昨日のノーベル生理科学賞発表は日本人受賞のニュースが無く、少し残念だったが、日本人の過去受賞

人数18人と言う数字は誇らしいし、改めて日本人の優秀さが証明されていると感じる。ただ、良く考えるとこ

のノーベル賞と言う栄光、まぶしすぎて盲目になる恐れもアル。何かの天才だからすべての判断が正しいと


勘違いすると大変の事になると言う意味だが。どうや看板だけが一人歩きするような事もあるらしい。身近で

は日本の大江建三朗氏、何を勘違いしたのか、どうやら日本のガンジーと言う看板もほしくなったらしい。そ

れはさて置き、現在 最も気になる世界経済関係では 1992年に世界中で話題になったマイロン・ショール


ズ氏とロバート・マートン氏の例がある。もちろん二人とも立派なノーベル経済学賞の受賞者である。内容は

判らないが「ブラック・ショールズの公式」と言う難しい経済学で1997年に受賞している。しかし、この二人が

在籍していた巨大ヘッジファンドLTCMがロシア経済崩壊を受け、1998年にあっけなく吹き飛んだのだから



さあー大変。この二人がその後どうなったのか判らないが(ノーベル賞受賞を取り消されたとの話も)、紙幣

本位制経済の経済、とりわけ金融経済の難しさは如何ともしがたい様だ。普通に考えて、ある研究の天才

が他の部門でも天才である事は確立的にも小さいはずだし、基本的に所詮 餅屋は餅屋なのだ。そんな中


、ユーロの父と言われる経済学者ロバート・マンデル氏が日中の共通アジア通貨を唱え始めた。現在進行

形で進むユーロ崩壊の危機の中、天才の頭の中はやはり判らない。


ヤフーニュース


2011年9月29日、「ユーロの父」ことノーベル経済学賞受賞者ロバート・マンデル氏は、北京情報科技大学で講演し、日中でアジア通貨地域を作るべきと提言した。30日、北京晨報が伝えた。

3兆ドル(約231兆円)という膨大な外貨準備を保有する中国。マンデル氏は米国債ではなく、中国の成長に有利な投資に振り向けるべきだと指摘した。その例としてあげられたのが「原料と農業」。耕地減少が続く中国農業の現状をかんがみ、海外の食糧資源を求めるべきだと主張した。

また今年のデータから見て、人民元は米ドル、ユーロに次ぐ世界第3位の通貨になったと指摘。第4位の日本円と連合すれば、アジア通貨を形成することができ、経済に大きな恩恵をもたらすと主張した。ただしそのための道程は簡単ではないとも付け加えている。(翻訳・編集/KT)