二度目の台湾
「それじゃあ、今度みんなで行きましょうよ!」
台湾出張の帰りだったお世話になっている方にラーメンを食べながら進言したのは秋の初め。
日本ではすっかりと秋も深まった11月の終盤、それは実現した。
台湾は昨年女友達とすでに訪れていたのだが、あのマンゴーかき氷の味が忘れられられず、そしてみんなで海外旅行というなかなか実現出来ない楽しそうなイベントの為に私は進言したのだった。
が、
「今台湾行ってもマンゴーかき氷食べれないよ。だって季節じゃねぇもん。」
その台詞を日本在住である台湾人の友達に聞いた時の私のテンションの下がり方は、ナイアガラの滝くらい、落差があった。
でも行ってきた。
安い。安すぎる。因みに昨年の某大手ツアー会社のパックは12万。1/3の値段で行きました。
格安便は噂に聞くよりも全然乗り心地は悪くなく、全く問題ありません。ホテルも安心の日本のサンルート。急遽必要になった現地での両替等、やはり便利です。
そして、
海外旅行に必要なのは、パスポート、お金、そして次に大切なのは、
雨ガッパ。
これは、スロベニアの豪雨で学んだ経験でした。
カッパがあれば、荷物も大切なカメラも濡れないのです。千と千尋の湯婆婆の舞台地に希望者をアテンドし、写真スポット等もアドバイス。一回来たことあるくらいで偉そうにガイドを気取り、退散。
次の日は、
台湾のユニフォーム、派手で良いなぁ。
自分の部屋に飾ってみたいなぁ。落ち着いて眠れなくなりそうですが。
それなのに我々日本のチームが出場した試合には、我々が向かう会場まで、
タクシーで残り2キロの地点で間に合わないという残念な結果で立ち会えず。
大会会場以外の時間はウーバイさんの夜市で観光、関係者の激しい打ち上げでおもてなしを受けるなどなど楽しい時間を過ごしました。
そして何より、味が薄い。どんなお店も、
まー、味が無い。
友達に「日本に来た時、ご飯しょっぱいなぁと思わなかった?」と帰国後尋ねてみたところ、やはり未だにしょっぱいなぁと感じるらしいです。
日本食の塩分の濃さを思い知りました。
味の薄さ、慣れない八角の風味でエネルギーが低下しそうでしたが、宿泊ホテル下の大戸屋、吉野家の馴染みの日本食で復活。食って大事ですね。
今回年配の方々とは関わる機会が無かったのですが、台湾の人達はとても親日で、謎のへっぽこカメラマンが声を掛けたところで撮影も快く応じてくれました。海外の人達の好きなところは、ちょっと話した後の終わり際、ほぼ必ず「楽しい1日を過ごしてね!」と言ってくれること。日本人もそれくらいは言うでしょうが、それは気の利いた大人が言うセリフで大体が「どーもー」と別れると思います。でも英語を話せる海外の人達は、どんなに若いお兄ちゃんでも爽やかに「Have a nice day!」的な言葉をくれます。観光客に対する気遣いというか、でも彼等にとっては当たり前の挨拶というか、そういうところを見習いたいなと思います。
女子トイレでは「日本大好きなんです!日本語勉強してるんです!」と知らない可愛い子ちゃんが話しかけてきたり、
「僕と一緒に写真を撮ってください」
と声を掛けてきてくれたり(自慢、しかも2人)、
個人的に良い思いも経験しました。そのまま台湾に居れば私は結婚できるんじゃないかと、若干名残惜しく帰国。
また機会があれば是非行きたい台湾なのでした。