそうだと思っていた。
昔歌舞伎を観に行って寝た。
途中から寝た。
それ以来歌舞伎は見に行っていない。
おそらく能や狂言や義太夫も寝ると思うのだ。
