１０月に入った最初の週末である３連休を利用して
石川県と長野県の温泉を巡ってきました。
金曜日の深夜に発つ予定をしていたのですが、かなり雨が降っており
雨の日の深夜ドライブはかなり危険が伴うので、早朝出かけることに計画の変更です。
家を出たのが朝５時、首都高から中央道に入り松本インターで下り
安房トンネル～高山経由で石川県に向いました。
甲府辺りでは雨もほぼ止み、松本インターから国道１５８号に入った頃には時々青空も・・
途中一休みのひと風呂で、こんな温泉に入って来ました。
安房トンネル方面と上高地方面への分岐点にある 中の湯温泉・卜伝の湯 です。
卜伝の湯 は安房峠入口にある 中の湯温泉・中の湯旅館 が管理していて
入浴するには釜トンネル入口の所にある 中の湯旅館の売店で 入浴の申し込みをします。
ここから先の上高地方面はバスとタクシー以外は通行禁止です。
ここで入浴料７００円を支払った後、管理人さんが風呂入口まで案内してくれました。
卜伝の湯 周辺には駐車場がありません。
話をしたら売店の前に車を置いても構わないというので、入浴中はここに駐車です。
年期の入った売店の建物ですねえ、入り口脇にはいろいろ看板が掛かっています。
余談ですが、この建物前の釜トンネルですが、
昔私が初めて上高地に行った時はバスもすれ違うことが出来ないほどの
運転手泣かせのひどいトンネルでしたが、１２年前に来た時は完成間際の工事中、
今では立派なトンネルになりました。
卜伝の湯 は貸し切り制で、入浴中は内部から鍵を掛けるようになっています。
私がこの温泉に立ち寄ったのは今回が２度目です。
１２年前に 新穂高温泉 で温泉仲間の集まりがあった時にうちのカミさんと
温泉仲間の女性と３人で混浴して以来です。
建物入り口を入ってすぐの所の脱衣所
狭いですね～、ま、、貸し切りですからこんな感じでしょう・・
脱衣かごが置いてある正面の壁面には、こんな札が掛けてあります。
「 貸切時間は３０分です 」
貸し切りですから入浴客が多い時などを考えてのことでしょうが、
浴槽脇には時計まで設置してあり、のんびり入るという雰囲気ではないですね。
風呂入口のドアを開けると直ぐに階段、左へ曲がって下りて行きます。
崖の斜面を利用して掘ったのでしょうか？それとも自然の洞窟から湯湧いているのか？
良くわかりませんが 卜伝の湯 は洞窟に湧く温泉です。
温泉の名前は 剣豪の 塚原卜伝 入浴ということで 中の湯温泉 初代館主の命名らしい 。
中は湯気が多くて写真を撮るのが大変でした。
レンズは曇るし、ストロボは使えない、写った写真は白っぽくなってしまうし・・・
壁にカメラを持つ手をしっかり固定して感度調整し、何とか写したのがこれくらいです。
ど素人カメラマンの私では、これくらいが限度ですね f(^_^;)
浴槽の奥の方が一段深くなっていて、先に行けないよう板がかけ渡されています。
源泉ドバドバという勢いはありませんが、かけ流しになっています。
泉質は分析表を見なかった（貼ってあったのかどうか気が付かなかった）のですが
ネットによると単純泉・鉄泉・・それ以外は書いてありません。
帰りがけに梓川の流れを橋の上から撮った写真です。
川の岩面がすごい色していますね、
鉄分の含んだ温泉湧出で染まったような色をしています。
安房トンネルの工事中にも相当の温泉湧出があったという話を聞いたことがあります。
ということで卜伝の湯３０分間の立ち寄り入浴でした。
秘湯ファンであれば、一度は入ってもよい温泉かも知れませんよ。
【 訪湯日 ： 平成２９年１０月０７日 】
過去に
【 訪湯日 ： 平成１７年０４月０８日 】
● 所在地 ： 長野県松本市安曇４４６７（中の湯旅館）
● 連絡先 ： ０２６３－９５－２４０７
● 立ち寄り入浴 ： １０時００分～１６時００分
● 利用料金 ： ７００円 （入浴時間３０分の貸し切り）
● Ｈ Ｐ ： http://www.nakanoyu-onsen.jp/