60歳を過ぎたら老後を楽しもうと思っていた。
ところが思いもよらぬ母の認知症です。
だんだん認知症もひどくなり、それ以前に1度庭で転んで手首を骨折し入院しる始末でした。
その後認知症が出始め、再び今度は玄関で転んで別の手首を骨折し入院しました。
そのあと元々あった不整脈からのペースメーカーの埋め込みです。
日に日に母の認知症は悪くなり、しまいに幻聴や幻覚が現れ、せん妄となったのです。
もはや自宅で介護は無理となり、特養に入れるも今度は胆のうを悪くして入院しました。
病院を転院し、入っている特養も出て、新たな特養に入りました。
主人はと言えば最初は頸部脊柱管狭窄症を患いました。
入院して手術をするもその病院では100人手術した中で2%の割合で上手くいかないそうです。
その2%に主人が該当しました。
治らぬ首、曲がったままの首です。
その後、てんかん発作を起こし、髄膜種で手術をし、その後は慢性左硬膜下血腫を2回とてんかん発作と痙攣を起こしました。
60歳を過ぎたら楽しい老後はどこへやら?
旅行へ行くと言うことも無理になり、遠出も無理になり、日帰りで帰れる近場しか出かけられなくなりました。
SNSではみんなが旅行に行った話や楽しかった話を横目で見て過ごしています。
高額なコンサートもチケットを買っても行かれないこともあるのです。
突然の母の施設からの電話や呼び出しもあるのです。
唯一の楽しみは月1の浅草木馬亭の浪曲定席です。
低料金で4時間ほど楽しめます。
間に1席講談も入るのです。
良いのは前売り券が無いと言うことです。
チケットを無駄にすると言うことがありません。
私の地元の友人は年金暮らしと言うのに毎日のようにスポーツクラブに通い、月に1度歌舞伎やお芝居を観に行き、夫婦で旅行も行き、老後を楽しんでいるようです。
私はと言えば一人で出かけてももしかしたら母の特養から電話があっても困るし、主人にもしもの事があっても困るのでね。
美味しいものを食べに行けばお腹を壊すし、物価高の折、もっぱら自宅で食事を作り食べています。
思い描いた楽しい老後はどこかへ消えてゆきました。
