観劇!宝塚月組大千秋楽に感激!! | 鏡島 媛 (かがしま たおか)***生きた意味のあるように***

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長い人生を振り返ってみると そばにはいつも「書くこと」がありました。書くことで 冷静に自分を見つめ直し 前に進むことができたように思います。
 

 

 

2024.7.7東京宝塚劇場キラキラ月城かなとキラキラ海乃美月キラキラ月組退団公演「Eternal Voice消え残る想い」

 
 
 
 
 
 
ついに 運命の7月7日がやってきてしまった。
 
 
一夜明けて れい子ちゃんや海ちゃんは どんな朝を迎えたのだろう。
 
 
昨日の大千秋楽 いつもなら そわそわするはずなのに
 
 
なぜか落ち着いて観劇することができた。
 
 
3年前に 前トップスターの「珠城りょうさん」を見送った時には
 
 
ライビュの会場で 恥ずかしいくらい人目もはばからず号泣した。
 
 
入団9年目にして 早々のトップに抜擢されたりょうくんの重圧は
 
 
筆舌に尽くしがたい。
 
 
退団会見で見せた大粒の涙が そのすべてを物語っていたと思う。
 
 
まるで 不出来な我が子を見守るように 
 
 
りょうくんの一挙手一投足が気になってしかたがなかった。
 
 
だから 立派に巣立っていくわが子が愛おしく 
 
 
「あなたは よくやったよ。今日まで本当に頑張ってきたね。」と
 
 
心の中で叫びつつ 涙を堪えることができなかったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし れい子ちゃんへの気持ちは違った。
 
 
れい子ちゃんには 笑顔が似合う。
 
 
舞台上の凛とした美しさと佇まいだけではなく 
 
 
どこにでもいる普通のお嬢さんのような話し方と ほんわかとした雰囲気に
 
 
魅了され ずいぶんと癒されてきたからだろう。
 
 
深い表現力と響き渡る歌声が 作品に安定感と広がりを見せた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
和物も洋物もどちらも似合う端正な顔立ちに どの衣装もぴたっと似合っていた。
 
 
月城かなとと 海乃美月の二人でしか作れなかった世界観を
 
 
見事に表現し続けて それを昇華させてくれた。
 
 
れい子ちゃん 16年  海ちゃん 13年。
 
 
苦しいことも多々あっただろうが 最高のコンビに万来の拍手を贈りたい。
 
 
緊張し 涙する退団者がいる中で
 
 
れい子ちゃんは一番落ち着き 幸せそうな笑顔を振りまいていた。
 
 
最後の最後まで やっぱり 愛すべきれい子ちゃんだった。