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鏡島 媛 (かがしま たおか)***生きた意味のあるように***

長い人生を振り返ってみると そばにはいつも「書くこと」がありました。書くことで 冷静に自分を見つめ直し 前に進むことができたように思います。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

憧れを抱き続け ささやかながら夢を形にできた喜びに満ちて

 

日々晴れやかに出社している。

 

新年からの思いがけない展開の早さに 自分でも驚きつつ

 

あっという間に一ヵ月が過ぎた。

 

やっぱり私には こっちの方が性に合っているようだ。

 

去年は 新しい自分を見つけたいと思い いろいろなことにトライしてみた。

 

「わからない」「できない」と尻込みをするのではなく

 

失敗してもいいから とにかくやってみようと

 

退職後の時間を自分のためだけに費やしてみた。

 

だが 生来の向き不向きは どうしようもない。

 

流行りのデスクワークで 老後を豊かに!などと思っていたが

 

世の中 そんなに甘くはなかった。

 

学んだこともゼロではなく IT関連の情報を通じて 現代社会の構図や

 

今まで決して知ることのなかった世界を見ることができて

 

よい勉強をしたと思っている。

 

しかし 「好き」という感情が そこにはなかった。

 

人生に無駄なことは一つもないと言いつつ

 

思うような結果が出せなかったことが 正直苦しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時 神様からの御告げのように 

 

自分の「好き」な場所への切符を授かることができ

 

引き寄せられるように空港での採用が決まった。

 

まるで 恋人に会いに行くように 軽やかにデッキに上がり

 

「今日もご安全に!」と飛行機に声をかけてから 私の時間が始まる。

 

 ドキドキとワクワクが交差する中でのお仕事は

 

ぐんと寿命を延ばしてくれそうなほどうれしく やりがいに満ちている。

 

長年培ってきたホスピタリティマインドを生かし さらに磨きをかけ

 

空港スタッフとしての誇りを忘れず

 

一日でも長く勤務できるように 精進したいと思っている。